(②から続き)
最終日、この日も晴れたり曇ったりでしたが散策するにはちょうど良い気候。一足先に秋の訪れを感じる日となりました。
■里山保全を目の当たりにしてきました■
最終日、朝は雲がかかっていましたがだんだんと晴れ、暑くも 寒くもないような天気の中、まずはしいたけ原木林を兼田さんの案内のもと、見学してきました。
昨年、茨城の谷田部へしいたけ原木としてナラを3万本分ここ から提供したそうです。
その切り株からはすでに1メートルもあるような新しい細い枝が青々とした葉とともにいくつも生えだしており、自然の力のすごさを実 感させられました。
植林することだけが里山保全の作業ではなく、広葉樹などの、切り倒しても切り株から自然に次の世代の芽が出てくる樹木は、木にエネル ギーがあるうちに切り倒してやることで、苗から育てるよりも早く確実に木が育ち里山を保全することができるそうです。
杉などの常緑樹は、自然に萌芽するこ とはないので、人間の手で植林をしなければなりません。
「一度人の手の入った山は、ずっと人間が手入れをしなければならない。原生林とはちがう。」と兼田 さんは説明されておられました。
■貴重な国産エゴマ■
青々と茂るエゴマの畑を見学し、エゴマ油の搾油施設を見学し ました。
エゴマは実がはぜ易く、熟し過ぎると実が地面に落ち収穫が少なくなり、また適期前に収穫すれば油を取りづらくなり、収穫時期の見極めが難しいそう です。
軽米町でエゴマを作るのも、もともとは農家の方たちがその高い栄養価に目をつけ、自分たちの健康のためにと栽培を始めたそうです。
油も、実から3割 ほどしかとれず、ゴマなどよりもずっと歩留まりが悪いのですが、貴重な国産のエゴマを作り続け、エゴマの絞ったカスはそのまま南部せんべいに入れたり、粉 にして料理やお菓子に使用したりと工夫をしています。
搾油施設ではエゴマの油が絞られる様子を見学し、ビンに詰める体験をさせていただきました。
■地域資源を活かし、さらに先へと進む軽米町■
軽米町は行政、生産者、町民が一丸となって、地域資源を活 用し、循環する農業の実践に取り組んでいます。
3日間、その現場を見学し、体験し、生産者の方々、町の方々と交流させていただき、大変勉強になり、得る事 がたくさんありました。
稲作農家の方が飼料米の栽培に踏み切るまでには様々な問題、葛藤もあったことと思いますがそれを受入れ、私たち消費者のもとへと安 心・安全な品物を届けるためにがんばってくださっている姿をみると、私たちもその取り組みをもっと大勢の組合員へと伝えていかなければという思いに駆られ ます。
受け入れてくださった軽米町のみなさんには、参加者からも御礼の言葉がつきませんでした。
「伝統文化の大切さや、伝えて行く事の重要さを学びました。」
「壮大な自然もやさしく、是非再訪したいと思いました。」
「体にも良い雑穀料理を子どもを含め、いろいろな人に知ってもらいたいと思った。」など、いろい ろな感想がでて、参加された組合員も大満足の3日間となりました。
(記事:山本)
最終日、この日も晴れたり曇ったりでしたが散策するにはちょうど良い気候。一足先に秋の訪れを感じる日となりました。
■里山保全を目の当たりにしてきました■
最終日、朝は雲がかかっていましたがだんだんと晴れ、暑くも 寒くもないような天気の中、まずはしいたけ原木林を兼田さんの案内のもと、見学してきました。
昨年、茨城の谷田部へしいたけ原木としてナラを3万本分ここ から提供したそうです。
その切り株からはすでに1メートルもあるような新しい細い枝が青々とした葉とともにいくつも生えだしており、自然の力のすごさを実 感させられました。
植林することだけが里山保全の作業ではなく、広葉樹などの、切り倒しても切り株から自然に次の世代の芽が出てくる樹木は、木にエネル ギーがあるうちに切り倒してやることで、苗から育てるよりも早く確実に木が育ち里山を保全することができるそうです。
杉などの常緑樹は、自然に萌芽するこ とはないので、人間の手で植林をしなければなりません。
「一度人の手の入った山は、ずっと人間が手入れをしなければならない。原生林とはちがう。」と兼田 さんは説明されておられました。
■貴重な国産エゴマ■
青々と茂るエゴマの畑を見学し、エゴマ油の搾油施設を見学し ました。
エゴマは実がはぜ易く、熟し過ぎると実が地面に落ち収穫が少なくなり、また適期前に収穫すれば油を取りづらくなり、収穫時期の見極めが難しいそう です。
軽米町でエゴマを作るのも、もともとは農家の方たちがその高い栄養価に目をつけ、自分たちの健康のためにと栽培を始めたそうです。
油も、実から3割 ほどしかとれず、ゴマなどよりもずっと歩留まりが悪いのですが、貴重な国産のエゴマを作り続け、エゴマの絞ったカスはそのまま南部せんべいに入れたり、粉 にして料理やお菓子に使用したりと工夫をしています。
搾油施設ではエゴマの油が絞られる様子を見学し、ビンに詰める体験をさせていただきました。
■地域資源を活かし、さらに先へと進む軽米町■
軽米町は行政、生産者、町民が一丸となって、地域資源を活 用し、循環する農業の実践に取り組んでいます。
3日間、その現場を見学し、体験し、生産者の方々、町の方々と交流させていただき、大変勉強になり、得る事 がたくさんありました。
稲作農家の方が飼料米の栽培に踏み切るまでには様々な問題、葛藤もあったことと思いますがそれを受入れ、私たち消費者のもとへと安 心・安全な品物を届けるためにがんばってくださっている姿をみると、私たちもその取り組みをもっと大勢の組合員へと伝えていかなければという思いに駆られ ます。
受け入れてくださった軽米町のみなさんには、参加者からも御礼の言葉がつきませんでした。
「伝統文化の大切さや、伝えて行く事の重要さを学びました。」
「壮大な自然もやさしく、是非再訪したいと思いました。」
「体にも良い雑穀料理を子どもを含め、いろいろな人に知ってもらいたいと思った。」など、いろい ろな感想がでて、参加された組合員も大満足の3日間となりました。
(記事:山本)
*あったかキャッチボールは生協のパルシステムの産地交流ツアーを一緒に作っています。
*パルシステムのHP→ http://www.pal-system.co.jp/
「あなたと私を結ぶ。都市と農山漁村の応援団」
NPO法人 あったかキャッチボール(会員募集中! )