もう2週間以上も前のことになっちゃいますが...
友人の結婚式に出席するため、はるばるオレゴン州まで行ってきました。
なんせ行き当たりばったりの旅生活なので、オレゴンへの行き方をギリギリまで決められず、直前までそのことがストレスになっていました。
まわれ右してRVで西海岸まで戻るべきか?
どこかにRVを置いて飛行機で行くなら、どこから飛ぶか?
結局、式の1週間前というギリギリになって、飛行機のチケットを購入。
私たちが選んだ出発地点は、バーモント州のバーリントンです。
出発の2~3日前にバーリントン入りして、RVの保管場所を探そうということになりました。
バーモント州は、見渡すかぎり森林と山ばかり。
「グリーンマウンテン」というニックネームをもつ州です。
名産物はズバリ、メープルシロップ!
なーんだ、それを知ってたら、何もかもが割高なカナダで無理に買うことなかった...
カナダを出たその日にバーリントンに入り、早速RVパーク探し。
途中で大きな湖(もしかしたら川かも?)を渡ります。
バーリントン郊外に、オレゴン旅行中もRVを保管してもらえる落ち着いた雰囲気のRVパークを見つけることができました。
すぐ近くにある森には湖に沿ってトレイルもあって、私たちにとっては天国!
オレゴンには1週間くらい滞在してきました。
式の3日ほど前から、結婚する友人の家族や友人も続々と現地入りし、久々に見る懐かしい顔ぶれにどれだけホッとしたことか!
久しぶりの西海岸というのもかなり嬉しかったし。
式が終わるまで、連日楽しく過ごすことができました!
オレゴンからバーモントに戻ったら(これがまた長旅でぐったり)、北東部はすっかり秋もよう。
飛行機から見える森の木々にも、うっすらと紅葉が始まっていました。
まだ暖かいうちに先を急がなくては。
バーモントの州都モントピリア。
とってもチャーミングな町です!
先の尖った教会が多いことに気づきました。
ユニークで古めかしい建物が多い。
こういう重厚感のある建物、好きです。
州会議事堂。
何もこんな目が眩むようなビカビカにしなくても...(^^;;
モントピリアは全米でも一番小さい州都だそうです。
本当に小さくて、でも雰囲気のいい素敵な町でした。
これはもう「ちょっと住んでみたい街ランキング」にランク入り決定!
そんなランキングあったのかって?いや、今作りました。(^-^)
でもバーモント、気に入ちゃって首位モンタナのポジションが危うくなってる...?
アメリカは広い国だと思っていたけれど、カナダの広さが半端ないことに今さら気付かされています。
途中で会ったある人にも、「キミたちは、テキサスがでっかいと思ってただろう?」って笑われちゃいました。
1週間ほどオンタリオ州の南端をウロウロしたあと、ケベック州へと移動です。
五大湖のひとつ、オンタリオ湖の北岸。
海のように大きくて、きれい!
そして景色の美しいところには必ず「カナダですよ~」と再確認させるかのように、カナダの国旗がはためいていたり、赤いメープルの模様が描かれていたり。
灯台まで岩づたいに歩いてみました。
そこで岸を振り返ったところ。
どこへ行っても何をしても、“アメリカ vs. カナダ”の比べっこをしていた私たち。
いろんなものがアメリカと同じに見えるのに、微妙に何かが違っていて、違和感があっておもしろい。
トラックストップはアメリカと変わりません。
カナダのトラッカーたちに囲まれて宿泊。
レストランでは、お会計をお願いするとテーブルまで持ってきてくれるところまでは普通。
でもそこで、「マシーンはいる?」って聞かれます。
マシーンって一体何だ?と思ったら、カード支払い機のことでした。
カードを渡すんじゃなくて、テーブルで自分で支払い手続を済ませるのが主流みたいです。
2回目からは、お会計の時にこちらから「マシーンもお願いします」って言えるようになりました。
ちなみにカナダの人はアメリカのことを“The States”と呼びます。
The Statesから来たの?とか、The Statesではこういうマシーン使わないの?とか。
誰ひとり“アメリカ”って言わなかったなあ…
これまで聞いたこともなかったけど、マクドナルドより多く見かけたファーストフード店、ティム・ホートン。
ベーグルサンドやドーナツが主なメニューで、どの店舗も混み合ってました。
アメリカでは街角からすっかり姿を消してしまった公衆電話が、ここでは健在です。
ショッピングモールの中にもずらり。
レストランで、ある男性がフロントの電話を借りている光景に出会いました。
テーブルに戻ったその人が、「電話にでないってことは、もう家を出たってことだな。そろそろ来るかもしれない」とウェイターに説明してました。
ってことは、彼だけじゃなく待ち合わせの相手も携帯を持っていないってこと?
