9日に退院してから二日経った。
お腹の傷はまだ完全には治っていない。それ程には痛くないが重い感じは依然として残っている。
いまだにしゃっくりやくしゃみをすると傷の部分がやはりキュッとする感じはある。
昨日、ドレーンが入ってた肝臓近くの傷部分の絆創膏を剥がして見てみた。
既にシャワー等は浴びているが、湯船には入っていなかった。
この傷は縫わずに自然に塞がるのを待つのであるが、完全には塞がらずまだ傷に沿って小さな穴が残っていた。
だが、既にドレーンを抜いて一週間過ぎているし、入浴に関しての医師の指示もなかった。
久しぶりに入浴した。やはりシャワーとは違ってホッとする。傷に関しても問題なかった。
近隣を買い物等で歩いたり運転するなどして動いたが、8・9割程度まで回復しているように感じた。
胃や大腸などの消化器系の手術の場合だと食事が出来なくて回復にはより時間が掛かるのではないかと思う。
それに前回の大腸の時は排便を自分でコントロールできるようになるまでの間やはり時間が掛かった。
突然に便意を感じたり場所と時間が悪くて間に合わない時も何度かあった。
それに比べると今回は食事に関しても問題はなかった。
食欲はあったし、それに早期回復に向けてあえて積極的に食べて歩くように努めた。
それが結果的に現在のように回復の速さにつながった様な気もする。
まだ傷が痛くて歩くのが辛い時ではあったが、今となればあの辛さを乗り越えて頑張った成果が現われたように感じている。
明日、月曜日に退院が決まって、今日は天気の良い日曜日だ。
もう既に身体に付けた器具類等はないし、検査等も無くなった。
気持ち的には病院に居る必要はない。傷口あたりがやはりまだ痛むだけである。
突然にしゃっくりや咳をするとやはり今でも痛い。これが治まるのは大分かかるのだろうか。
これが従来の肝臓がん手術のように逆L型に20~30センチ切る場合を考えると想像するだけで辛そう。
自分はせいぜい5センチの傷でこれだから。
痛みに関しては、特に手術時にかけた強力な麻酔が切れた日が最悪だったと書いたが、それがより大きく長く続くのであろうか。
痛みが強いと暗くネガティブになる。誰にも会いたくないし不機嫌になる。
それでも人間は忘れてしまうものだな。 それで良いんだけれども。
今日は、退院前日ですべきことも特にないから、自由に出かけたくなった。
当初は好きな寄席で落語でも聞きに行こうかと考えたが、天気の良い日曜日で混雑する事を考えて止めた。
その代わりに病院の周りを散策した。
天神様に次の手術の無事をお願いした。池の周りを散歩しながら病院の建物を眺めた。
駅を通り高架下のバイク屋を眺めて歩いた。近くの神社で祭礼があり神輿が出ていた。
この神社でも次の手術の無事をお願いした。
夕方5時近くまで歩いた。
歩きながら思ったのは、頭で考えているほどには、自分の身体は元に戻っていないと言う事だ。
病院を出てすぐにそれは感じた。これはやはりリハビリは必要だなと。
退院後、3週間程度は自宅での療養が必要と診断書に書いてもらうつもりだ。
前回の大腸がん手術もそれ位の期間が必要だった。しかも、今回はその後に次の手術を控えている。
体力を回復して望まねばならない。
もう既に身体に付けた器具類等はないし、検査等も無くなった。
気持ち的には病院に居る必要はない。傷口あたりがやはりまだ痛むだけである。
突然にしゃっくりや咳をするとやはり今でも痛い。これが治まるのは大分かかるのだろうか。
これが従来の肝臓がん手術のように逆L型に20~30センチ切る場合を考えると想像するだけで辛そう。
自分はせいぜい5センチの傷でこれだから。
痛みに関しては、特に手術時にかけた強力な麻酔が切れた日が最悪だったと書いたが、それがより大きく長く続くのであろうか。
