こどもの病気・トラブル対処法 -4ページ目

猛毒タコの生息域拡大 海水浴に注意

フグと同じ猛毒をもつヒョウモンダコが、九州の海で見つかりました。

ヒョウモンダコは最大でも体長約10センチと小さく、浅い海の岩礁や、砂と小石が交じる海底に好んで生息しています。
その名の通りヒョウ柄で、薄茶色の地に焦げ茶色のまだら模様があるのが特徴です。
刺激を受けて興奮すると全体がやや赤みを帯びた色になり、まだら模様はリング状の青色に変化します。

 
(画像は楽天市場への商品リンクです)


本来の生息域は熱帯や亜熱帯の海域で、日本では鹿児島県や沖縄県の南西諸島の海が主な生息域とされていました。
しかし過去には大阪湾や兵庫県でも発見されたこともあり、温暖化による生息域の拡大が心配されます。


ヒョウモンダコは小型で自分から人間を襲うようなことはないとされていますが、興味本位で刺激したりすると噛んで毒を注入します。
噛まれると嘔吐やしびれ、けいれんなどの症状が出て、ひどい場合は死亡することもあります。

かまれる際に痛みを感じない場合もあるので注意が必要です。


海水浴中にひょう柄の小さなタコを見かけても、絶対に素手で触らないように気を付けましょう。

また、小さくてかわいらしいので子供は好奇心でついつい触ってしまいがちです。
海水浴に行く前はよく言い聞かせておきましょう。


レジャーや外遊びに出かける前に読んでおきたい一冊
 危険・有毒生物


子供・赤ちゃんの便秘 対処・解消法

【便秘の目安と原因】

便秘のめやす

便秘とは、うんちが毎日でないことではありません。

子供や赤ちゃん(もちろん大人も)によって体質が異なり、2~3日お通じがなくても便秘じゃないこともあれば、逆に毎日出ているのに便秘だという場合もあります。

便秘とは、おなかが張って苦しかったり、排便時に痛みがある場合を言います。
また、排便のときに肛門が切れて痛がるのも便秘だといえるでしょう。

数日排便がないことがあっても、おなかを痛がることがなく、うんちがやわらかくスムーズに出るようであれば便秘ではありません。


便秘の原因

子供や赤ちゃんの腸はまだ未発達で、大人より便秘になりやすいものです。

子供の便秘の主な原因としては、腹筋がないため排便する力が足りない、おっぱいや食事の量が少なくうんちがつくられない、水分が足りずにうんちが固くなってしまう、などがあります。
他にもストレスが原因であったり、排便時に痛みを伴ったため次からうんちを我慢してしまい、慢性的な便秘になってしまう場合もあります。


【便秘の解消法】

便秘のホームケア

食事と運動
軽い便秘の場合は適度な運動と食べ物に気を付けることで解消することがほとんどです。

水分をたくさんとるようにし、食物繊維の多い野菜や根菜、海藻、きのこ類をたくさん食べさせましょう。
乳児の場合は果汁や砂糖水を与えます。


「の」の字マッサージ
手をあたためて、指をそろえて子供のお腹にそっと当て、おへそを中心に「の」の字を書くようにおなかをマッサージしましょう。

腸の流れる方向に刺激するため、おなかに溜まったガスや便が出やすくなります。


浣腸
それでも出ない場合は、綿棒浣腸をします。

綿棒の先をベビーオイルなどに浸して柔らかくし、1cmくらい肛門に入れて直腸を刺激します。
肛門を広げるように綿棒をぐるっと回すのがコツです。

ドラッグストアなどで買えるイチジク浣腸を使うという方法もありますが、市販の浣腸を使うよりは小児科を受診した方がよいでしょう。


便秘の解消法

生活リズム
生活リズムを整え、排便のリズムを作りましょう。
個人差はありますが、食事の後や起床後など、その子なりの排便のタイミングをうまく作ってあげることが大切です。

また、適度に運動して腹筋を鍛えるとともに、おなかを空かせてたくさん食べるようになると便秘が解消されることもあります。


便秘に効く食べ物
普段から便秘がちな子には、特に意識して水分(水やお茶)をこまめに与えましょう。

さつまいもやキャベツ、ブロッコリーなど、食物繊維の多い野菜、りんごやバナナなどの果物、しいたけやしめじなどのキノコ類、こんぶやひじきなどの海藻類、きな粉や納豆などの大豆製品があります。
バランス良く食事に取り入れましょう。