なるほど、やっぱり公衆電話が必要なんだ。
でも、アメリカとの微妙な比べっこも、ケベックに入った瞬間に終了です。
州境を超えた瞬間、道路標識から何から何までフランス語に変わり、完全な異国になっちゃいました。
英語は併記すらされておらず、フランス語オンリー。
大学で2年間学んだフランス語が今になって役に立つとは!(いや、実はほとんど忘れて役に立たなかったような…?)
1日仕事を休みにして、モントリオールを散策してみました。
ところどころ石畳も残る古い街並みが素敵です。
私たちのデタラメなフランス語に根気よく耳を傾けてくれたり直してくれたりと、店やレストランの店員さんたちも優しい。
でも結局通じなくて、英語に切り替えてもらうという。。。はぁ情けないわ~
ひときわ目立っていたこの建物は、ノートルダム聖堂。
内装が素晴らしいそうですが、この日は時間が遅すぎて中の見学はできず。涙
街をぶらぶら。
ちょうど、ファーマーズマーケット(?)的なものが開かれていました。
ただ、なぜか18世紀スタイルのマーケット。
定期的に行われているものなのか、特別なイベントなのかは謎のままです。
なんせフランス語が分からないものですから…(;^_^A
服装だけでなく、売られているものも、当時の食品や工芸品ばかりのようです。
なぜかとても印象的だった、ガーリック屋さん。
ダンスのレッスン中の人々。
いろんなことがよく分からなかったけど、それもまた楽しかった!
言葉が通じないという不便な環境を味わったのは、久しぶりでした。
ひとつの国で2か国語以上が公用語として話されているというのは、私にとっては馴染みのない文化で、不思議な感じでした。
先を急がなくてはならなかったので、10日間だけの滞在となったカナダ。
もっと長く滞在して、もっといろんなことを知りたかったな。
地元の人にもニューファンドランドやノバスコシアに行くことを勧められたし、いつかまた、カナダをディープに体験したいものです。
☆おまけ☆
カナダの標識はどれもお茶目で、どうもシリアスさに欠けるところがあって、楽しませてくれました。
歩行者用の信号。お人好しな感じで微笑ましい。
大股のくせに、前に進んでいるように見えないし…
サッカーに夢中になっている人。
ちょっと嬉しそうに逃げる人。
どうもバランスが悪いけど、この絵柄が通って標識になったことが不思議。
この方はいそいそと。
ほのぼの。
ノリノリのブレイクダンサー。
おもちゃっぽくてカワイイ。
アメリカの標識も、もっとかわいく味のある絵柄にしたらいいのにな。
途中で会ったある人にも、「キミたちは、テキサスがでっかいと思ってただろう?」って笑われちゃいました。
1週間ほどオンタリオ州の南端をウロウロしたあと、ケベック州へと移動です。
五大湖のひとつ、オンタリオ湖の北岸。
海のように大きくて、きれい!
そして景色の美しいところには必ず「カナダですよ~」と再確認させるかのように、カナダの国旗がはためいていたり、赤いメープルの模様が描かれていたり。
灯台まで岩づたいに歩いてみました。
そこで岸を振り返ったところ。
どこへ行っても何をしても、“アメリカ vs. カナダ”の比べっこをしていた私たち。
いろんなものがアメリカと同じに見えるのに、微妙に何かが違っていて、違和感があっておもしろい。
トラックストップはアメリカと変わりません。
カナダのトラッカーたちに囲まれて宿泊。
レストランでは、お会計をお願いするとテーブルまで持ってきてくれるところまでは普通。
でもそこで、「マシーンはいる?」って聞かれます。
マシーンって一体何だ?と思ったら、カード支払い機のことでした。
カードを渡すんじゃなくて、テーブルで自分で支払い手続を済ませるのが主流みたいです。
2回目からは、お会計の時にこちらから「マシーンもお願いします」って言えるようになりました。
ちなみにカナダの人はアメリカのことを“The States”と呼びます。
The Statesから来たの?とか、The Statesではこういうマシーン使わないの?とか。
誰ひとり“アメリカ”って言わなかったなあ…
これまで聞いたこともなかったけど、マクドナルドより多く見かけたファーストフード店、ティム・ホートン。
ベーグルサンドやドーナツが主なメニューで、どの店舗も混み合ってました。
アメリカでは街角からすっかり姿を消してしまった公衆電話が、ここでは健在です。
ショッピングモールの中にもずらり。
レストランで、ある男性がフロントの電話を借りている光景に出会いました。
テーブルに戻ったその人が、「電話にでないってことは、もう家を出たってことだな。そろそろ来るかもしれない」とウェイターに説明してました。
ってことは、彼だけじゃなく待ち合わせの相手も携帯を持っていないってこと?