痛みが強いと暗くネガティブになる。誰にも会いたくないし不機嫌になる。
それでも人間は忘れてしまうものだな。 それで良いんだけれども。
今日は、退院前日ですべきことも特にないから、自由に出かけたくなった。
当初は好きな寄席で落語でも聞きに行こうかと考えたが、天気の良い日曜日で混雑する事を考えて止めた。
その代わりに病院の周りを散策した。
天神様に次の手術の無事をお願いした。池の周りを散歩しながら病院の建物を眺めた。
駅を通り高架下のバイク屋を眺めて歩いた。近くの神社で祭礼があり神輿が出ていた。
この神社でも次の手術の無事をお願いした。
夕方5時近くまで歩いた。
歩きながら思ったのは、頭で考えているほどには、自分の身体は元に戻っていないと言う事だ。
病院を出てすぐにそれは感じた。これはやはりリハビリは必要だなと。
退院後、3週間程度は自宅での療養が必要と診断書に書いてもらうつもりだ。
前回の大腸がん手術もそれ位の期間が必要だった。しかも、今回はその後に次の手術を控えている。
体力を回復して望まねばならない。
今朝と言うか夜中の三時頃に便通があった。下剤のお陰かそれとも一生懸命歩いたのが良かったのか。
いずれにしてもホッとした。
常に悪い方へ考えてしまう。
手術の影響なのか、それとも他の原因なのか。寝ながら悩んだほどだった。
後で考えれば笑える事であるかもしれないが、楽天家からは程遠い。
午前10時半に教授回診であったが、今日は土曜日でありH医師(助教授)が代理であった。
相変わらずお供を引き連れて担当医師から説明を受け、教授がふむふむと短く答えて回る儀式である。
手術について考えた。
手術は、基本はチームで行うと聞いた。
今回の自分の場合もそうだったのであろうが、一番大事な肝切除を行ったのは誰なのかは判らない。
でも、少なくても家族に切除した肝臓を血だらけの手袋で見せてくれたのはH医師。
それにK医師は腹腔鏡のベテランのようだから当然中心メンバーだったのだろう。
いずれにしろ、比較的難しいとされる肝臓癌手術を予定どおり実施してもらった。
しかも身体の負担の少ない技術で完遂してくれた医師に感謝するばかりだ。
ああ、便秘も解消したし後は傷の回復が早くなればうれしい限り。
今でも、動くと多少は痛い。相変わらず痛み止めの錠剤は飲んでいる。
だが、傷口の痛みは直ぐに解消するだろう。
いずれにしてもホッとした。
常に悪い方へ考えてしまう。
手術の影響なのか、それとも他の原因なのか。寝ながら悩んだほどだった。
後で考えれば笑える事であるかもしれないが、楽天家からは程遠い。
午前10時半に教授回診であったが、今日は土曜日でありH医師(助教授)が代理であった。
相変わらずお供を引き連れて担当医師から説明を受け、教授がふむふむと短く答えて回る儀式である。
手術について考えた。
手術は、基本はチームで行うと聞いた。
今回の自分の場合もそうだったのであろうが、一番大事な肝切除を行ったのは誰なのかは判らない。
でも、少なくても家族に切除した肝臓を血だらけの手袋で見せてくれたのはH医師。
それにK医師は腹腔鏡のベテランのようだから当然中心メンバーだったのだろう。
いずれにしろ、比較的難しいとされる肝臓癌手術を予定どおり実施してもらった。
しかも身体の負担の少ない技術で完遂してくれた医師に感謝するばかりだ。
ああ、便秘も解消したし後は傷の回復が早くなればうれしい限り。
今でも、動くと多少は痛い。相変わらず痛み止めの錠剤は飲んでいる。
だが、傷口の痛みは直ぐに解消するだろう。
今日は6日金曜日 平日だ。
職場の上司に無事に手術が終わった事と退院の見込みを連絡した。
退院したとしても自宅休養と続く肺がんの入院・手術が予定されており、出勤するわけではないが。
9時過ぎにレントゲン検査があった。
未だに傷口の痛みは続いているし、便通もまだない。
