2010年9月25日(土)~26日(日)、パルシステムの組合員89名の参加者がパルシステムでおなじみのお米産地「ささかみ」(新潟県阿賀野市)を訪れ、黄金色に輝く田んぼで稲刈り体験をしました。また、脱穀や精米体験を通して、ごはんが田んぼから食卓で見る姿になるまでの課程も学びました。


行程
1日目 新潟駅→ささかみへ→稲刈り体験・お米学習会(脱穀体験など)→夕食交流会→泊
2日目 ゆうきセンター→うららの森(買い物)→オプション体験→エコ食堂→お別れ会


■稲刈りする田んぼは今年のツアーのための田んぼです
稲刈りを行う田んぼは、今年の5月に開催した「ささかみ田植えツアー ~ごはんのはじまり~」に参加したパルシステムの組合員が手でひとつひとつ田植えをし、6月の「ささかみ生きもの交流ツアー ~ごはんと育つ草と生きもの~」に参加した組合員が一生懸命に雑草の草取りと生きもの観察をした田んぼです。
今回の稲刈りツアーには5月や6月のツアーに参加して、収穫を楽しみに今回また参加したという方も多数いました。

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↑今回の参加者の集合写真!地元の方も入って100名以上なので小さい~笑

手前は刈り取り前の田んぼ。強風だとこんなに倒れるんです。

ちなみに人々の後ろに刈り取った稲のはさ掛けやかかしがあります…

■稲刈り体験
1日目、新幹線で新潟へ向かった一行は、大型バス3台に分かれてささかみ地区へ。東京を出発するときにはざあざあと雨が降っていましたが、新潟へ着くと天気は快晴。新潟でも1週間ほどずっと大雨だったそうですが、この日は太陽が味方をしてくれたようです。
はじめはツアー最大のイベント、稲刈りを行います。到着してみると、そこには一面、黄金色に染まった田んぼが待っていました。

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そしてその横には6月のツアー参加者が作ったかかしが、お米の番人として夏を越え、たくましく立っていました。
稲刈り方法の説明を受けた後、早速田んぼの中へ。5月の田植えツアーにも参加した方は、その時に植えた稲の列を刈る方もいました。大人も子どもも夢中になって収穫し、あっという間にどんどんきれいに刈り取られていきました。

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刈った稲は干して乾かすために、まとめて束ね、昔ながらの「はさ掛け」をします。まとめて束ねる方法は、ささかみ生産者に丁寧に教えてもらいましたが、束ね方が緩くならないようにコツがいるようで、粘り強く頑張っていました。

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■お米学習会(脱穀体験など)
お米学習会は、稲刈り体験をした隣、既に稲刈りが終了している田んぼに道具や機械を並べて行いました。稲穂の状態からまずは脱穀して籾にし、次に籾殻をはがして精米していきます。今では機械で大量に処理していく工程ですが、今回は特別に昔ながらの「千歯こき」や足踏み脱穀機を使って少しずつ、普段見慣れているお米の形に近づくのを体感しました。


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↑これは脱穀しただけ。これから籾をはがします~

■収穫後は「刈上げ」夕食交流会
この日の夜は収穫を祝い、ささかみ生産者や女性部の方などたくさんの方に参加いただいて、大人数でにぎやかな交流会となりました。とれたて新米のごはんや、女性部のみなさん手作りのきのこ汁と郷土料理「のっぺ」などささかみの味覚を囲みます。自分でつくる「おにぎりバー」は子ども達にも大人気で、何度も何度もつくりに行く子もいました。
5月や6月に参加して、すっかりささかみの生産者と顔見知りになった組合員も、今回初めてささかみを訪れた組合員も、生産者とともに収穫を喜び、話に花を咲かせていました。


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↑ささかみの大豆で作ったとうふ。そしてささかみのエゴマで作ったエゴマ豆腐!うまうま~♪


1日目はここまで。

(つづく)

(記事:川口)

*あったかキャッチボールは生協のパルシステムの産地交流ツアーを一緒に作っています。

*パルシステムのHP→ http://www.pal-system.co.jp/



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