ただいま17巻を読んでおります。

なかなか巻数が進まない。

すーごい面白いときと、斜めをさらに斜めにして読んでも大丈夫なときとで、差が激しいからだと思う。


ツボにはまると爆笑につぐ爆笑で前に進まないし、面白くないときはパラ読みなので進むというね。

ということは全体的には面白いんだろうなー

巻数が進んでないんだから。


スラムダンクの時にはあっという間に読み進んだなあ。

一発ではまった。

あれは銀魂と違って、ドラマを追ってたからね、その意味でも重心を置いてるところが違うけれど。

銀魂もまあ、ドラマですけれどもね…。

おいしいところは、あんまり描かないんだよなあ。

銀時さんのこととか、絶対出し惜しみしてる気がする。

もしくは考えてないかどっちかだ。

銀時さんの過去なんて、描きようによってはおいしすぎると思うもん。

塾生だった、子供のころの銀時さんなんて垂涎ものでございましょう。役者はそろってるしね、高杉なんて、いいキャラクターだよなあ。。

それとも、もう少しは描かれ始めているの?

週ジャンは読まないのでとんとわかりません。

また読み始めるとなると、早売りジャンプのために夜中に家を抜け出す迷い人のような人生がリスタートされてしまうので少々怖気づいております。だってこえーだろ!この歳でそりゃねーだろ。


さて今回の銀時さんです。

機械の職人さんが、人間を創り出したいという憧れから、人型ロボットをつくりだし、事件に発展した件についての発言。


『くだらねェ。人間が作りてーなら嫁さんつくって毎晩腰振ってりゃいいだろ』


わー

だいれくと。

少年誌も少女漫画並みにストレートになってまいりましたな。


こんな明け透けなところが、銀時さんの人気に繋がっているんだろうな~、あたしは好き。

これを首の後ろとかガリガリ掻きながら、鼻くそでもはじきそうな勢いで口にする銀時さんが大変男らしい。

銀時さんは私の中では総攻めです。

漫画の中でも出てくるんだけど、護られるより護るほうがお得意だそうで。

なんか、誰かに言われていた気がする。

あれ?これ同人バナシだったかな?

いや原作だった気がするな。

お相手として燦然と輝いている(←私の中で)土方十四郎くんも、護るほうがお得意な男ではありますが、銀時さんとの違いは、そこに切なさが生じてしまうところですね。護ろう、護ろう、とすればするほど、悲壮感が漂ってしまうという。しかもボロゾーキンのようになればなるほどお色気が増すという、気の毒なほど受け臭いキャラクターです。


(土方攻めの方がうっかり読まれたらごめんなさい)

(というかブログで書くんじゃねーよという話題でごめんなさい)

(でも誰も読まないと思うのでおもっくそ書きます)


たぶん懐のでかさの違いだと思うのですが、銀時さんの闇は土方さんより深く暗いのであります。

土方さんの闇は、もーすこし分かりやすいんじゃないかな~

とりあえず、17巻までもさもさ読んだ段階では、あの銀時さんを護ってくれるようなオッサンは、まだ登場しておりません。

高杉あたりと過ちがあったら面白いとは思いますが、とりあえずまだいないかな~

わたしとすれば、銀時さんを包み込めるくらいの男は、小銭形ハードボイルド刑事の回に出てきた、盗賊の猫仮面のオッサンくらいです。

あれくらいふてぶてしくて、人くったようなオッチャンじゃなきゃ、あたし銀時さんを安心して任せられない!やだドン引き!(自分に)


銀時さんをあんあん言わせてくれるような、素敵な人が現れるのかどうか…

汚れた目線で銀魂を読み進めてみたいと思います。

いや断言してみたけどさいてーだね~!