3日前から便秘が続いている。歩くなど動いて大腸が動けば解消すると思っているが、傷が痛くてそれ程歩けない。
痛みを我慢してでも動いて、自然に便通があるようにしなければ。
K医師の回診があった。
傷口が痛む事と便通がまだない事以外は自覚症状はないと伝えた。
K医師からは、レントゲンの結果も問題ないし採血検査の結果も良好と言われた。
順調に推移しているので、このまま行ければ日曜若しくは月・火位で退院できると言われた。
職場の先輩が今回も雑誌をもって見舞いに来てくれた。有りがたかった。
H医師とK医師ほかチーム全員の回診があった。
予定通りに治療が進んでいますので、退院は日曜日か月曜日位で如何ですかと言われた。
昨日のような痛みが続いている状態ではそんな思いも沸かないが、今日一日で大分痛みも少なくなった。
それであればと月曜日に退院することにした。
考えていた予定より一週間程度短くなった。それはそれで嬉しい。
但し、これで一山。次の山が間近に迫っている。
今日はこどもの日で祝日だ。天気もいい。・・・・何も言うまい。
午前中10時に背中の硬膜外麻酔の針を抜いてもらった。
これに関しては特に違和感もないし、麻酔を追加して貰えるなら残して欲しい位のものだ。
でも、やはり感染症等のリスクもあるので外すらしい。
尿道カテーテルを看護師に抜いてもらった。嬉しかった。解放された気分だ。
その後シャワーを浴びることができた。これも嬉しかった。サッパリした。元気が出た。
でも、良いことは続かないものだ。午後からはヘソのあたりの傷が痛んだ。
点滴の麻酔が切れている状態であるから痛いのは当たり前なのであろう。
でも、今日の痛みは今回の入院で一番酷かった。
じっとしていてもも痛い。動いたら勿論痛い。そういう時に限って、咳やくしゃみが出そうになる。最悪だ。
カミさんと長女が来てくれたが、話をするどころじゃなかった。
痛みがあると気持ちも落ち混む。 退院の話を考えるどころじゃない。
多分、相当不機嫌な顔をしていたのだろう。
午後4時頃になって、やっと?痛み止めの点滴をして貰った。
しばらくして効いてきたら元気が出てきた。 現金なものだ。
これで、身体に付けられたのは左手の点滴用留置針だけになった。
前回もそうだったが、手術後に一つ一つ外されていくのは嬉しいものだ。普通の身体に戻って行くような気がして元気が出る。
トイレに行けて、シャワーを浴びて。当たり前の普通が嬉しいのだ。
午前中10時に背中の硬膜外麻酔の針を抜いてもらった。
これに関しては特に違和感もないし、麻酔を追加して貰えるなら残して欲しい位のものだ。
でも、やはり感染症等のリスクもあるので外すらしい。
尿道カテーテルを看護師に抜いてもらった。嬉しかった。解放された気分だ。
その後シャワーを浴びることができた。これも嬉しかった。サッパリした。元気が出た。
でも、良いことは続かないものだ。午後からはヘソのあたりの傷が痛んだ。
点滴の麻酔が切れている状態であるから痛いのは当たり前なのであろう。
でも、今日の痛みは今回の入院で一番酷かった。
じっとしていてもも痛い。動いたら勿論痛い。そういう時に限って、咳やくしゃみが出そうになる。最悪だ。
カミさんと長女が来てくれたが、話をするどころじゃなかった。
痛みがあると気持ちも落ち混む。 退院の話を考えるどころじゃない。
多分、相当不機嫌な顔をしていたのだろう。
午後4時頃になって、やっと?痛み止めの点滴をして貰った。
しばらくして効いてきたら元気が出てきた。 現金なものだ。
これで、身体に付けられたのは左手の点滴用留置針だけになった。
前回もそうだったが、手術後に一つ一つ外されていくのは嬉しいものだ。普通の身体に戻って行くような気がして元気が出る。
トイレに行けて、シャワーを浴びて。当たり前の普通が嬉しいのだ。