2016.5.11 退院後二日目(まだ傷口は少し痛い) | 明日への轍

明日への轍

齢五十を過ぎて、ある日大腸がんが見つかる。
手術から回復したと思った一年後、肝臓と肺へがんが転移。
更に続くがんとの付き合いを記録します。

9日に退院してから二日経った。

お腹の傷はまだ完全には治っていない。それ程には痛くないが重い感じは依然として残っている。
いまだにしゃっくりやくしゃみをすると傷の部分がやはりキュッとする感じはある。

昨日、ドレーンが入ってた肝臓近くの傷部分の絆創膏を剥がして見てみた。
既にシャワー等は浴びているが、湯船には入っていなかった。
この傷は縫わずに自然に塞がるのを待つのであるが、完全には塞がらずまだ傷に沿って小さな穴が残っていた。
だが、既にドレーンを抜いて一週間過ぎているし、入浴に関しての医師の指示もなかった。

久しぶりに入浴した。やはりシャワーとは違ってホッとする。傷に関しても問題なかった。
近隣を買い物等で歩いたり運転するなどして動いたが、8・9割程度まで回復しているように感じた。

胃や大腸などの消化器系の手術の場合だと食事が出来なくて回復にはより時間が掛かるのではないかと思う。
それに前回の大腸の時は排便を自分でコントロールできるようになるまでの間やはり時間が掛かった。
突然に便意を感じたり場所と時間が悪くて間に合わない時も何度かあった。

それに比べると今回は食事に関しても問題はなかった。
食欲はあったし、それに早期回復に向けてあえて積極的に食べて歩くように努めた。
それが結果的に現在のように回復の速さにつながった様な気もする。
まだ傷が痛くて歩くのが辛い時ではあったが、今となればあの辛さを乗り越えて頑張った成果が現われたように感じている。