その痛み本当に必要?「痛くない」水いぼ治療を始めます! | 群馬県安中市の地域に密着≪あやこまごころ診療所≫院長女医あやこ先生のブログ

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群馬県安中市磯部に≪あやこまごころ診療所~糖尿病・ダイエット・予防接種・訪問診療~≫医療情報・診療所の様子・プライベートな事などを書き綴っています。

小さなお子さんに対しての・・・
 
注射の痛みって必要なんでしょうか?
医療での痛みって我慢しないといけないんでしょうか?
 
私は常々疑問に思っていました。
 
先日、佐藤製薬にて「注射の痛みに我慢は必要ですか?」をテーマをしたセミナーを開催し、小児の痛みのケアについてディスカッションが行われたそうです。その中で、加藤実先生(日本大学医学部麻酔科学系麻酔科学分野 診療教授)はこうおっしゃいます。
 
「小児期での痛みの体験は、一時的なものではなく成長後にも影響を与え、中枢性感作、不安・恐怖など記憶を介した認知を獲得する。たとえば、小児期の機能的な腹痛は、成人後の慢性痛リスクを増加させるという報告もあるという。局所麻酔を行い、痛みを中枢神経に伝えないようにすることは、痛みや恐怖から脳を守ることにつながる」
 

子供の頃の痛み・苦しみ・不安が記憶とし大人まで大きく残ってしまうという事なんですね。子どもの痛みの代表として

 

予防接種

採血

点滴

 

などの行為がありますが、我が日本ではこうした痛みに関して私たち医療者も患者さんも

 

仕方ないもの

我慢するもの

我慢出来るもの

 

などの理由から、痛みに対しての積極的な取り組みが出来ていないのが現状なのです。例えば、海外のカナダでは痛みを軽くするためのガイドライン「小児のためのワクチン接種の痛みマネジメントPain Management During Immunizations for Children)」も作られています。

 

日本は「我慢は美徳」という文化であり、痛みに関して我慢するのは当然!というような風潮です。本当にそれで良いのか?と私は思うのです。

 

例えば、予防接種の時・・・痛みで泣きわめく子ども達を羽交い締めにしてブス!と打つという行為。

私たち医療者も心を痛めます、親御さんだって苦しむ子どもの姿を見て辛いと思うのです。そして何より子どもは「痛い、怖い、辛い、嫌だ嫌だ」だと思います。だって、元気なのに突然訳も分からず力づくで押さえつけられ・・・ってどんなに恐怖でしょうか。

水いぼ治療に関しては、母親としてこんな実体験がありました。拷問のようなその治療、泣きわめく息子を見て私も心で泣きました。でも「お母さん、しっかり押さえて!」なんて怒られちゃうんです・・・辛かった。

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<あやこまごころ診療所>では、子ども達にとっての「痛くない、怖くない医療」を目指しています。なんなら楽しい場所、また行きたい場所であって欲しいと思っています。

 

年始からは、水いぼ治療も開始致します。是非ご相談下さい。

 

 

 

 

 

群馬県安中市磯部4-13-18

 

 

あやこ先生の自己紹介
 
群馬県安中市磯部に2017年9月19日≪あやこ まごころ診療所~一般内科・糖尿病・ダイエット・予防接種・訪問診療~≫開業致しました。安中市の地域に密着した医療に力を注ぎます。【おしゃべりだけでもどうぞ いつでも気軽にお立ち寄りください】という想いの元、健康の事、体の事、病気の事、福祉や介護の事、日常のお困り事、など…をいつでも気軽に相談出来る診療所でありたいと思っています。

 

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