カナダの第一印象 | Stay Hungry. Stay Foolish.

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旅を日常生活に。
広大なアメリカでRV(キャンピングカー)暮らしをしています。

カナダはオンタリオ州の南端を、五大湖のひとつ、オンタリオ湖に沿って東へ移動しています。

アメリカ=メキシコ間の国境は、車で数回行き来したことがありますが、アメリカ=カナダの国境越えは初めての体験でした。

ある程度予想はしていましたが、アメリカからメキシコのティファナに入る時との一番の違いは、国境付近の景観の美しさです。

カナダに入るのに大きな橋を超えるのですが、そのとき目前に広がる緑の多さと美しさは、思わず「おお~」っと声がもれてしまうほどでした。

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この料金所のような所が入国ゲートです。

アメリカでは看板の表示は英語とスペイン語の併記ですが、早速ここから英語とフランス語に変わりました。
そんなささやかなことにもまた「おお~!」


ただ入国は、、、ちょっと手こずりました。
カリフォルニアのナンバープレート + 旦那さんの風貌(ヒッピー風?というか長髪)= ドラッグの疑い
という公式には薄々気付いていた私ですが(ドラッグには厳しい中西部で職務質問を受けたりしたし…)、今回は本格的でした。

入国ゲートから移民局に回された私たちは、キリッとした表情のエージェント3名による家宅捜索まがいの調査を受けるハメに。
チラッと覗くと、RVの中の棚という棚をすべて開け、中の物を取り出してチェックしています。

ドッタンバッタンガラガラドッシャンと乱雑な音が続く間、エージェントの質問攻めにあう私たち。
どうやって旅の資金繰りをしているのか、マリファナを使用したことはあるか、と質問は具体的です。

エージェントの1人が、何かを手にして「これは何だ?」と誇らしげにRVから出てきました。
お香用のドライセージだったんですが、無造作に束ねられて半分焦げて、確かに怪しく見える!
…にしても、よくそんなもの見つけたね。。。
私が「セージです」と答えると、訝しそうな顔をして無線で麻薬探知犬の手配を始めるエージェント。

「ライターをいくつも所持していること、セージか何か知らないけれど乾燥葉が出てきたこと。私たちとしてはマリファナ所持の可能性を疑わないわけにはいかないんです。」と説明するエージェントに、「どーぞどーぞ、ご自由に」とにこやかに答える。

でも結局、散々待たされた後で、犬一匹現れることなく開放されました!
やましいことは何もないのに、無駄にドキドキしちゃったよ。ホッ

ただ、銃を持たない私たちの唯一の護身道具だったペッパースプレーは、没収。。。
アメリカに戻ってからまた買えばいっかー。

ドキドキしちゃったのは入国時だけで、その後はどこで誰に会っても温かく親切に歓迎してもらえています。
カナダ最高!

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ウィンドウズXPのデスクトップって確かこんな感じ?
どこへ行っても広大で、空も広く感じます。

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美しく清潔感のあるこの国にやってきて、まず私たちがしたこと。

それは洗車!

「アメリカからなんか汚いのがやってきたよ」なーんて思われたくないですから。
周りがキレイだと、自然と襟を正すような気持ちにさせられるものですね~。

とある店に入ったら、旦那さんが「アメリカはなぜ汚いのか、なぜそんな汚さを許すのか」と愕然としていました。
ここは整然としていて日本を思い出すんだそうです。

ま、そのラフさがアメリカの良い所じゃない~?と苦し紛れに(?)フォローを入れつつ、町の美しさや人の親切さに同じく感動している私です。

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