もすこし高尚なこと書いたほうがいいとは思うものの、うんこだのホモだの書いてる時点でそろそろ諦めろって話だよね~。








『ああ、いいですよ。ケツの穴もありますから。』


銀時さんのセリフには途方もないコスモを感じます。

これ、まあシチュエーションは置いといたにしても。パツイチやるとかやらないとかの話で出たセリフです。

銀時さん、ケツの穴って。

それ、ソッチ系の知識のあるキャラとして立ってるってことでいいんですか銀時さん。

銀時さん…。


というか、銀魂に不可侵領域は無いのかもしれない。

全体的にうんことシモのみで人情話がすすんでいると思えばいいのか。


うんことハゲに弱い私にとってはてき面である…。






(いやだこんな終わり方)

わらったー


猿飛さっちゃんに押しかけ女房されたときの銀時さんは、すごく興味深いですな!


あの人の恋愛観が、結構これマジ台詞なのかなぁという雰囲気で口にされてて、とりあえず銀土だろうと自分の傾向を踏まえている私にとっては爆笑ものでした。

銀時さんって、口八丁手八丁だし、本心を見せない、掴み所無いセリフをぽんぽん出すキャラだけど、あの場面では、わりと真面目に受けとってもいいかも。というか、その方が断然面白いよね~


銀時『今のうち言っとくけど、オレ束縛するタイプだから!ケッコンしたら奥さんのこと、縛るよ!』


あははは!!


これ、銀さんのいつもの行動とか、性格がわかってくると、余計に面白いよ~!


もちろん漫画的には、さっちゃんのドMに対するネタフリなんだけど、これが銀時さんの結婚観だったらすーごいウケるよ。

対土方さんホモの銀ちゃんもこういう考えなんだとしたら、本当に面白い。爆笑。


銀時『女友達の誘いが断れなかったからとかって理由で合コンも禁止なっ


なんて、紋付はかま姿でギャーギャー関白宣言してる銀ちゃんは青い。楽しい(笑)


いやー、いつもはあんまり興味ないんだけど、銀ちゃんと土方君の新婚生活なら見てみてもいいと思える銀ちゃん台詞でした。

あのプライドの高い、一途な短気メンの土方君と恋をしたとしても、銀ちゃんはこれを言うんでしょうかねえ。


ばかばかしいけど、考えるとワラエル(笑)






結局1巻~33巻一まとめで大人買いしました、銀魂。

だって続きが読めるのに読まない手はないじゃないのさ…。


適当にオークションで落としたので手元に無いため、いまはアニメの銀魂を見ているのですが、すごいね~、やりたい放題だねこのアニメ。たぶん原作が結構やりたい放題なんだろうな。

というかジブリの著作権との小難しい交渉はオッケーだったの?

