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Stay Hungry. Stay Foolish.

旅を日常生活に。
広大なアメリカでRV(キャンピングカー)暮らしをしています。

夜がグッと冷え込むようになってきました。

ペンシルバニアにいた9月末に10℃をきるようになり、バージニアに来てから10月半ばには1~2℃まで下がるように。
朝、車のフロントガラスが凍ってる日もあります。

「カリフォルニアはまだ暑いよ~」って聞くたびに羨ましくなるわ…

$Stay Hungry. Stay Foolish.-appalachian trail

アパラチア山脈に沿って南下しているので、いつもアパラチアン・トレイルを歩けるのは嬉しいもの。

$Stay Hungry. Stay Foolish.-appalachian trail 2

この写真は10月初旬に撮ったものですが、うっすら紅葉が始まっています。

$Stay Hungry. Stay Foolish.-appalachian trail 3

足元を見ても楽しい。

$Stay Hungry. Stay Foolish.-appalachian trail 4

ある日、トレイルを完全に塞いでいる牛の群れに遭遇しました。
ぼーっと立っているだけの牛、足元の草をムシャムシャやってる牛、母牛のお乳を追いかけ回して怒られてる(?)子牛、繰り返し交尾を試みている(けど失敗している風な)牛、倒木に頭をこすりつけて耳の後ろを掻きまくってる牛と、みんな思い思いのことをしてます。
でも一向に動く気配はなし。

話しかけると全員一斉にこちらを向き、じっと耳をそばだてて聞いているのが可笑しい。
でも、さすがに十数頭の巨大な生き物に囲まれて注目されると、ちょっと怖いです。
犬や猫と違って感情が読めないところがまた不安。

あおしてそのまま20分ほどが経過。
それにしてものんびりした動物だな。。。

$Stay Hungry. Stay Foolish.-appalachian trail 5

冷たくて気持ちいいのか、泥に浸かってる方たちも。

やはり動く様子なし。
中に割り込んでいって通り抜けたら危ないかな。
別に闘牛じゃないし…襲ってこないよね?

意を決した旦那さんが、低い声で「Move! Move!」と命令してズンズン進んで行ったら、のそり、のそりと一頭ずつ動き出しました。
群れを追い抜いてから、すごい、カウボーイじゃない!って褒めたら、「怖かった~~!」だって。

こんなに間近で牛を見たのは初めてだったので、ちょっとエキサイティングなひとときでした。

$Stay Hungry. Stay Foolish.-truckstop

最近はひたすら、仕事して森を歩いて寝る、の繰り返しです。
今日もトラッカーたちに混じっておやすみなさい。

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雪が降る前にフロリダへー。
渡り鳥のような目標は立てていたものの、はっきりしたルートは計画していませんでした。

でも、東海岸に沿った過密地域に疲れを感じていたので、
「もう海岸沿いに南下したくないな~、思い切って内陸に入ってアパラチア山脈の紅葉でも楽しみながら進みたいな~」
って提案したら、すぐに旦那さんの同意を得られました。
どうやら彼も同じことを考えてたみたい。

身をすくめるように過ごしてきた(大げさ?)ニューヨーク…というよりその周辺地域(コネチカットやニュージャージー)を離れ、内陸に向かって2時間もドライブしたら、もうそこは田舎。

ペンシルベニア州にはピッツバーグやフィラデルフィアといった都市もありますが、どちらもキレイに避けて(^_^;)その間を進みます。

$Stay Hungry. Stay Foolish.-pa 1
やっぱりRVにはこういう景色が合う!

突然、アーミッシュの馬車2台とすれ違いました。
ペンシルベニアには大きなアーミッシュのコミュニティーがあるってことをすっかり忘れてました。びっくりした~

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すぐ近くにアパラチアン・トレイルを見つけました。
日々のお散歩も町の散策から自然歩道に切り替えです。

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アパラチアン・トレイルは、南はジョージア州から北はメイン州まで続いている長いトレイルで、その距離はなんと3,500kmもあるそう。

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ここは山から離れていてわりと平坦な土地なので、トレイルも緩やかです。
こうやって草原を横切る部分もあったり。
道を見失いそうなところには、積み上げられた石や、白くタグ付された棒が目印に立てられています。

アパラチア山脈に沿って南下していけば、ずっとこのトレイルで散歩やハイキングができそうです。
やっぱり内陸に入ってきて正解だったかも!

