ノート講座、お仕事サロンを運営しています。愛媛県松山市在住。東京、愛媛、オンラインで活動中。夫と娘の3人家族。本、ノート生活好き♡
長くなっちゃったので今回で
旅ブログも一旦終わりにします～！
こちらの続きです♡
私はこの旅で、生まれて初めて、
心が折れる音を聞きました。笑
本当にポキっと音がした。
あ、折れた。
と思った瞬間、周りの声も消えて無になった。
国の重要文化財である祖谷のかずら橋。ジオラマみたい！
エメラルドグリーンの川が本当に美しかった♡
この橋、有料なんです。笑笑
大人は550円。
だから、一方通行なんですね。
引き返すかどうかはかなり最初に決めなければ、もう戻れません。
今回、娘もここを渡ることにしました。
でも、数歩で娘が半泣きになりました。
(私もガクブルですが・・・笑)
だって、
この隙間！
子どもの足は入っちゃいそうです。
おまけにめちゃくちゃ揺れるし、
かずらという植物でできているので、ミシミシ音が鳴るのが、さらに恐怖を煽る。
エメラルドグリーンの川に吸い込まれそうな感覚になる。
1人だったら足元一切見ずに、
さっさと渡ったと思うんです。
でも、半泣きの娘が後ろから着いてくるから合わせないといけない。
娘の足元も見ないと怖い。
ここを娘のペースに合わせて渡りきるのか…
娘が途中で座り込んだら、
この子を抱っこして渡るのは無理だ…
ちなみに夫も無理・・・笑
あの人一度引き返して、他のおば様たちをなぜか先に行かせてたし。
なんなの？一体！！！
昔、奈良の谷瀬の吊り橋に行った時も、
私が必死で渡っているときにふと振り返ると、
夫は一歩も来てなかったことがあった…笑笑
※谷瀬の吊り橋は動画が見られるはずなので、
ぜひ検索して見てみてください。笑
あれこれ思考が湧いてきて
娘と渡りきる自信がなくなったとき、
ポキっと音がして気が遠くなるのを感じた。
あ、折れた。
生まれて初めての心が折れる音です。
心が折れそうな出来事はたくさんあるけれど
私は今まで折れたことがなかったんだなと気づきました。笑
心が折れると気が遠くなって身体が動かない。
何も聞こえない。
ほんの一瞬だけどそんな感覚になった。
でも次の瞬間に思ったのです。
娘に聞いてみよう！
｢行く？戻る？｣って。
そうしたら、｢行く！｣って。
めちゃくちゃ力強い言葉だった。
あ、この子決めたんだな！って思った。
その瞬間怖くなくなったんです。
本当に。
私が怖かったのは
橋の向こう側まで娘を
私が連れていかないといけない！と思っていたから生まれたものでした。
だけど、そもそも一緒に歩くしかなかった。
その娘が行くって言ってるんだから、
ただ一緒に歩けばよかっただけだった。
親子って特にありませんか？
私がしてあげないと、
私がこのこの分もなんとかしてあげないと、
安心させてあげないと、
怖さを取り除いてあげないと。
全部できないし、分からないわ。
そこからは一緒には歩くけど
私の感じたことを優先したんです。
川きれいだな～。
これ作ろうと思ったのすごいよな！
敵が来たらこの橋を切ろうと思ってたって
昔はもっと脆かったんだろうな。
みんなよく渡るよな～。
って思っているうちにすっかり平気になって
気づけば半分が過ぎていました。
娘は相変わらずのへっぴり腰だったけど、
｢半分すぎたよー｣って言うと、
｢わかった。行けそう！｣って余裕が出てきました。
そして、渡りきった先で、
やり切った娘の顔を見たら涙出てきちゃって
思わずHUG～～～！
この旅一番の思い出です。
その頃夫は遥か向こうの方を、
のんびりのんびり歩いていたので
迷うことなく置いていきました。笑
家族旅行＝大変なもの
って今まで私は思っていて、
いっつもどこかでイライラしていたんです。笑
私がちゃんとしないと！
子どもに楽しい思い出を残さないと！
って、ワーワー思考がうるさかったんでしょうね。
家族だとしても、他人の気持ちのお世話をするのはやめよう。
そう決めた。
今回の家族旅行では、
夫も娘も勝手にそれぞれ楽しめるんだな、
夫と娘がいる分だけ経験が増えるんだなということを実感して、
家族旅行って家族の分だけ面白くなるものなんだな～ってやっと思いました。
どんどん出かけよう！
新しい経験をしよう！と思った。
もう吊り橋はいいけど。。
旅ブログはここで終わりなんだけど、
結婚10年目にしてやっと、
夫が旅行に対して消極的というか、いちいち反対してくる理由が分かったので、
また近いうちに書きますね。
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《500名超え》