イエローストーン
今日、間欠泉で有名なアメリカの国立公園のイエローストーンでは火事が起きても基本的にはあえて消火活動を行わないということを聞きました。
非常に興味深い話です。
確かに落雷等による森林の自然発火はよく耳にします。
火災により広大な森林が消失したとしても、それは自然界の通常の営み。
古い大木が倒れ、新たな生命が育まれるということは自然循環のサイクルからすればむしろプラスであるということは理解できます。
悠久の自然のうつろいのなかで人為的な一時の作為など無意味であるということでしょう。
森林の自然体系を一つの複合的生命体ととらえたとき、長期的な視野に立って、自然の摂理には逆らわないという方針は懐の深い賢明な方法に思えます。
こんなことを考えながら、今、取り組んでいるSNSの今後について想いをめぐらせました。
東京通信工業株式会社(ソニーの前身)の設立趣意書
SNS「Loopin」の趣意書を作っています。
それに先立って、ソニーの前身の東京通信工業株式会社の設立趣意書を改めて読み直しました。ソニーの創業者である井深大氏が昭和21年に起草したものです。
創立に至るまでの経緯から始まり、設立の目的、経営方針など、当時の様子や意気込みが鮮明に浮かび上がってくるもので、全文をそのまま転載したいような名文ですがそうもいかないので、かいつまんでご紹介します。
そもそもの起こりは、
「・・・寝食ヲ忘レテ努力シタ、技術者数名ヲ中心ニ、真面目ナ実践力ニ富ンデイル約二十名ノ人達ガ、終戦ニ依リ日本測定器ガ解散スルト同時ニ集マッテ、東京通信研究所ト云フ名称デ、通信機器ノ研究製作ヲ開始シタ。
コレハ技術者達ニ技術スル事ニ深イ喜ビヲ感ジ、ソノ社会的使命ヲ自覚シテ思イキリ働ケル安定シタ職場ヲコシラエルノガ第一ノ目的デアッタ。」
そして、
「各人ハ、其ノ規模ガ如何ニ小サクトモ其ノ人的結合ノ緊密サト確固タル技術ヲ持ッテ行バ如何ナル荒波ヲモ押シ切レル自信ヲ持ッテ大キナ希望ヲ以テ出発シタ。」
小規模で始めたところ、需要が各方面からの大きく、
「以上ノ如キ各方面ヨリノ需要ノ増大ハ我々ニ新シイ決意ヲ促シタノデアル。即チ資本ト設備ヲ拡充スル事ノ必要ト意義ヲ痛感シタノデアル。
我々ノ心カラナル試ミガ、カクモ社会ノ宏般ナ層ニ反響ヲ呼ビ起シ、発足ヨリ旬日ヲ経ズシテ新会社設立ノ気運ニ向ッタ事ニ対シ、我々ハ云ヒ知レヌ感動ヲ覚ヘル。ソレハ単ニ我ガ社ノ前途ニ赫々タル発展飛躍ヲ約束スルバカリデナク我々ノ真摯ナル理想ガ再建日本ノ企業ノ在リ方トハカラズモ一致シタ事ニ対スル大ナル喜ビカラデアル。」
このように自分たちの理想と社会からのニーズが一致したことが会社創設の理由と書かれています。
そして、会社創設の目的(8項目)と続くわけですが、特に初めの2項目が印象的です。
一.真面目ナル技術者ノ技能ヲ、最高度ニ発揮セシムベキ自由豁達ニシテ愉快ナル理想工場ノ建設
一.日本再建、文化向上ニ対スル技術面、生産面ヨリノ活発ナル活動
気概の溢れる文章に、明治生まれの、日本を代表する起業家としてのスケールの大きさを感じます。
後に世界の大ソニーへと発展していきそうな志の高さを感じませんか。
SNS 招待制と登録制
これまで当ブログで取り上げてきたSNSがいよいよ明日、スタートする予定です。
「海外に関心のある起業家精神を持った人」のための特化SNSになります。
SNSの名称はLoopin。人の輪を広げるという意味です。LoopとInを合わせた造語です。
このSNSでは、
日本にいては入手が難しい海外の現地情報を交換したり
起業に関するノウハウを話し合ったり
自分のビジネスプランを公開してパートナーを探したり
将来のためのビジネス人脈作りをしたり
海外のマーケット情報を収集したり
利用方法はいろいろです。
もちろん、趣味の話や日常の話などコミュニティに関してもブログに関しても利用の仕方は全く自由で、Mixiなどと同じように利用できます。
「海外に関心のある起業家精神を持った人」が集まっているというだけです。
ひとつ課題があります。
招待制(入会に当たり参加メンバーの招待が必要)にするか、
登録制(入会に当たり参加メンバーの招待が不必要)にするか。
なるべく多くの方に参加して欲しいのですが、参加者が不愉快な思いをしないように、おかしな人が紛れ込まないようにしないといけません。
招待制にするメリット
- 半匿名性が出るため、参加メンバーの質的な面での一定の保証が期待できる。招待してくれた人への手前、あまりにひどい中傷やいやがらせはしないだろうというある程度の心理的な抑制力が期待できる。
