“水いぼ”の治療法・・・どれが正しい? | 群馬県安中市の地域に密着≪あやこまごころ診療所≫院長女医あやこ先生のブログ

群馬県安中市の地域に密着≪あやこまごころ診療所≫院長女医あやこ先生のブログ

群馬県安中市磯部に≪あやこまごころ診療所~糖尿病・ダイエット・予防接種・訪問診療~≫医療情報・診療所の様子・プライベートな事などを書き綴っています。

4歳、2歳のわが子が“水いぼ”にかかり…さてどうしようかな、と。ポツポツ…と日に日にいぼが大きくなり、数も増えていく。水いぼ治療に対する考えは、専門家によっても意見が分かれている。何もせず自然治癒を待ち、積極的に治療しなくて良いという考え方もある。でも、数年間もなすがままのボツボツ放置もどうかなぁ。夏の時期にプールに入れず、指加えたまんまも可哀想。見た目的にもNGだと思うのだ。

 

私の経験を交えて個人的な感想を以下に。いろんな対応で、本当に勉強になりました。

 

まず、罹りつけの小児科Aへ。

小児科医A:あ、水いぼですね。数年で自然に治りますから。放っておいて大丈夫です。(私:数年待つのかぁ。このまま放置もなんだか可哀想だなぁ。)

⇒放置するも、日に日に数が増え大きくなるので、違う皮膚科Bへ。

皮膚科医B:お母さん、こんなに放っておいてダメじゃない。塗り薬を出すからしっかり塗るように。放置なんてもってのほかですよ。と、フシジンレオ軟膏(※抗生剤)を処方される。(私:そんなに怒らなくても。前医では放置でOKと言わたのに。お医者さんって怖いのね。)

⇒しばらく軟膏を塗り塗りするも、全く改善無し。ママ友の情報で、水いぼを取ってくれるという違う皮膚科Cへ。

皮膚科医C:水いぼ、取りましょう。麻酔薬を貼ってから取りますので、自宅で貼って来てから後日来て下さい。と、麻酔薬テープを渡される。その後、看護師さんから麻酔薬の貼り方について説明受ける。(私:あれ、今日は何もしないなんだ・・・。せっかく仕事休んで来たのになぁ。)

後日、麻酔薬を貼って受診し、水いぼを取ってもらう。麻酔薬が効いたのか子供は泣かず。しかし、医師・看護師の対応が“こんな麻酔薬の貼り方じゃダメ。ちゃんと説明したでしょ?”と怒られ、気分が塞ぐ。(私:そんなに怒らなくても。説明された通りに貼ったつもりなんだけどなぁ。)そして、受付スタッフもつっけんどんですごく感じが悪かった。

⇒しばらくして水いぼがまた成長して来たのだが、皮膚科医Cには行きたくないな、と。近医病院に非常勤の皮膚科医Dがいる事がわかり受診。

皮膚科医D:水いぼですね、取りましょう。と、麻酔薬を貼らずに淡々と処置。その間子供は痛みでギャーギャー泣き叫び暴れる。看護師さんは体を抑えつけ・・・なんとか終える。(私:麻酔薬無しだと痛いよなぁ。見ていて辛いなぁ)

⇒子供は“もう病院には絶対行かない”とトラウマ状態に。

 

それにしても各々の先生によって治療法が違い過ぎて、びっくり。そして、医療機関って怖いのね。という感想を持った。(ちなみに、私は自分の身分を明かさず受診。それの方がいろいろ観察出来て勉強になるので。)

子供にとって、そして親にとってどの治療法がいいのか。そして、ついに“ベスト”と思う先生に出逢います。続く。