なるほど、やっぱり公衆電話が必要なんだ。
でも、アメリカとの微妙な比べっこも、ケベックに入った瞬間に終了です。
州境を超えた瞬間、道路標識から何から何までフランス語に変わり、完全な異国になっちゃいました。
英語は併記すらされておらず、フランス語オンリー。
大学で2年間学んだフランス語が今になって役に立つとは!(いや、実はほとんど忘れて役に立たなかったような…?)
1日仕事を休みにして、モントリオールを散策してみました。
ところどころ石畳も残る古い街並みが素敵です。
私たちのデタラメなフランス語に根気よく耳を傾けてくれたり直してくれたりと、店やレストランの店員さんたちも優しい。
でも結局通じなくて、英語に切り替えてもらうという。。。はぁ情けないわ~
ひときわ目立っていたこの建物は、ノートルダム聖堂。
内装が素晴らしいそうですが、この日は時間が遅すぎて中の見学はできず。涙
街をぶらぶら。
ちょうど、ファーマーズマーケット(?)的なものが開かれていました。
ただ、なぜか18世紀スタイルのマーケット。
定期的に行われているものなのか、特別なイベントなのかは謎のままです。
なんせフランス語が分からないものですから…(;^_^A
服装だけでなく、売られているものも、当時の食品や工芸品ばかりのようです。
なぜかとても印象的だった、ガーリック屋さん。
ダンスのレッスン中の人々。
いろんなことがよく分からなかったけど、それもまた楽しかった!
言葉が通じないという不便な環境を味わったのは、久しぶりでした。
ひとつの国で2か国語以上が公用語として話されているというのは、私にとっては馴染みのない文化で、不思議な感じでした。
先を急がなくてはならなかったので、10日間だけの滞在となったカナダ。
もっと長く滞在して、もっといろんなことを知りたかったな。
地元の人にもニューファンドランドやノバスコシアに行くことを勧められたし、いつかまた、カナダをディープに体験したいものです。
☆おまけ☆
カナダの標識はどれもお茶目で、どうもシリアスさに欠けるところがあって、楽しませてくれました。
歩行者用の信号。お人好しな感じで微笑ましい。
大股のくせに、前に進んでいるように見えないし…
サッカーに夢中になっている人。
ちょっと嬉しそうに逃げる人。
どうもバランスが悪いけど、この絵柄が通って標識になったことが不思議。
この方はいそいそと。
ほのぼの。
ノリノリのブレイクダンサー。
おもちゃっぽくてカワイイ。
アメリカの標識も、もっとかわいく味のある絵柄にしたらいいのにな。
カナダはオンタリオ州の南端を、五大湖のひとつ、オンタリオ湖に沿って東へ移動しています。
アメリカ=メキシコ間の国境は、車で数回行き来したことがありますが、アメリカ=カナダの国境越えは初めての体験でした。
ある程度予想はしていましたが、アメリカからメキシコのティファナに入る時との一番の違いは、国境付近の景観の美しさです。
カナダに入るのに大きな橋を超えるのですが、そのとき目前に広がる緑の多さと美しさは、思わず「おお~」っと声がもれてしまうほどでした。
この料金所のような所が入国ゲートです。
アメリカでは看板の表示は英語とスペイン語の併記ですが、早速ここから英語とフランス語に変わりました。
そんなささやかなことにもまた「おお~!」
ただ入国は、、、ちょっと手こずりました。
カリフォルニアのナンバープレート + 旦那さんの風貌(ヒッピー風?というか長髪)= ドラッグの疑い
という公式には薄々気付いていた私ですが(ドラッグには厳しい中西部で職務質問を受けたりしたし…)、今回は本格的でした。
入国ゲートから移民局に回された私たちは、キリッとした表情のエージェント3名による家宅捜索まがいの調査を受けるハメに。
チラッと覗くと、RVの中の棚という棚をすべて開け、中の物を取り出してチェックしています。
ドッタンバッタンガラガラドッシャンと乱雑な音が続く間、エージェントの質問攻めにあう私たち。
どうやって旅の資金繰りをしているのか、マリファナを使用したことはあるか、と質問は具体的です。
エージェントの1人が、何かを手にして「これは何だ?」と誇らしげにRVから出てきました。
お香用のドライセージだったんですが、無造作に束ねられて半分焦げて、確かに怪しく見える!