- 誰でも入会できるわけではないというところにある種のブランド感が生まれる。いつでも登録して入会できるものではないので、折角、招待されたのだから入っておこうと考えて入会してもらえる可能性がある。
登録制にするメリット
- システム上は、初期段階から参加メンバーの地域的なバラ付きが可能になるため、登録を呼びかける宣伝をする意味が出てくる。
- 真剣に参加したいが参加メンバーに知り合いがいないため入会できない人が出てくる可能性がある。
一方のメリットは他方のデメリットになります。
MixiやGREEなどは招待制を取っています。一方、海外のSNSは登録制が多く、日本の特化SNSにも登録制がよくみられます。
必ずしも一様でないのは一長一短だからということでしょう。
日本でSNSがもてはやされている大きな理由は、SNSならいわゆる掲示板にみられるような「荒らし」がいないだろうという安心感があるからではないかと思います。
このためには入り口で一定のスクリーニングが期待できる招待制のほうがベターです。登録制では入り口での有効なスクリーニングは困難です。
招待制にしたところで、違反行為の監視は必要です。但し大型のSNSの現状を考えると監視自体とても難しいこともわかります。
この点、招待制に軍配が上がります。
地域的な広がりという観点があります。世界各地に種火を撒いてからスタートさせるという考え方です。例えば上海エリアの方、先着何名様は今ならご入会自由です、事務局にご連絡下さい、というやり方です。工夫すれば可能かもしれません。
それでもベターなのは招待制で自然に広がってくれることです。
そもそも登録したい人はいるのかということもあります。わかりません。いないなら登録制を検討する必要もありません。いるのならどういう人なのかということになります。良い人なら参加して欲しい、悪い人なら参加して欲しくないということになりますが、その判定は困難です。
こうしていろいろ考えてみると、どうやら招待制のほうがよさそうに思えます。
SNSをスタートした後で、状況次第で検討してみるのが、「動きながら考える」我々のスタイルのような気がします。
予測市場
「予測市場」というものがあると聞きました。
仮想の「株式市場」を作り、特定の事柄を仮の「株式」に見立て、仮の「株価」を設定し、所定の仮の「軍資金」を与えられた参加者が将来予測に基づいて仮想の「売買」を行うという仕組みです。通常、仮の「株式」なので換金性はなく、ランキングなどを楽しむゲームのようなものですが、リアルマネーで取引されている例もあるそうです。
アメリカでは「Hollywood Stock Exchange」という映画の興行成績などを予測する「予測市場」があります。アカデミー賞受賞作品の予測なども行われ、今年は主要8部門のうち7部門で予想的中となり、かなり高い予測力があることを裏付ける結果になりました。
また「newsfutures」という「予測市場」では、ニュース、経済、スポーツ、エンターテイメントなど様々な分野の事柄について将来予測を行っています。例えば今日の目玉としては、「キューバのカストロ将軍は復権するかどうか?」「テキサスレンジャースはオークランドアスレチックスに勝つかどうか?」「明日のDow Jonesは上昇か、下落か?」などが取り上げられています。もちろん少し前にはワールドカップの予測などもされました。
日本では、インターネット関連事業を手がける「はてな」がこの仕組みを採用したことで有名です。「予測市場」参加者は「はてな」が取り上げそうな新機能、新サービスを予測します。参加者の評価を踏まえて「はてな」がその採用、不採用を最終決定します。採用されれば、その新機能、新サービスの「株式」には「はてな」で発生する工数に応じた「株価」が付き、不採用になれば、その「株価」はゼロになります。このバーチャル空間で使用される「通貨」は換金性もなく、物品にも交換できず、参加者は自分の「通貨」保有高のランキングの上下にゲーム性を感じて楽しむ仕組みです。大手証券会社が運営するバーチャル株式投資に似たゲーム性があります。「はてな」では昨年の郵政民営化選挙に際して「総選挙はてな」と称して政党間の勝敗予測を試験的に行っており、その結果は自民圧勝を予測したものになっています。