そこかしこに点在する作者さんのジブリっぷりが、アニメでも普通に生きてるわけですが、音楽とかまでオッケーなの?いやすごいね、銀魂。

これが集英社の力なのでしょうか。大人の諸事情に小娘はアホ面でyoutube眺めるばかりです。


久しぶりのオタク感に感無量。

いや~あったなー、こういうアニメ漬け!みたいな時期。

昔と違うのは歳くったって部分だけだよねー、それ以外なんも変わってない気がする。

とくにホモ関連はぜんぜん変わってない。

もう断言するのに躊躇を感じないところが一番歳くったわ。


銀魂のすごいところは、そのギャグの守備範囲がわりあいオタク向けでいて、なおかつスタンダードな層にもわかりやすいとこです。

その意味では全体的に、色んなトコでのさじ加減がものすごいクールです。

頭いい人なんだろな、空知さんという方は。


あと設定の行間というか、漫画の隙というか、いわゆる妄想可能な設定が、それこそ所狭しとひしめき合っているところも凄いです。これはホモ目線で見ての話だけど。

ほんとネタフリだよ。週ジャンホモ好きにはてき面だよ、食いつかない人、いないんじゃないかなあ。遊ばれてる気さえするもんね。

だって本筋以外に、学生設定ものと、ホスト設定ものまで存在するんだぜ。原作がらみでだぜ。

何でも出来るじゃん。

なにこのホモ関連へのサービスのよさは…。

まあ別にホモサービスとして行き届いてるんじゃないんでしょうけれど、それにしたってしかし。

スタッフはじめ、みなさん、本当にご苦労様です。


そんなのーがきは正直どうでもいいのですが、とりあえず主役の銀時さんには普通にときめきました。


いるよね、ああいう可愛いとかっこいいの中途半端なミックス加減で、ちょっとミステリアスな2枚目半がストライクど真ん中なのよねって人。

はい、私も漏れなくそのひとりです。

はやく全巻来ないかなー








土方さんは、まあ大体予想とおりでした。かわええお人でした。


あと、あの銀時さんという人とは、どういう関わり方をしていくのかなーと思って話の筋をざっと斜め読みしてみたのですが、13巻まで読んでまったく筋を見つけることが出来ませんでした。


なんていうんだろう?

NARUTOのような漫画太郎のようなイナチューのような江口寿史のような――

なんか、そんな感じの漫画でした。

ところどころのギャグがすごくツボで、肩の震えをおさえるのに必死でした。しっかり読んだら爆笑する箇所がたくさんあるんだろうと思います。ネームのテンポがすごく良くて、絵がとても丁寧で、作者さんのこだわりと、シャイさが伝わってくるような漫画で、読んでいてすーごく気持ちがよかったです。

単行本のおまけページも、すごい好みでした。

まじめで一生懸命で、シャイすぎる人なんだろな~~~!!!と微笑ましくなったよ本当に。

なんかもう、人柄に惹かれて買ってもいいと思えた。

(それもどうかと思う)

もちろん作品も気に入りました。


うーん。

買おうかなあ。


そうそう、本屋をぶらぶらしていたら、銀魂のアンソロジーがあったので手にとってみました。

なんかもうね、久しぶりすぎて目がチカチカしちゃったねコレがまた。


CPとか、設定別で出版されていたりとかね。趣味色の濃さに、まじまじと表紙を見つめてしまいました。

いやー、オッサンとんと週ジャン系から離れてたからさー

蝶よ花よホモよガチよのファンタジアには目が眩むわけですよ。一瞬ひるんだもんね。

まあ、こちらもパラパラっと斜め読みして、銀さんと土方さんは上でも下でもとにかく主流らしい、ということだけ踏まえて棚に戻しました。(そのときには当方すでにぐったりとしておりました)


でも、銀魂の土方さんは、作者さんが土方歳三にとても思い入れのある方らしく、歴史上の土方さんの胸きゅんポイントを外していないようです。


だからなのか、対近藤さんホモの場合なんかは特になのですが、一途で男らしく、腹をくくっているんだけれどもそれを億尾にも出さず、鉄面皮の仮面をかぶった、実は母性の人。みたいな土方キャラを書かれている同人作家さんがいて、おー、歴史の歳三さん像とあってるあってるー、なんて違う部分で感心したりしてました。


どうしようかな、と迷って、けっきょく原作を購入してこなかったのですが、5月のSCCを久しぶりに覗いてこようと思っているので、それまでには通しで読んでみようかなあ。


それにしても、節目節目で漫画を大量に処分している割に、漫画って増えますね。


うーん…


いい漫画たくさん持っていたのに…


あれみんなかーちゃんが捨てたんだろうな…くそう。





漫画の銀魂ですが、土方十四郎という、土方歳三がキャラ元になっているであろう登場人物の顔を見て思ったのが


この人は受けキャラという奴ではないのかなー


でした。


史実の土方歳三さんが、その手の世界観で行くと完全に受けキャラなのも手伝ったのだと思いますが、漫画「銀魂」の土方さんも、顔つきからしてすでにその手のご面相だと思った次第なのであります。


ただ、漫画の筋を知らないため、どんな設定なのかとか、周囲のキャラがどうなのかが分からないので、ただ単に勘のようなものとしか言えないのですが、あのクールな目つきと、わりとスットコドッコイなんだけど、男の美学的なものを大事にしそうな雰囲気と、意地っ張りで鈍感、でもお仕事はデキル。みたいな、ね。


