![ピンク薔薇](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/198.png)
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仕事をしていると、
「価値ある仕事をしないと!」と感じることは
よくあると思う。
とっても正常な気持ち。
私はアパレル会社員だったころ、
売上を上げてなんぼだと思っていた。
予算を達成しないと
いらない人間になると思っていた。
とにかく、一にも二にも数字だった。
最初に店長になったお店は、
タイミング的にもすごく運が良くて
右肩上がりの成長真っ只中でした。
だから、予算を大幅に更新できたし、
それで「私の価値」を感じていたんです。
次に異動になったお店は
その地域の中核店舗で
社長いわく「ドル箱店舗」。笑
どんどんお客様がやってきて、
どんどん売れていく・・・そんなお店。
だから、ますます、売上=私の価値になった。
そして次のお店は初めての新店。
そこで私はコケた。
盛大にコケた。
ぜんっぜん予算を達成できなかった。
1年後にはついに会社が動き出して、
大規模改装までされることになってしまった。
それで売上は上がったんだけど、
私の価値はだだ下がりした…と思っていた。
終わったと思った。
価値が下がった私は
毎日仕事に行くのが辛かった。
上司に会うのが心苦しかった。
研修で本社に行った時は
社長や部長に合わせる顔がなかった。
売上を上げることだけが、私の価値だと当たり前に思っていた。
もちろん、売上をあげるのも大事な仕事です。
そこは切り離しちゃいけないと思う。
だけど、それだけが仕事ではないし、
ましてや数字だけで私の価値は決まらないのも事実だったのです。
予算を達成しなくても、
怒られたり責められたりする会社ではなく
ちゃんと一緒になって考えてくれる上司しかいなかったのだから。
でも、当時24.5歳だった私には見えなかった。
売上を上げることだけが役に立つことで、
役に立たない人間はダメだと思っていたのです。
改装の後、売上を巻き返してきたところで
結婚することになり退社した。
やりきった感は正直なかった。
そのあと会社を辞めて10年が経って、
私が立ち上げに関わったお店は今でも同じ場所にある。
オープン当時は人員不足で
毎日残業しながら休みも買い取りながら
お店に立った。
新しいスタッフにも仕事を教えた。
その仕事はちゃんと役に立っていたんだなと
今でも存続している会社やその店舗の存在を見ることである日感じられたのです。
当時は自分のことを役に立たないと思っていたのに、今では役に立っていたなと思える。
そういうことが人生ではたくさんある。
私がそこにちゃんといたこと。
これが私の価値です。
今ならそう思える。
「私」の価値がどうしても見いだせないときは
今なにかの役に立っているかどうかを見るのではなくて
今置かれている場所にちゃんと存在していることを価値としよう。
そう思えなくても間違いなくそうだから。
半信半疑でいい。
後からちゃんと分かるから。
今でも家事は苦手だし、
夫が朝の家事はやってくれているしで、
常識で見ると妻としての価値は疑わしいところ。笑
でも、夫は私と夫婦を続けていくことを今のところ望んでくれているし、
けっこう仲良くやっていると思う。
それは夫の懐の深さもあるけれど、
私がただここにちゃんと存在しているからなのだ。
ちゃんと今の場所に存在するだけでいいし、
そしていちいち「価値があるのだろうか?」なんて考えなくていい。
「私」の価値が見いだせなくなったら
思い出して欲しいな♡
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