参加者は単なる要望として「株式」を購入するのとは違い、「はてな」が採用しそうな「株式」を購入します。参加者が「はてな」と同じベクトルで判断して「投資」するわけです。そこに「はてな」は目を付けました。
企業内に従来であれば留めてあった内部情報、例えば製品の詳細情報やプロジェクト進捗状況のように秘密性も備える情報、をあえて社外に公開して第三者の評価を仰ぐ、そしてそこでは第三者が企業と同じベクトルで評価するという仕掛けがとても斬新です。
「予測市場」の仕組みはアメリカではヒューレット・パッカード、マイクロソフト、フォードなどで、実際に使われているようです。
ABOの企画書にはこれから詰めていかなければならない課題が幾つもあります。
MySpace と Google
本日(8月8日)付けのLos Angeles Timesに、世界最大のSNS「MySpace」に対して、Googleが検索サービスやキーワード広告リンクサービスを今後4年間提供し、Googleから売上げ分配として少なくとも9億ドルが「MySpace」に支払われる、という記事が載っていました。
「MySpace」としては米国内で1ヶ月に5000万人を超える訪問者がいながら広告収入以外の収益モデルがなかったところなので、新しい収入源にもなるこの提携は、今後「MySpace」がSNSをビジネスとして成立させるための大きな一歩になることでしょう。また従来、ユーザーが「MySpace」のサイトから離れる最大の理由はGoogle検索をするためだったというので、「MySpace」内でGoogle検索機能を持つことは「MySpace」自身のサイトとしての魅力をより高めることにもなるでしょう。
一方、Googleとしては、Google系SNSとしては先日取り上げた「Orkut」がありましたが、Yahoo!の「Yahoo! 360°」やMicrosoftの「MSN Spaces」と比べ、SNSへの取り組みが米国内ではやや見劣りする感があったため、世界最大のSNS「MySpace」と組んだのは一発逆転の大技とも感じられます。「MySpace」は2005年のGoogleの検索キーワードとしてトップだったそうです。今後、両者の関係の更なる親密化があるかもしれません。
「MySpace」や「Facebook」、「Friendster」などのSNSがブログ、メイル、写真、動画などのツールを備えてエンターテイメント性を高め、若年層の間で爆発的な広がりをみせるなか、ポータルサイトとしては圧倒的な強さをみせるGoogleもエンターテイメント性を求める若年層の取り込みは必ずしもうまくいっていなかったという話もあります。
日本でもポータルサイトがコンテンツとしてのSNSを重要視しているようです。Yahoo! Japanが「Yahoo! Days」を初めました。楽天には「楽天広場リンクス」があり、ライブドアには「Livedoorフレパ」があります。
日本最大のSNS「mixi」がどこかと提携することもあるのでしょうか。
魅力のあるSNSが注目されています。
「@コスメ」 と 「濃厚豚骨醤油ラーメン真骨頂」
今日、ネットで中国ベンダーを見つけたクライアントの方がいらっしゃるという話を聞きました。新しい流れを感じます。
ところで、少し前になりますが、ネット上でのクチコミを利用したビジネスがあるという日本の番組をみました。
例えば、化粧品クチコミサイトの@cosme。
ネット上で、コスメに関する商品情報を交換したり、クチコミによるランキングを見たり、オリジナル商品の企画に参加したりできるサイトです。
サイト会員からの情報発信という面白さがあります。
このサイトには、これまでのクチコミ件数が約400万件と表示されています。凄い数です。
新商品作りのため、ここのサイト会員の声を聞いて改良を重ねる大手化粧品メーカーもあると番組で紹介されていました。
そして、ヤフーが企画したネットのクチコミによるラーメンプロジェクト。
ネットを通して、タレやスープなどの人気投票を行いオリジナルラーメンを作ろうという企画です。この企画には138万票という、もの凄い数の投票があったそうです。これは現職田中康夫知事が敗れた今回の長野県知事の投票総数を上回る投票数です。
投票結果を受けて完成したカップラーメン「濃厚豚骨醤油ラーメン真骨頂」は予想を大きく上回る売れ行きで、生産が追いつかず一時販売休止になるほどの大ヒットだったそうです。
この企画には発売前に認知度を上げるため、人気ブロガーやラーメン通ブロガーに試食してもらい、それをそれぞれのブログで書いてもらうというユニークな仕掛けもありました。