…にしても、よくそんなもの見つけたね。。。
私が「セージです」と答えると、訝しそうな顔をして無線で麻薬探知犬の手配を始めるエージェント。
「ライターをいくつも所持していること、セージか何か知らないけれど乾燥葉が出てきたこと。私たちとしてはマリファナ所持の可能性を疑わないわけにはいかないんです。」と説明するエージェントに、「どーぞどーぞ、ご自由に」とにこやかに答える。
でも結局、散々待たされた後で、犬一匹現れることなく開放されました!
やましいことは何もないのに、無駄にドキドキしちゃったよ。ホッ
ただ、銃を持たない私たちの唯一の護身道具だったペッパースプレーは、没収。。。
アメリカに戻ってからまた買えばいっかー。
ドキドキしちゃったのは入国時だけで、その後はどこで誰に会っても温かく親切に歓迎してもらえています。
カナダ最高!
ウィンドウズXPのデスクトップって確かこんな感じ?
どこへ行っても広大で、空も広く感じます。
美しく清潔感のあるこの国にやってきて、まず私たちがしたこと。
それは洗車!
「アメリカからなんか汚いのがやってきたよ」なーんて思われたくないですから。
周りがキレイだと、自然と襟を正すような気持ちにさせられるものですね~。
とある店に入ったら、旦那さんが「アメリカはなぜ汚いのか、なぜそんな汚さを許すのか」と愕然としていました。
ここは整然としていて日本を思い出すんだそうです。
ま、そのラフさがアメリカの良い所じゃない~?と苦し紛れに(?)フォローを入れつつ、町の美しさや人の親切さに同じく感動している私です。
アメリカ=メキシコ間の国境は、車で数回行き来したことがありますが、アメリカ=カナダの国境越えは初めての体験でした。
ある程度予想はしていましたが、アメリカからメキシコのティファナに入る時との一番の違いは、国境付近の景観の美しさです。
カナダに入るのに大きな橋を超えるのですが、そのとき目前に広がる緑の多さと美しさは、思わず「おお~」っと声がもれてしまうほどでした。
この料金所のような所が入国ゲートです。
アメリカでは看板の表示は英語とスペイン語の併記ですが、早速ここから英語とフランス語に変わりました。
そんなささやかなことにもまた「おお~!」
ただ入国は、、、ちょっと手こずりました。
カリフォルニアのナンバープレート + 旦那さんの風貌(ヒッピー風?というか長髪)= ドラッグの疑い
という公式には薄々気付いていた私ですが(ドラッグには厳しい中西部で職務質問を受けたりしたし…)、今回は本格的でした。
入国ゲートから移民局に回された私たちは、キリッとした表情のエージェント3名による家宅捜索まがいの調査を受けるハメに。
チラッと覗くと、RVの中の棚という棚をすべて開け、中の物を取り出してチェックしています。
ドッタンバッタンガラガラドッシャンと乱雑な音が続く間、エージェントの質問攻めにあう私たち。
どうやって旅の資金繰りをしているのか、マリファナを使用したことはあるか、と質問は具体的です。
エージェントの1人が、何かを手にして「これは何だ?」と誇らしげにRVから出てきました。
お香用のドライセージだったんですが、無造作に束ねられて半分焦げて、確かに怪しく見える!
…にしても、よくそんなもの見つけたね。。。
私が「セージです」と答えると、訝しそうな顔をして無線で麻薬探知犬の手配を始めるエージェント。
「ライターをいくつも所持していること、セージか何か知らないけれど乾燥葉が出てきたこと。私たちとしてはマリファナ所持の可能性を疑わないわけにはいかないんです。」と説明するエージェントに、「どーぞどーぞ、ご自由に」とにこやかに答える。
でも結局、散々待たされた後で、犬一匹現れることなく開放されました!
やましいことは何もないのに、無駄にドキドキしちゃったよ。ホッ
ただ、銃を持たない私たちの唯一の護身道具だったペッパースプレーは、没収。。。
アメリカに戻ってからまた買えばいっかー。
ドキドキしちゃったのは入国時だけで、その後はどこで誰に会っても温かく親切に歓迎してもらえています。
カナダ最高!
ウィンドウズXPのデスクトップって確かこんな感じ?
どこへ行っても広大で、空も広く感じます。
美しく清潔感のあるこの国にやってきて、まず私たちがしたこと。
それは洗車!
「アメリカからなんか汚いのがやってきたよ」なーんて思われたくないですから。
周りがキレイだと、自然と襟を正すような気持ちにさせられるものですね~。
とある店に入ったら、旦那さんが「アメリカはなぜ汚いのか、なぜそんな汚さを許すのか」と愕然としていました。
ここは整然としていて日本を思い出すんだそうです。
ま、そのラフさがアメリカの良い所じゃない~?と苦し紛れに(?)フォローを入れつつ、町の美しさや人の親切さに同じく感動している私です。