ささやかな自分なりの美学ですが、このブログでは、
世間をにぎわせている話題は原則触れていません。
単に安易に旬の話題に飛びついてしまうと、
後々読み返せばものすごくダサいだろうなと・・・
ただそれだけの理由ではあります。
ただ今回のフジテレビのことは触れようと思います。
理由は彼ら彼女らの本心が透けて見えてしまうから。
そして今度こそまともな会社に変わろうとしない限り、
(率直に言えば、この機会に潰れろと思っています。
長年の政界縁故入社が効いて潰れないでしょうが)
性被害だったり、報道被害だったり、形は違えど、
きっとまた被害者を生み続けるだろうと思うからです。
ただ思うですが、多くの日本人には、
「池に落ちた犬を寄ってたかって袋叩きにしたがる」
という嫌な国民性があります。
だから私も醜い池に落ちた犬叩きをしないよう、
以下、自制しながら書いてみようと思います。
番組で泣きながらアナウンサーがコメントしたり、
組合員急増や、社員説明会で怒号が飛び交ったり、
中居正広氏の子どもが書いたような引退声明とか、
いろいろな話題が世間をにぎわせています。
でも率直に書けば、多くのフジテレビ社員の本音は、
高邁な理念や、使命感とはあまり関係なく、
「年収数千万円の今の華やかな地位を失いたくない」
という一言に尽きるのではないかと思っています。
知らない人も今はいるかもしれないので再度書くと、
私はフジテレビによる報道被害者の一人です。

私の本ブログでの報告記事
https://ameblo.jp/azumin827/entry-12161073531.html
あいの会ブログでの報告記事
http://blog.livedoor.jp/i_nokai0708/archives/48618556.html
BPO(放送倫理・番組向上機構)の委員会決定報告ページ
https://www.bpo.gr.jp/?p=8627&meta_key=2016
詳細は↑に書いて、記録を残していますが、
「自転車事故の深刻さを訴えたい」
と言われて、それならとインタビューに応じたら、
「自転車を狙った子どもの当たり屋がいる」
という話を面白おかしく(全然面白くないのですが)
茶化したドラマの前振りに使われる被害を受けました。
BPOに申し出て、被害認定もされたのですが、
その後も時折続いてきたフジテレビの数々のオイタ、
そして今回の騒動をみれば、
「結局あの時から何も変わっていなかったんだな」
というのが率直な感想です。
「女性のプライバシー保護」
を隠蔽の言い訳にやたら強調していた姿勢も、
私を被害者にした時と変わらないなと既視感全開です。
実際、私の大学時代にもいた
「フジテレビに行きたい!!!」
という面々は、私の知っている限りで言っても、
「気が付けば18歳もとうに過ぎて、
今更この年で芸能人なんか目指せないけれども、
やっぱり芸能界に近い華やかな世界で生きたい!」
という価値観の人ばかりだったように思います。
そんなこんなは、多くの人にはきっと既知の話で、
フジテレビの軽はずみさや非常識ぶりに
不快感を抱き続けてきた人たちのマイナス感情が
一気に噴火したのが今回の騒動なのだと感じます。
しかし今回の騒動は長い目で見れば吉報と考えます。
もし今回がなければ、アナウンサーの女性たちは、
今後も人身御供で性消費され続けていたはずだから。
(フジテレビだけの話かどうかも含めて・・・)
今後、それはほぼ完全になくなったわけです。
未来の性犯罪被害者を救うことができた。
吉報と言うしかありません。
結局、大きな被害が出て、誰かが苦しみ、
それがセンセーショナルに騒がれなければ、
何も変わらない悲しい現実はあります。
それは今回も交通犯罪も変わらない。
第三者委員会がどうという話については、
きっと性の献上先には政財界も多いでしょうし、
うやむやな報告書になるだろうと諦観しています。
(Xでゆな先生が書いている↓に全く同感)

ただ未来の性犯罪被害者を減らしたという一点で、
今回の騒動はとても価値があったと考えています。