しかもそれを人気テレビ番組で取り上げるという念入りのダメ押し付きで。
とても良く練れたネット時代のお手本ともいうべき戦略です。
白鳥麗子
前回の続きです。
顧客の明確化の第3ステップは、「ターゲットの人物化」です。
例えば、「三井のリハウス」の白鳥麗子です。
その履歴書を作り、日常生活を考えてみることと書かれてあります。
ここはディーテイルにこだわったほうが良いそうです。
自分が予想しているSNSユーザーの白鳥麗子はこんな感じになります。
家族:地元の地方小都市に両親と妹1人が暮らしてる。
現在:都内の私立大学文系の男子学生。3年生。東京で初めての一人暮らし。東京ってもっと楽しいところかと思ってた。今は、こんなもんかなって感じ。
学校:授業は面白いのだけ出てる。今は「マーケット」とか「国際関係論」とか。あっ、2つだけか。ゼミは「Web進化論」。大学はそれなりに楽しい。それなりに。一緒にバカやれる仲間もいるし。
部活:テニスサークル入ってたけどやめた。なんか違うかなって。どっちかっていうと自分は文化系かな。軽音楽のサークルと、あと起業家サークルにも入ってる。この前、社会人もいる異業種交流会に出てみたけど、ちょっと話についていけなかった。
バイト:いろいろやった。金ないし。コンビニとか、Webデザインとか、いろいろ・・。
海外:大学1ヶ月休んでマレー半島、旅した。バックパック。初めての海外一人旅で人生観変わったかも。一生忘れられない想い出だ。また金たまったらどっか行きたい。
英語:一応NOVAにときどき。あまり上達しないから続かない。やっぱ、金髪の彼女作ったほうが早いかも。いっそ、留学してみっか。
コンピュータ:かなりのヘビーユーザー。オンラインゲームなんかもする。テレビはほとんどみない。ミクシィもやってるし、趣味の音楽系ブログも続けてる。好奇心あるから、面白いものを探すアンテナには自信ある。
将来:就職のこともときどき考える。もう3年生だし。でもまだ先のこと。あんまりピンとこない。まだ3年生だし。普通のサラリーマンにはなりたくない。でも、フリーターはやだな。だったら、自分で会社作るか。どうやって?
毎日:つまんなくはないけど、すごく充実してるってわけでもない。ひまじゃないけど、忙しいっていうほどでもない。合コン以上に何かワクワクするようなものってないかな。
どうやら実際にABOを必要とする人たちとは、かなりのギャップがありそうです。
SNSスタート時はこのような若者を母集団としつつ、次第に自然発生的にその一部がABOに興味を持ってくれる集団になってくれれば良いなと思っています。
ABOもネットのプロジェクトなので、ネットのヘビーユーザーであるこの層にも受けるような仕組み、工夫も検討する必要もあるかもしれません。
予測はできないし、誘導もしません。
とりあえず始めます。お楽しみに。
若き日のホリエモン
ABOを知ってもらい、ABOに意見してもらいたいという想いも込めて、近々SNSを開始する予定です。SNS内では、もちろんABO以外のハナシを自由にしてもらいます。
ABOを本当に必要とする人々と、このSNSに参加してもらえそうな人々は、おそらく完全には一致しません。しかし悲観的でもありません。重なり合う層があるように思うからです。
ここに「中小企業の広告戦略」に関する資料があります。
資源が限られた中小企業が広告するにあたり検討すべきプロセスとして
1. 顧客を明確にする。
2. マーケットシーンを描く。
3. 商品にストーリー力を持たす。
とあります。
ABOを本当に必要とする人々とは、一言で言うと
「世界展開を視野に入れた、あるいは入れたい、世界中の中小企業家」
になるはずです。
近々オープン予定の「海外に関心のある起業家精神を持った人」のための特化SNSに参加してくれそうな人々はどうでしょうか。
この資料によると、顧客の明確化の第1ステップは、「顧客層の絞込み」です。(SNS参加者なので厳密には顧客ではないかもしれませんがこのまま進めます。)
足し算法(肯定法)によると
「国際的志向がある人」
であり
「起業家精神のある人」
であり
「ブログやSNSなど、かなりの時間ネットを利用している人」
である人々
引き算法(否定法)によると
「海外に興味がない人」
でなく
「平凡が一番と思っている人」
でなく
「ブログって何?SNSって何?という人」
でない人々
どちらの方法を取っても同じで、
