今日は手術の前日である。採血以外は特に検査らしい検査はない。
麻酔科の医師と手術担当の看護師から説明があったが、以前と特に何も変わりはないい。
食事は今日の夕食までで、明日は食抜きとなる。それに就寝前に下剤を飲むようだ。
これも以前と同じ。
それよりも今日は昼から微熱が続いている。
午前十時に37.7度の熱があり、あれっと思った。
確かに何となく顔も火照っているような気もする。
熱があれば明日の手術が延期になるような場合も想定される事から。何度も測りなおした。
体温計の値が何度も動くので困った。36.6度から最高は37.7度
余りに差ができるので、体温計を変えてもらった。
感染症などの症状があれば勿論中止だが、発熱に関しては他の検査等の結果も含めて医師が決定するらしい。
風邪の症状は出ていないと思われるが、微熱が続く原因が判らない。
午後には除毛もして準備は進んでいる。
予定通り手術へ進んでほしいものだ。
三回目の入院・手術である。
本来は5Fが呼吸器外科の入院フロアであるが、空きがないとかで10Fになった。
どうせ手術後は別の病室になるわけであるが・・・・。
今日は、さっそくに採血、レントゲンの検査があった。
そして午後四時に手術の説明の予定であったが、N医師が緊急の手術が入ったとかで別のK医師が説明してくれた。
診断は「左下葉肺転移疑い」
現段階では肺にできた癌の疑いのある腫瘍が大腸癌が転移したものか、肺の原発性癌なのかは確定していないために
このように呼ぶそうである。
一旦は、胸腔鏡で部分切除するが、その段階で腫瘍を取り出して検査し、転移性癌なのか原発性癌なのかを判断する。
そのため、手術は一時的に保留となる。(この判断は20分程度かかるらしい。)
そして、もしもこれが原発性の肺癌と判断されれば、部分切除ではなく左下葉そのものを切除する手術に変更すると言うものだった。
但し、その場合でも胸腔鏡での手術らしい。
原発性の肺がんの場合「下葉」全体に浸潤している可能性があるため、従来の手術では当然のように実施してきた通りに「下葉」全体の切除となると説明された。
手術の流れとしては、全身麻酔約一時間。胸腔鏡による部分切除の手術に1~2時間。麻酔からの覚醒に約一時間。
概ね3~4時間ぐらいの手術らしい。
これが原発性で「下葉」全体の切除になると、プラス2時間となるようだ。
K医師の話では、自分の肺の腫瘍は大腸癌の転移である可能性が高いと言うことだった。
自分としては初めから転移性癌だと思っていた。
K医師の説明は、飽くまでも可能性としてあるよ、と言う事だろうとは思うが・・・。
それからさまざまな危険性とその発生率、偶発症発生時の対応についての説明がされた。
手術前から手術後に関しては、大まかな流れとしては前回の肝臓の時とそれ程変わる点はないように思えた。
勿論、素人考えであり肝臓と肺は全く別の臓器であるから同じはずはないのだが。
肺の場合、肝臓のように復活しない臓器である。
それに以前より呼吸に影響が出る可能性もあるようだ。
以前にも増して呼吸の訓練が大事になるように思う。
そして、歩いて歩いて、寝てばかりいないようにしなければ。
本来は5Fが呼吸器外科の入院フロアであるが、空きがないとかで10Fになった。
どうせ手術後は別の病室になるわけであるが・・・・。
今日は、さっそくに採血、レントゲンの検査があった。
そして午後四時に手術の説明の予定であったが、N医師が緊急の手術が入ったとかで別のK医師が説明してくれた。
診断は「左下葉肺転移疑い」
現段階では肺にできた癌の疑いのある腫瘍が大腸癌が転移したものか、肺の原発性癌なのかは確定していないために
このように呼ぶそうである。
一旦は、胸腔鏡で部分切除するが、その段階で腫瘍を取り出して検査し、転移性癌なのか原発性癌なのかを判断する。
そのため、手術は一時的に保留となる。(この判断は20分程度かかるらしい。)
そして、もしもこれが原発性の肺癌と判断されれば、部分切除ではなく左下葉そのものを切除する手術に変更すると言うものだった。
但し、その場合でも胸腔鏡での手術らしい。
原発性の肺がんの場合「下葉」全体に浸潤している可能性があるため、従来の手術では当然のように実施してきた通りに「下葉」全体の切除となると説明された。
手術の流れとしては、全身麻酔約一時間。胸腔鏡による部分切除の手術に1~2時間。麻酔からの覚醒に約一時間。
概ね3~4時間ぐらいの手術らしい。
これが原発性で「下葉」全体の切除になると、プラス2時間となるようだ。
K医師の話では、自分の肺の腫瘍は大腸癌の転移である可能性が高いと言うことだった。