なんか、そういうキャラとして扱われていそうだなあ、というご面相なわけです。

銀魂の、土方さんが。

言ってみれば、ツンデレ受けキャラみたいなね。


読んでないので分からないけれど、この人が本当に作品中で受けキャラだったら爆笑だなあ。

それと同時に、キャラ先行漫画でなければいいなあという、おかしな危惧もするわけです。

るろうに剣心という、その昔やはりジャンプで流行った作品があったのですが、これも今から考えると幕末ものだったような気がします。斉藤一がそのまんまの名前で出演していたものね。当時、わけのわからなかった彼の「副長ォォォ!」という台詞の意味が、今なら分かります。

あの作品も、本当にキャラの立った漫画だったのですけれど、ストーリー構成にいつも歯がゆさを感じてしまって、それがまた、キャラクター自体が毎回おいしいものですから、よけいに際立って歯がゆくて、歯がゆくて×∞……。


それがつらくて、読むのを止めてしまった漫画でありました。


その後、あの週刊誌には、ぱっと見は面白いけれど底が透けて見えるような漫画が林立したような気がして、少し足が遠のいてしまいました。

もしかしたら、私自身がその週刊誌の目指すところと違ってきただけだったのかもしれませんけれど、それでも、手塚作品を読むと、その普遍性に打ち震えたりもさせられているので、やっぱり、いい作品はどんな時期にも耐えうるものなんじゃないかなあとも思います。


話がずれましたが、ざっと見渡した感じで、銀魂は面白いキャラクターが揃っているようでした。

いま、新撰組に興味を持っているので、そこはやはり食指が動くのですが、キャラ死にしてない漫画だったら良いなあと、ぼんやり思っています。


とりあえず、あの土方さんは、受けなんじゃないのかなあ…。



うーん。。。



わかんないけど、ぱぱーっと見た感じでは銀ちゃんという人か、沖田くんという人が相手なんじゃないかな、と思っています。

コミケにでもいってみようかなー、久しぶりに。何を目的にというのでなく、ぼーんやり物色して会場を歩くのが、割と好きです。コミケ。







追記


いま、youtubeにあがっていた、「銀魂」WJ人気キャラ投票のMADを見ておりましたら、たぶん主役(と思われる)銀ちゃんという人が、一位をとっておりました。


わー、ジャンプで主役が一位…!


ということは面白いのかもしれない、と思いました。

ジャンプ漫画で主役以外が一位の場合、肩透かし漫画も多いと踏んでいる。


よし、今度読もう。

じつは白状すると、銀魂だけは、読んだらはまりそうな気がして今まで故意に読まなかった漫画なのでした。まる。





終Ⅱ


手塚治虫作品をどんどん読破しておりましたが、入手できないものが多すぎて、図書館にひた走ったりしておりました。


図書館はいい。

しかし生殺しも多い。

近隣の図書館に蔵書してあるものが検索機に表示されるのですが、田舎なので、「近隣」は文字とおりの「近隣」じゃないので、すぐに駆けつけられないわけです。

しかも私自身がトンデモ階級の道音痴と来ています。

そんな私のようなションボリーヌのために、お取り寄せ依頼というシステムもあるのですが、読みたいときが読み時のわたしにとっては、


無いなら、次!


という勢いで、即、次、読。


何しろ読みたい作品なら後を絶ちませんから、片っ端から読み進めていたのですが、ここで私の悪い癖が出ました。

気になることがあると、すぐ寄り道するのです。

何を勉強するにも、読み物をするにもそうなのですが、途中で何かの単語でも、人物でも、エピソードでも引っかかることがあると、すぐにそちらを調べ出してしまいます。なので、ひとつのものを終わらせることがなかなか出来ず、中途半端にリンクされた枝葉のような知識が積み重ねられていく結果になるわけです。


今回もそんなことになりました。


いま、なんと「銀魂」という、少年ジャンプに掲載されている(のだろうか?)漫画にたどり着きました。

手塚漫画からなぜ!


