オンタリオからケベックへ。おちゃめなカナダ | Stay Hungry. Stay Foolish.

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旅を日常生活に。
広大なアメリカでRV(キャンピングカー)暮らしをしています。

アメリカは広い国だと思っていたけれど、カナダの広さが半端ないことに今さら気付かされています。
途中で会ったある人にも、「キミたちは、テキサスがでっかいと思ってただろう?」って笑われちゃいました。

1週間ほどオンタリオ州の南端をウロウロしたあと、ケベック州へと移動です。

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五大湖のひとつ、オンタリオ湖の北岸。
海のように大きくて、きれい!

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そして景色の美しいところには必ず「カナダですよ~」と再確認させるかのように、カナダの国旗がはためいていたり、赤いメープルの模様が描かれていたり。

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灯台まで岩づたいに歩いてみました。
そこで岸を振り返ったところ。

どこへ行っても何をしても、“アメリカ vs. カナダ”の比べっこをしていた私たち。
いろんなものがアメリカと同じに見えるのに、微妙に何かが違っていて、違和感があっておもしろい。

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トラックストップはアメリカと変わりません。
カナダのトラッカーたちに囲まれて宿泊。

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レストランでは、お会計をお願いするとテーブルまで持ってきてくれるところまでは普通。
でもそこで、「マシーンはいる?」って聞かれます。
マシーンって一体何だ?と思ったら、カード支払い機のことでした。
カードを渡すんじゃなくて、テーブルで自分で支払い手続を済ませるのが主流みたいです。
2回目からは、お会計の時にこちらから「マシーンもお願いします」って言えるようになりました。

ちなみにカナダの人はアメリカのことを“The States”と呼びます。
The Statesから来たの?とか、The Statesではこういうマシーン使わないの?とか。
誰ひとり“アメリカ”って言わなかったなあ…

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これまで聞いたこともなかったけど、マクドナルドより多く見かけたファーストフード店、ティム・ホートン。
ベーグルサンドやドーナツが主なメニューで、どの店舗も混み合ってました。

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アメリカでは街角からすっかり姿を消してしまった公衆電話が、ここでは健在です。

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ショッピングモールの中にもずらり。

レストランで、ある男性がフロントの電話を借りている光景に出会いました。
テーブルに戻ったその人が、「電話にでないってことは、もう家を出たってことだな。そろそろ来るかもしれない」とウェイターに説明してました。
ってことは、彼だけじゃなく待ち合わせの相手も携帯を持っていないってこと?
なるほど、やっぱり公衆電話が必要なんだ。

でも、アメリカとの微妙な比べっこも、ケベックに入った瞬間に終了です。
州境を超えた瞬間、道路標識から何から何までフランス語に変わり、完全な異国になっちゃいました。
英語は併記すらされておらず、フランス語オンリー。

大学で2年間学んだフランス語が今になって役に立つとは!(いや、実はほとんど忘れて役に立たなかったような…?)
1日仕事を休みにして、モントリオールを散策してみました。

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ところどころ石畳も残る古い街並みが素敵です。

私たちのデタラメなフランス語に根気よく耳を傾けてくれたり直してくれたりと、店やレストランの店員さんたちも優しい。
でも結局通じなくて、英語に切り替えてもらうという。。。はぁ情けないわ~

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ひときわ目立っていたこの建物は、ノートルダム聖堂。
内装が素晴らしいそうですが、この日は時間が遅すぎて中の見学はできず。涙

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街をぶらぶら。

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ちょうど、ファーマーズマーケット(?)的なものが開かれていました。
ただ、なぜか18世紀スタイルのマーケット。
定期的に行われているものなのか、特別なイベントなのかは謎のままです。
なんせフランス語が分からないものですから…(;^_^A

服装だけでなく、売られているものも、当時の食品や工芸品ばかりのようです。

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なぜかとても印象的だった、ガーリック屋さん。

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ダンスのレッスン中の人々。

いろんなことがよく分からなかったけど、それもまた楽しかった!
言葉が通じないという不便な環境を味わったのは、久しぶりでした。
ひとつの国で2か国語以上が公用語として話されているというのは、私にとっては馴染みのない文化で、不思議な感じでした。

先を急がなくてはならなかったので、10日間だけの滞在となったカナダ。
もっと長く滞在して、もっといろんなことを知りたかったな。

地元の人にもニューファンドランドやノバスコシアに行くことを勧められたし、いつかまた、カナダをディープに体験したいものです。

☆おまけ☆
カナダの標識はどれもお茶目で、どうもシリアスさに欠けるところがあって、楽しませてくれました。
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歩行者用の信号。お人好しな感じで微笑ましい。
大股のくせに、前に進んでいるように見えないし…

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サッカーに夢中になっている人。

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ちょっと嬉しそうに逃げる人。

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どうもバランスが悪いけど、この絵柄が通って標識になったことが不思議。

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この方はいそいそと。

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ほのぼの。

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ノリノリのブレイクダンサー。

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おもちゃっぽくてカワイイ。

アメリカの標識も、もっとかわいく味のある絵柄にしたらいいのにな。

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