また、消化の良い食事ばかり取っているのも便秘の原因になります。
いろいろな食べ物をバランスよく食べさせるようにしましょう。

どうしても野菜を食べられない場合は、野菜ジュースを飲ませるだけでも解消することもあります。


ストレスの解消
学校など、集団生活の中でうんちをするのが恥ずかしくて我慢してしまい、便秘になってしまうこともあります。

学校でトイレに行くのが恥ずかしい場合は、食事のあとしばらく時間がたたないと排便がない子であれば早起きして朝食を早めに食べる、など、なるべく自宅で排便を済ませられる環境を整えてあげましょう。


便秘の解消におすすめの商品

離乳食前でもOK ヨーグルトや牛乳と混ぜても
 プルーン濃縮エキス
※赤ちゃんに与える場合は湯ざましなどで適宜薄めてください

腸内バランスを整える

カスピ海ヨーグルトを改良した手作りヨーグルトの種菌『ヨーグルトの願い』

頑固な便秘の解消に
 北の大地の天然オリゴ糖


【受診のめやす】

受診のめやす

・一週間以上の便秘が何度も起こる
・いきんでいるのに便が出なくて苦しそう
・排便を嫌がって泣く
・便がかたく、肛門が切れて出血したとき
・嘔吐したり、強い腹痛がある

以上の場合は、診察時間内に受診しましょう。


医師に伝えるポイント

・普段の排便の回数やかたさ
・最後の排便とその便の様態について
・いつごろから普段と違うのか
・機嫌や食欲はどうか
・ほかの症状はあるか


乳児などの場合、便秘が原因で発熱してしまうこともあるようです。
小さな子供は便秘で苦しくても上手く伝えられません。

家庭でのケアで解消しないような頑固な便秘は早めに受診してあげましょう。


最高気温40度!? 熱中症で死亡者相次ぐ 

梅雨明けと同時に急激な猛暑・・・
3連休、夏休みとレジャーの機会も増え、熱中症で救急搬送されるケースが急増しています。

しかも、これからが夏本番。
今年は平年以上の暑さになりそうだとか・・・


熱中症になりやすいのは体力の少ないお年寄りと子供たちです。
また、お年寄りや小さな子供は、熱中症になると重症化して死亡するリスクも高まります。

普段から身体を鍛えている高校球児や大人たちでさえ熱中症になる中、特に小さな子供の熱中症対策は万全にしておきたいですね。
外に出かけるときは帽子をかぶる、赤ちゃんや幼児はチャイルドシートやベビーカーでも日除けをする、水分と塩分を補給する、といったことで熱中症は防げます。

もちろん、子供とのレジャーに付き添う大人たちも過信せずに、子供といっしょに帽子をかぶる、水分をこまめに摂るといった熱中症対策をしておきましょう。

暑さを感じる中で頭痛や吐き気などの症状や体調不良に気付いたら、すぐに涼しいところで身体を休め、水分と塩分を補給しましょう。


【熱中症 受診の目安】

・意識がない
・ぐったりしている
・意識がはっきりせずぼんやりしている
・水分が摂れないほど衰弱している

上記のような症状が見られたら救急車を呼んででもすぐに受診しましょう。
病院に着くまでの間は、出来るだけ身体を冷やしてあげましょう。

軽い熱中症の症状がみられても、水分・塩分の補給と休息で回復すれば受診の必要はありません。
ただし、その後高熱がでるなどした場合は受診した方がよいでしょう。


子供の熱中症対策はこちら
熱中症の症状と応急処置 予防法
赤ちゃんや乳幼児の熱中症


【熱中症の予防・対策グッズ】

1.帽子、日よけを確実に
  
オリジナルの手書きネームが入れられるベビーカーの日よけ
   
母子でお揃い♪人気のスカラハット

2.水分補給はこまめに
    
  

3.塩分補給も忘れずに
  


子供は日焼けでも発熱します
子供の日焼け対処法

暑い季節、紫外線対策はしっかりしてあげましょう。