手塚治虫の「新撰組」

手塚治虫の「陽だまりの樹」

手塚治虫の「シュマリ」

土方歳三

土方歳三の色々

新撰組の小説、歴史、文献

沖田総司

沖田総司と土方歳三の映像

youtubeで引っかかりまくる「土方」と「沖田」

なんだこりゃ…

「銀魂」の「土方十四郎」と「沖田総吾」だった。




というわけです。


手元には、図書館から借りてきた新撰組の小説、歴史文献本が山とあります。

読んでる途中で気になることがあると、片っ端からパソコン片手に調べる癖が、銀魂という作品にまで広がったようです。

ほかに、渡辺多恵子先生の「風光る」なんかもヒットしましたが、youtubeでヒットするのは男同士のホニャララが主立っている、「銀魂」のほうでした。


なんかもー、どこまでいってもホモ臭のついて回る自分にびっくりする。

これ、サダメなのかしら。

仕事にしちゃおうかなって、いつも思わされるよ。本当に。



銀魂も、時間があったら読んでみたいと思います。

でもまずは土方歳三さんと沖田総司さんからね。


あれ?


おかしいな、手塚漫画を漁っていたはずなのに…。





まいっか。






すごいものを観てしまいました…。
顔が固まりますなあ。




衝撃のパラパラBJ先生なわけですが、体格がとっても黒男さんなだけに衝撃&衝撃。
ツートンヘアーがガンガン踊っていらっさる。。。


アトムさんウランさんもいらっしゃるので、手塚先生関連イベントなんだと思いますが、こうも激しくシェイクされると感慨深いものがあります。


うーん
あの髪型が立体になるとああなるのか…。
というかロックも見たい、ロックも。
(ロックファン)





スペード第6話 『海賊の腕』


うまい。

もうこの話は、本当に手塚先生の、コマ運びのテンポのよさ、無駄なく、効果的な演出、ある程度の強引さを、なんとなく読者に納得させてしまうだけのストーリー力、色んなものを感じます。

実際、子供のころに読んだこの作品は印象的でした。

「義手」というモチーフや、そのビジュアルから来る衝撃だけでも強烈なものだったけど、このお話の主人公、イッチンの心を追っていくその仕方が、本当に素晴らしかったのです。


でも多分、大人になってから読んだ今のほうが、涙が止まらないなあ…。


それくらい美しい話。わたしにとって。

なんど読んでも泣いてしまうんだー

泣かされちゃうんだよなー、手塚先生に。

構成自体はシンプルなんだけどね、でも、それがやけにリアルなんだなあ…。


好みはあっても、わりあい客観的に物事を見る癖のある私にとって、この「海賊の腕」は、漫画家としての手塚先生の腕にうなってしまうし、それ以上に、手塚先生の、人間という弱いけれど美しい生き物への力強い賛歌、それを表現しようという、その思いの強さに脱帽してしまうにです。

ってか、ただの感想文でなにをエラソーに、とは自分でも思うんだけど、でも…


すごいよね!!手塚先生って本当に!!


もう二度と先生の作品が読めないだなんて、なんて残念なんだろう…。


それでも、先生が生涯をかけて、これだけたくさんの作品を世の中に送り出してくださったことに、感謝して止みません。



まずい。

この作品が好きすぎて話ズレた。



この作品では、ブラックジャック先生はエッセンス程度のご出演です。

もちろん、それ無しには物語が進行しない、大切なネタ明かしの張本人ではあるんだけれど!