「海外に飛び出す元気があって、いつかは一旗あげたいという野心のある、ネット世代の若者」
という感じでしょうか。
顧客の明確化の第2ステップは、「ターゲットの一言での置き換え」です。例えば、団塊、DINKSなど。これが最も重要な作業であると書かれています。
これは少々、難しいのですが、行動力があり、IT系のイメージでもあり、と考えると、
「若き日のホリエモン」
という感じでしょうか。
または、ライブドア事件を見て、自分はホリエモンのような過ちはしないでうまくやれるはずと考えている
「進化したホリエモン予備軍」
という感じかもしれません。
それとも、やはりアメブロなので
「藤田晋社長に憧れる青年実業家予備軍」
にしましょうか。
(長いので、第3ステップから次回に続きます。)
mixi と Orkut
実践なくしては語れないと考えて、遅ればせながらこの数週間、日本最大のSNSのmixi(ミクシィ)を実践しています。自分もmixi年齢をどうやら超えているようなので、かなり無理している感を抱きながらではありますが。
そんななか、米国で有名なSNSのOrkutの招待状をもらいました。(意外にもメインユーザーはブラジル人のようです。)Googleのエンジニアが個人的にOrkutのプログラムを開発したそうです。まず登録したところ、現在2400万人の登録者がいると書かれてありました。mixiが500万人というので、規模の大きさに驚かされます。登録目的としてdatingが選べたり、自分のプロフィールに容姿を詳細に記入できるようになっていたり、mixiと比べると、一見したところ出会い系に近いような感じもします。一方でmixiにある「足あと」機能などはなさそうです。当然ですが見た目が全然違いますので、やや勝手が違う感じは否めません。
米語圏最大のSNSのMySpaceも、また違うのでしょう。
大手SNSの出現で、それぞれの国のなかで、またはそれぞれ言語によって、ある程度、標準化されているSNSというものがありそうです。韓国ではサイワールドという巨大SNSがあります。オーストラリアにはG'dayMate!というSNSがあるそうです。
ABOは世界の人々に向けたプロジェクトです。今後、日本語人だけでなく、他言語人のSNS化まで視野に入ることになります。
ユーザーの使い安さを考えると、各国または各言語のなかで最も標準化されたSNSに類似させるのが、好ましいように思います。
SNSユーザーと利用目的
総務省によるSNSの将来予測についてコメントをいただいたので他にも調べてみたところ、やはり総務省では情報通信分野での新事業支援にかなり力をいれているようです。
そのなかで社内向け、顧客向けのビジネスブログ・SNSについての活用事例が取り上げられていました。
「ビジネスブログ及びビジネスSNSの活用事例発表会(平成18年2月28日開催」(総務省)
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/top/business_support/j-frontier/sns_happyou.html
ところで、総務省の「ブログ・SNSの現状分析及び将来予測」(平成17年5月付けなのでやや古いですが)によると、
- SNS利用者は20代後半から30代前半が多く、大学生・大学院生が多い。
確かにそれ以上の年齢になると、仕事や家庭があり物理的に時間が無い、ライフスタイルのなかにネット利用がさほど組み込まれていない、バーチャルなコミュニケーションに抵抗がある、そもそも同年代の知り合いも利用していない、などSNSを始めない理由が容易に思い浮かびます。
- SNS利用者の8割は知り合いとの間のコミュニケーションツールとして利用している。出会いの場や同じ趣味を持つ人とのコミュニティとしての利用は1~2割程度。
例えばmixiなら新しい出会いを求めマイミクを増やすのが楽しみなのかと思っていたので、これは意外でした。知り合いとのコミュニケーションのためということになると、機能に違いがあっても、携帯でメイルするのとさほど変わらない感覚ということでしょうか。1年前の調査ということや調査の質問方法にもよりそうなので、何ともいえませんが興味深いです。
ABOとの関連で考えたとき、ユーザーの一応の想定は必要だと思います。
ビジネスSNSとしての性質を考慮しても、アクティブなユーザーは現実的には若年層からということになるのでしょうか。