自分としては初めから転移性癌だと思っていた。
K医師の説明は、飽くまでも可能性としてあるよ、と言う事だろうとは思うが・・・。
それからさまざまな危険性とその発生率、偶発症発生時の対応についての説明がされた。
手術前から手術後に関しては、大まかな流れとしては前回の肝臓の時とそれ程変わる点はないように思えた。
勿論、素人考えであり肝臓と肺は全く別の臓器であるから同じはずはないのだが。
肺の場合、肝臓のように復活しない臓器である。
それに以前より呼吸に影響が出る可能性もあるようだ。
以前にも増して呼吸の訓練が大事になるように思う。
そして、歩いて歩いて、寝てばかりいないようにしなければ。
6月8日の再入院に向けて呼吸器外科の診察があった。
一週間前にCTを撮っており、その結果を合わせて説明された。
N医師からは、CTの結果、やはり腫瘍は一個だけである。
部分切除を胸腔鏡で実施予定であり、比較的に難しい手術ではないので、安心するようにとの事だった。
部分的に削除するが、呼吸が苦しくなるようなことはないでしょうとも言われた。
モニターに映った肺のCT画像とテキスト文字を見ると、腫瘍の数は一個で16ミリとの表示もあった。
一か月以上前には1センチ程度と言われたが、それよりも多少は大きくなっているような気もする。
N医師は平成9年卒、呼吸器外科の助教授であり質問には丁寧に答えてくれる。
医師から心配ないですよと言われれば、それだけでも嬉しい。
今日は、手術前の残りの検査として、採血、心電図、肺活量の検査も追加された。
肺活量は相変わらず5,400cc程あった。看護師から煽てられて頑張ったような気もする。
この肺活量が手術後どのぐらいになるのであろうか。
肺については、自分では風船のようなイメージを持ったが、医師からはそれよりもスポンジの方が近いかもしれませんと言われた。
なるほど、そういう感じかと思った。
但し、肝臓のようには再生しないようである。
手術時間も1~2時間と短い。 やはり順調にいけばそれほど難しい手術ではないのかもしれない。
いや、それでも肺がんの手術である。 簡単なわけはない。
無事に予定通りに行くことを願うばかりだ。
一週間前にCTを撮っており、その結果を合わせて説明された。
N医師からは、CTの結果、やはり腫瘍は一個だけである。
部分切除を胸腔鏡で実施予定であり、比較的に難しい手術ではないので、安心するようにとの事だった。
部分的に削除するが、呼吸が苦しくなるようなことはないでしょうとも言われた。
モニターに映った肺のCT画像とテキスト文字を見ると、腫瘍の数は一個で16ミリとの表示もあった。
一か月以上前には1センチ程度と言われたが、それよりも多少は大きくなっているような気もする。
N医師は平成9年卒、呼吸器外科の助教授であり質問には丁寧に答えてくれる。
医師から心配ないですよと言われれば、それだけでも嬉しい。
今日は、手術前の残りの検査として、採血、心電図、肺活量の検査も追加された。
肺活量は相変わらず5,400cc程あった。看護師から煽てられて頑張ったような気もする。
この肺活量が手術後どのぐらいになるのであろうか。
肺については、自分では風船のようなイメージを持ったが、医師からはそれよりもスポンジの方が近いかもしれませんと言われた。
なるほど、そういう感じかと思った。
但し、肝臓のようには再生しないようである。
手術時間も1~2時間と短い。 やはり順調にいけばそれほど難しい手術ではないのかもしれない。
いや、それでも肺がんの手術である。 簡単なわけはない。
無事に予定通りに行くことを願うばかりだ。
肝臓の手術後二週間であるが、肝胆膵臓外科H医師の診察があった。
今日の診察は随分時間が遅れた。
当初、四十分遅れとの表示だったが、その後再度三十分待たされた。
緊急の対応か何かがあったのだろう。
H医師は相変わらずニコニコして説明してくれた。
自分としては術後の体調は非常に良い。
痛みもほとんどなくなり、くしゃみをした時に若干の違和感を感じるぐらいで、それでも痛いほどではない。
大腸がんの手術後には抗がん剤の投与があったことだし、今回も何らかの投薬治療があると思って聞いたが、H医師からは、今後の肺の手術が予定されており、その手術が落ち着いてからにしましょうと言われた。
それに大腸の手術を担当したN医師の意見も聞いて総合的に方向性を検討しますとも説明された。
成程、確かに今回の肝臓と肺の腫瘍は元々は大腸がんが転移したものであり、それらを全て勘案しながら決めるというのは合理的な話である。
その点は同じ病院内の治療であるメリットであろう。