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バーモント、ニューハンプシャー、メイン、マサチューセッツ、ロードアイランド、コネチカットの6州からなる、ニューイングランドと呼ばれる地域をささっと通過してきました。

この辺りは混み合っていて、どこからどこまでがひとつの州なのかもう分かんなくなってきました。

$Stay Hungry. Stay Foolish.-portsmouth nh
ニューハンプシャー州の港町ポーツマス。
私にとって馴染みのない建物や雰囲気に「ああ、東海岸に来たんだ」とハッキリ認識した最初の町です。

ポーツマスから北へ向かうとすぐにメイン州に入ります。
たぶん、カリフォルニアから一番離れている州。
「メインまで行ってロブスターを食べてやる!」と鼻息荒くカリフォルニアを出てきたけど、本当に来ちゃったよ。

$Stay Hungry. Stay Foolish.-atlantic ocean
初めて目にした大西洋。
第一印象は…寒々としていて素っ気ない。

$Stay Hungry. Stay Foolish.-maine lobster
そしてもちろん、メイン名物のロブスター!
目標達成?で満足満足。p(^-^)q

メインで回れ右してマサチューセッツを抜け、一気にコネチカットまで下りてきました。

実はミシガン以来(もういつのことやら)、私たちが口座をもつ銀行の支店が一軒もなく、お客さんから受け取った小切手もずっと入金できないままいました。
銀行によっては、スマートフォンで小切手の写真を撮って即入金できるような画期的なシステムをもつところもありますが、私たちの銀行に問い合わせたところ何もなすすべがないようで…
「コネチカット州まで行って入金してください」と言われ、仕方なく小切手を握りしめたまま旅を続けてたんです。

うーん、そういえば2年前ルイジアナにいた時も、最寄りの支店がミシシッピ州という状況で、入金のたびに長距離ドライブしてたなあ。
(いつだったか、私が別の銀行に個人口座をもっていることを知った同銀行の人に「うちは全米にくまなく支店をもっている唯一の銀行」だと、口座を開けるように強引に迫られたことがあったけど、あれはまったく嘘じゃないか!ブツブツ…)

ま、というわけで一気にやってきたコネチカット。
大西洋は相変わらず冷たい顔をしています。

$Stay Hungry. Stay Foolish.-connecticut
沖に小さな島が見えてますが、潮が引くとこの島まで歩いて渡れます!

$Stay Hungry. Stay Foolish.-connecticut sunset
小島に渡って陸を振り返ったところ。
ここで激しい違和感を覚えました。
夕日が陸に沈んでいく!?
…って方角を考えりゃ当たり前ですが、「夕日は海へ」にすっかり慣れているから、どうも不自然。

コネチカットさんには申し訳ないけれど、ここはもう来なくてもいいかな~。(;^_^A
アメリカの中では歴史ある地域のひとつなんだろうけど、なんだか人もよそよそしく、どの町へ行っても温かみに欠ける雰囲気であまり馴染めませんでした。

滞在は1週間ちょっとでしたが、建物が密集していて道も狭く、まーったくRV向けじゃありません。
さらに(また)嵐もやってきて、暴風&雷雨に加えて竜巻の注意報まで発令されちゃったので、RVを放棄してホテルに滞在した日もあり…

はあ~~~
カリフォルニアの太陽が恋しいと心から思ったさ!

それでも気を取り直してニュージャージーへ。
町はさらに混み合ってきて、RVでは肩身が狭い。。。(>_<)

ガソリンスタンドに入れば、ここはスタッフがガソリンを入れなくてはならないようで(たま~に法律でそう決まっている州がある)、それを知らなかった私たちはスタンドのおやじに「セルフがいいならニューヨークへ行ってくれ!」と怒鳴られる。

店やレストランに入っても、呆れるほど対応の悪さ。
なんて所に来ちゃったんだろう?

どうやら、田舎をのんびり旅するうちに、都会の冷たさをすっかり忘れてしまった…のかな?

でもこんなのに負けちゃいけない、とまた気を取り直していざNYCへ!
さすがにニューヨークは楽しかった!
ここ最近ずっと仕事ばかりだったから、久々にまる一日休みをとったのもリフレッシュできて正解でした。

$Stay Hungry. Stay Foolish.-ny
東京みたいね~

知り合いとパブで待ち合わせて、平日の昼からビールをあおる私たち。
オレゴンの結婚式以来のお酒だわ~
このところのストレスがやっとほぐれていく…

あとはひたすら街を歩き回りました。
こんなにたくさんの人を見たのは、去年行った日本以来です。

私が一番気に入った場所は、セントラルパーク内にある静かな静かなストロベリー・フィールズ。

$Stay Hungry. Stay Foolish.-imagine
無言でイマジン碑を取り囲む人々。
知らず知らずイマジンを口ずさむ私。

ついでにジョン&ヨーコの住まいとして有名なダコタハウスにも足を運んでみました。
…心にしみるものがあります。しみじみ。
こうやってカルチャー的に重要なものが溢れているのもNYの魅力なんだろうな。

$Stay Hungry. Stay Foolish.-ny break
疲れた足を休めながら人間ウォッチング。
よく歩いたなぁ。

というわけでNYはとっても楽しかった!
はっきり言って、東海岸のなかで唯一楽しめた場所でした。

はやくRVフレンドリーな広い土地に戻りたいワ。

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