イッチンの義手を、どうして人間の手とかけ離れた形のものにしたのかなぁと、最初は疑問になるけれど、今回の先生は、手を失って、人生に絶望しかける少年を立ち直らせるための義手を作ったんだよねー。

それはもっと言えば、人生にとって本当に大切なのは、「手」そのものではなく、その後ろに隠れたさまざまなものなのだと、イッチンに教えてくれるきっかけになったのかもしれないね。

人気者だったイッチンが、義手になったのをきっかけに仲間はずれになり、義手という名の友達の励ましを受けて、必死に自分を取り戻していくこの作品の、感動的な結末には、涙をこぼさずにはいられません。


ブラックジャック先生もいいとこありますにゃ!


でもお金は請求するみたいだけどね。

まあ、あの調子だと、いつ気まぐれをおこして「10円に負けてやる」なんて言い出すか分からないけれど!(笑)





◎好き度★★★★★

◎報酬 700~800万円(社会人になってから払って貰うらしい)

◎これまでのブラックジャック情報

・お友達に手塚先生登場。お電話したり行き来したりする仲。

・先生には、腕を切断して立ち直った過去があることが判明。

・イッチンの前に現れた先生、白のベストをご着用。珍しい~。

・自宅のイスが果てしなくボロい。


 

スペード第5話 『人間鳥』


このお話の時には、ブラックジャックの連載が決定したんじゃないかなーと思わせる伏線が張られ始めますなー。

ただただ謎の外科医だったブラックジャック先生に、過去の肉付けがされていく訳であります。

お顔の傷とかね。過去を詮索されることを極端に嫌がる先生とかね。母親への意味深長な想いとかね。


謎が謎を呼んでいた天才外科医に、はじめてスポットライトが当るお話と言ってもいいと思います。

手塚先生はブラックジャック先生の設定を煮詰めるのに時間を費やして、もしやお話の筋を考える時間が相当なかったのではないのかしらんと思わせるほど、この「人間鳥」というお話は、いままでの4作とは違って、ずいぶんと突拍子のないというか、辻褄が大変なことに!というか、リアルな世界を描いていたブラックジャックという作品にしては、えらいことファンタジック過ぎやしませんか先生…、という内容になっています。


だって人間を鳥さんに改造して、山に帰らせちゃうんだぜ…。


もうすでに病気だとか手術だとかの範疇越えてねーかコレ…。


動物ものは、手塚先生の得意分野ではあるけれど、いかんせんお話の筋が強引で、とにかくブラックジャック先生という人の伏線張りだけの用を成しているよーに、あたしは感じてしまうんだなー。ひねくれてるのかなあ。


それでも手塚漫画のキラキラした真髄はそこかしこに見られるのであります。

足の悪い少女、イカルちゃんが言うわけです。


『人間ってつめたいのよ、そしてとっても不自由だわ』


イカルちゃんのこの言葉は、手塚漫画のなかに脈々と流れる人間観を、ちらりと垣間見せておりますニャ。

それでも手塚漫画は愛なんだよなあ。

なんだろう。すごいなあ、手塚先生って…。


火の鳥の復活編でも、レオナは人間になるよりロボットになることを望むんだよね。

人間が、人間から見た「人間」という枠を外れる時、もしくは外れたと感じる時、人ははじめて、人間という生き物を客観視するのかしらね…。


手塚漫画はあーんなに可愛らしい絵柄なのに、描いてるテーマは毎回ヘビィだと思うのですがどうでしょう。

ってだれに聞いているのか。


ストーリィとしては今までの映画タッチな雰囲気や構図があまり見られないけれど、とにかくブラックジャックが連載されますよ!ってんで設定を煮詰めてる感じがもうもうと漂っている物語です。車椅子の先生の影がちらりとお目見えしますです。

あと、イカルちゃんが美人さん。



◎好き度 ★☆☆☆☆

◎報酬 お母さんに似ていたので無料らしい

◎これまでのブラックジャック先生

・先生はイカルさんをストーカーしてたのでしょうか。

・少年時代が初登場。車椅子に両足ギプス。

・過去を聞かれてキレまくる先生。

・オープンカーをご利用。

・母親への強い思慕があるご様子。