次回の肝胆膵臓外科医師の診察は、7月5日火曜日となった。
今日の診察は随分時間が遅れた。
当初、四十分遅れとの表示だったが、その後再度三十分待たされた。
緊急の対応か何かがあったのだろう。
H医師は相変わらずニコニコして説明してくれた。
自分としては術後の体調は非常に良い。
痛みもほとんどなくなり、くしゃみをした時に若干の違和感を感じるぐらいで、それでも痛いほどではない。
大腸がんの手術後には抗がん剤の投与があったことだし、今回も何らかの投薬治療があると思って聞いたが、H医師からは、今後の肺の手術が予定されており、その手術が落ち着いてからにしましょうと言われた。
それに大腸の手術を担当したN医師の意見も聞いて総合的に方向性を検討しますとも説明された。
成程、確かに今回の肝臓と肺の腫瘍は元々は大腸がんが転移したものであり、それらを全て勘案しながら決めるというのは合理的な話である。
その点は同じ病院内の治療であるメリットであろう。
次回の肝胆膵臓外科医師の診察は、7月5日火曜日となった。
次には肺がんの手術が控えている。
当初は肝臓がんの手術後として5月26日入院、30日手術の見込みであった。
しかし、延びに延びて6月8日入院、10日手術となった。
どうせ手術するのであれば、早めにしてほしかった。
今回の肝臓がんの術後が良好だっただけに体調がいいから尚更にそう思った。
肝臓がんは当初3cmが5cmになってしまっていた。先送りしてもいいことはないような気がしている。
今のところ、肺のがんは一個、1cmと聞いている。
24日に再度CTを撮ることになった。
これによって、複数のがんが見つかったりすれば、また変更があるかもしれない。
いずれにしても、よく調べて切ってもらうしかない。
S医師によれば、肺がんの手術は、ほぼ9割で胸腔鏡で手術が行われるらしい。
肝臓がんの腹腔鏡での手術が1割しか行われない事とはだいぶ違う。
S医師の説明を聞いていると、自分の場合は転移性ガンであるが、腫瘍も1個で1cm程度であれば、困難な手術ではないと言う印象を持った。
部分切除する手術で手術時間は1~2時間と説明された。
肺は、右肺と左肺に分かれ、右肺は更に上葉、中葉、下葉の三つに、左肺は上葉、下葉の二つに分かれるらしい。
以前であれば、左肺の下葉を肺葉ごと取ってしまったようであるが、早期のがんの場合等では肺葉の一部分のみを削除する部分削除が行われるとの事。
自分の場合は、左肺の下葉の、更に下部分にガンがある。
これを肺葉ごと削除するのではなく、がんを部分削除するのが今回の手術と説明された。
肺は、肝臓のように臓器自身が復元することはないので、必要最小部分を削除するらしい。
確かに呼吸が苦しくなるようでは困る。かと言って、がんが残ってしまうのはもっと困るのであるが・・・・。
それは医者の判断に任せるしかないであろう。
当初は肝臓がんの手術後として5月26日入院、30日手術の見込みであった。
しかし、延びに延びて6月8日入院、10日手術となった。
どうせ手術するのであれば、早めにしてほしかった。
今回の肝臓がんの術後が良好だっただけに体調がいいから尚更にそう思った。
肝臓がんは当初3cmが5cmになってしまっていた。先送りしてもいいことはないような気がしている。
今のところ、肺のがんは一個、1cmと聞いている。
24日に再度CTを撮ることになった。
これによって、複数のがんが見つかったりすれば、また変更があるかもしれない。
いずれにしても、よく調べて切ってもらうしかない。
S医師によれば、肺がんの手術は、ほぼ9割で胸腔鏡で手術が行われるらしい。
肝臓がんの腹腔鏡での手術が1割しか行われない事とはだいぶ違う。
S医師の説明を聞いていると、自分の場合は転移性ガンであるが、腫瘍も1個で1cm程度であれば、困難な手術ではないと言う印象を持った。
部分切除する手術で手術時間は1~2時間と説明された。
肺は、右肺と左肺に分かれ、右肺は更に上葉、中葉、下葉の三つに、左肺は上葉、下葉の二つに分かれるらしい。
以前であれば、左肺の下葉を肺葉ごと取ってしまったようであるが、早期のがんの場合等では肺葉の一部分のみを削除する部分削除が行われるとの事。
自分の場合は、左肺の下葉の、更に下部分にガンがある。
これを肺葉ごと削除するのではなく、がんを部分削除するのが今回の手術と説明された。
肺は、肝臓のように臓器自身が復元することはないので、必要最小部分を削除するらしい。
確かに呼吸が苦しくなるようでは困る。かと言って、がんが残ってしまうのはもっと困るのであるが・・・・。
それは医者の判断に任せるしかないであろう。