子供の熱中症対策(1) 症状と応急処置 予防法 | こどもの病気・トラブル対処法

子供の熱中症対策(1) 症状と応急処置 予防法

梅雨が明けたら気を付けたいもの。
紫外線対策に続いては、日射病、熱射病などの熱中症です。

熱中症は一年中起こりうる症状ですが、梅雨明けから初秋頃までが特に危険です。
対処が遅れると死に至る場合もありますので、応急処置の方法などをしっかり押さえておきましょう。

また、熱中症は正しく予防対策をとれば必ず防げます。
子供にも熱中症についてよく言って聞かせ、命の危険を防ぎましょう。


【熱中症の種類 原因と症状】

熱中症とは、気温や湿度が高い中で体温調節がうまくいかず、身体の機能が低下することで起こります。
気温の高い季節に多いですが、湿度や環境によっては冬でも熱中症で死亡する事故が起こることもあります。

特に体温調節機能の未熟な子どもや体力のない高齢者に多い症状なので注意が必要です。

炎天下や暑い場所に長くいる時は、体調の変化に注意し、 少しでも気分が悪くなったり異変を感じたときは涼しい場所や木陰に入る、水分を補給するなど早めに対処することが大切です。

暑いところや外遊び中に子どもが喉の渇きを訴えたら、それは熱中症の初期症状かもしれません。
子どもの様子を伺いながら、適切に対応しましょう。


【熱失神】

症状
運動をやめた直後などに顔色が悪くなり、呼吸が荒くなったり脈が速く、弱くなります。
めまいや気を失うこともあります。

原因
暑さや激しい運動で血管が拡張し、血圧が低下することでおこります。
併せて脱水症状で身体全体の血液の量が減り、脳に血液が行かなくなることが原因と言われています。


【日射病】

症状
直射日光を長い時間浴びることで、めまいや失神を起こします。

原因
日射病が起こる仕組みは、熱失神とほぼ同じです。
暑さによって血管が拡張し、全体の血液量が減ることで脳へ流れる血液が足りなくなることで起こります。


【熱けいれん】

症状
足、腕、 腹部の筋肉に痛みをともなったけいれんがおこります。
炎天下での運動や労働中に、水やお茶でしか水分補給をしなかったときに起こります。

原因
大量の汗をかいた際に、水分と一緒に塩分も身体から失われます。
血液中の塩分濃度が薄まると、この症状が現れます。


【熱疲労】

症状
運動などを始めたばかりなのに汗を異常なほどたくさんかき、脱力感、倦怠感、めまい、頭痛、吐き気などがみられます。
体温は平常か高めで、顔色が悪くなります。
気を失ってしまった時は要注意です。

原因
身体が暑さに慣れないときに激しい運動などをすることで起こります。
いわゆる脱水症状ですが、この状態が進むと熱射病になります。


【熱射病】

症状
体温が40度以上まであがり、意識障害や全身のけいれんなどが起こります。
汗は出ず、皮膚が赤く熱っぽくなります。
この状態が長引くと臓器障害や命の危険があります。

原因
厚着をして運動した時など、汗を上手に発散できなかったときに起こります。
体に熱がこもり脳の体温調節中枢がマヒしてしまいます。


【熱中症の応急手当】

熱中症は初期段階で適切に対応すれば、すぐに治まる場合がほとんどです。
しかし症状が進んでくると、障害を残したり死亡したりする危険があります。

頭痛、吐き気、異常な喉の渇き、動悸が激しい、熱っぽい、身体がだるいなどの異常に気付いたときはすぐに対処しましょう。


意識がしっかりしていて症状がかるいとき

木陰やクーラーの効いた部屋など、涼しい場所に移動して身体を仰向けに寝かせます
貧血を起こしている場合もあるので、枕などで頭を高くしないようにしましょう。

衣服をゆるめ、締め付けがないようにします。
うちわや上着などで風を送ってあげるか、氷や水で濡らしたタオルなどで身体を拭いてあげるなど、出来るだけ身体を冷やしましょう

スポーツドリンクや薄い食塩水などで水分補給をします。
欲しがるだけ飲ませるとよいでしょう。
吐き気を訴えて水分補給が出来ない時はすぐに病院へ連れて行きます。

また、熱けいれんを起こしている時は、けいれんしているところ、特に冷えている部分をマッサージすると良いでしょう。


意識がない、ぐったりしている、朦朧としているとき

すぐに救急車を呼んでください。

それまでは上記と同じように涼しい場所で安静にし、とにかく身体を冷やします
体温を下げるには首、脇の下、足の付け根など太い血管の通っている部分に氷のうをあてるのが効果的です。
可能であれば水分補給もさせてください。

意識がないときは吐いたもので窒息しないよう、身体を横向きに寝かせます。
血流を助けるために足の下にバスタオルなどを入れて足を高くしておきます。
皮膚の血管が収縮するのを防ぐために、手足をマッサージしてあげると良いでしょう。


【熱中症の予防法】

熱中症になりやすい環境

・風邪や下痢などの体調不良
・ケガをしている
・前の日に比べて極端に気温があがった
・気温は低くても湿度が高い(気温20度でも湿度が80%以上あるときは危険です)
・活動場所がアスファルトの上
・しばらく運動をしていない、練習初日など
・ハードな活動が続いているとき

熱中症の予防法

熱中症の予防には、なんといっても水分補給です。
一度にたくさん飲むよりは、少しずつこまめに摂る方が効果的です。

水やお茶よりはイオン飲料など塩分を含んだものが良いでしょう。
運動の合間に塩を舐めるなど、直接塩分を補給するのもオススメです。

また、直射日光は急激に体温を上げてしまいます。
外での活動時は必ず帽子をかぶりましょう。

厚着はなるべく避け、暑い時は通気性のよい服装をしましょう。
冬でも暑いと感じる時は上着を脱ぐなどしましょう。

体調の悪いときや睡眠不足のときは体力がなくなっているので熱中症になりやすいものです。
激しい運動を避けてなるべく安静に過ごしましょう。



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【子供の熱中症】

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