続・水いぼの治療法 | 群馬県安中市の地域に密着≪あやこまごころ診療所≫院長女医あやこ先生のブログ

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群馬県安中市磯部に≪あやこまごころ診療所~糖尿病・ダイエット・予防接種・訪問診療~≫医療情報・診療所の様子・プライベートな事などを書き綴っています。

こんにちは、原田文子(はらだあやこ)です。

2017年春を目標に群馬県安中市で内科小児科診療所の開設準備中です。

 

水いぼが気になる夏真っ盛りのこの季節。

今日は、私が“ベスト”と思う水いぼの治療法について書いてみようと思う。

 

 

少し間が開いてしまったが、前回は

 

1数年間、自然に治るまで放置(水いぼが増えまくる)

2水いぼを取る。麻酔無(痛みが激しく、子供がトラウマになる。見ていて可哀想になる。)

3水いぼを取る。麻酔有(2度受診しなくてはならないのと、このクリニックの対応が悪すぎて再び通う気になれなかった)

 

などなどであり、先生によっても水いぼに対する考えが違い、治療法がまちまちなのだ。

 

 

そして私がベストと思う治療法にやっと出逢ったのだ。

それは・・・。

 

麻酔テープを小さく切って(商品名ペンレス。透析患者さんなどに使う。)水いぼ1つ1つに貼る

下矢印

で、麻酔が効くまで30分位待つ

下矢印

その後ピンセットで水いぼを一つ一つ取る

 

というもの。

これだど、一回の外来受診で水いぼ治療が済むし、麻酔テープを使うので痛みもほとんど少なく子供がトラウマにならない。

このような治療法をしてくれるクリニックに出逢え、息子(2歳)も娘(4歳)も水いぼがほぼ完治したのだった。

 

ちなみに、こちらのクリニックは院長の女医先生がとても優しく感じが良かった。スタッフも生き生き楽しそうに働いていて、クリニックの雰囲気がとても良いのだ。麻酔を貼る時も水いぼの処置をするときも、子供達を上手にあやしてくれて、泣きぐずる事なくあっという間に終わってしまったのだった。

 

たかが水いぼ、されど水いぼ。

将来、私の診療所でも子供達の水いぼは麻酔テープを貼った上で一つ一つ取ってあげよう、と思う。

深刻な病気でないと分かっていても、夏にプール遊びが出来ないのは悲しい。

 

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現在、我が国でやせ薬(肥満症治療薬)として保険治療で認められているのは“マジントール”という薬1つのみである。BMI35(身長160cmだったら体重90㎏)以上でないと保険適応がない。そして処方は3か月までというしばりがある。食欲にかかわる神経に働きかけて食欲を抑えるので、他の精神症状を引き起こすという副作用がある。この薬は現在欧米では使用が中止となっている事実も加えておく。
続いて欧米では承認されている“オルリスタット”という薬。我が国では保険治療として認められていない。こちらは脂肪を便に出してしまおう、という機序。副作用としては下痢や便失禁。これでは生活の質が落ちてしまうなぁ。(いつもトイレを我慢している状態という事か…笑うに笑えない)
その他にも、肥満に対する新しい治療薬が期待されたが、開発・発売中止となった薬は多い。“シブトラミン”いう薬は心筋梗塞・脳梗塞の頻度が増え発売中止となった。“リモナバン”という薬は自殺願望や自殺者が増えたという恐ろしい結果をもたらしたのでこちらも発売中止。
昨今、糖尿病の新しい薬としてSGLT2阻害薬が発売された。糖を尿に排泄するという機序でかなり減量効果が期待出来る。ただし脱水を引き起こし死亡者の報告もある。尿路感染やカンジダ膣炎が増加するという副作用付き。
結局のところ、医学の進歩があっても肥満にはまだ追い付いていないという現状。減量に関しては食事療法と運動療法に勝る

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