216.5.17 呼吸器外科の診察 | 明日への轍

明日への轍

齢五十を過ぎて、ある日大腸がんが見つかる。
手術から回復したと思った一年後、肝臓と肺へがんが転移。
更に続くがんとの付き合いを記録します。

次には肺がんの手術が控えている。
当初は肝臓がんの手術後として5月26日入院、30日手術の見込みであった。
しかし、延びに延びて6月8日入院、10日手術となった。

どうせ手術するのであれば、早めにしてほしかった。
今回の肝臓がんの術後が良好だっただけに体調がいいから尚更にそう思った。
肝臓がんは当初3cmが5cmになってしまっていた。先送りしてもいいことはないような気がしている。

今のところ、肺のがんは一個、1cmと聞いている。
24日に再度CTを撮ることになった。
これによって、複数のがんが見つかったりすれば、また変更があるかもしれない。
いずれにしても、よく調べて切ってもらうしかない。

S医師によれば、肺がんの手術は、ほぼ9割で胸腔鏡で手術が行われるらしい。
肝臓がんの腹腔鏡での手術が1割しか行われない事とはだいぶ違う。
S医師の説明を聞いていると、自分の場合は転移性ガンであるが、腫瘍も1個で1cm程度であれば、困難な手術ではないと言う印象を持った。
部分切除する手術で手術時間は1~2時間と説明された。

肺は、右肺と左肺に分かれ、右肺は更に上葉、中葉、下葉の三つに、左肺は上葉、下葉の二つに分かれるらしい。
以前であれば、左肺の下葉を肺葉ごと取ってしまったようであるが、早期のがんの場合等では肺葉の一部分のみを削除する部分削除が行われるとの事。

自分の場合は、左肺の下葉の、更に下部分にガンがある。
これを肺葉ごと削除するのではなく、がんを部分削除するのが今回の手術と説明された。
肺は、肝臓のように臓器自身が復元することはないので、必要最小部分を削除するらしい。

確かに呼吸が苦しくなるようでは困る。かと言って、がんが残ってしまうのはもっと困るのであるが・・・・。
それは医者の判断に任せるしかないであろう。