与那国フィールドノート -503ページ目

どうしたのだろう?

アカギの造林地へヨナグニサンの幼虫を観察に行きました。

ところが・・・とても少ない!

6月下旬~7月上旬にかけて羽化した成虫の数からすると、とても奇異に感じられます。



少ないながらも見つけた4~5齢と思われる幼虫です。

そろそろ8月中下旬の発生に向けて繭作りが始まる頃ですが、この個体数では成虫に出会う機会は多くないかもしれません。


思いがけず見つけた雄の成虫です。
同じ木にぶら下がっていた他の3つの繭はすでにカラです。

第2化と第3化の間には、このように羽化期がずれる個体があるため、だらだらと発生を続けているような印象があります。


キゴシジガバチ

水田の一角に僅かだけ水が溜まってていました。

そこにキゴシジガバチが飛来しては飛び去ってを繰り返しています。

どうやら巣作りの材料を調達しているようです。


雨不足で与那国島はとても乾いています。

これだけ多数のキゴシジガバチが集まっているところを見ると、材料の調達場所も限られてきているのかも知れません。

キゴシジガバチは民家の外壁などの雨の当たらない場所を選んで筒状の巣をドロで塗り固めて作ります。

炎天下、君たちよく働くなあ。

僕は虫の探し場所を少しでも暑さが和らぐ森の中にうつすことにします。



暑くても元気な花

水田に接する森の縁ではオオハマボウの黄色い花がよく目立ちます。

沖縄では広く「ゆうな」と呼ばれて親しまれている花ですが、与那国島では「どぅにんぱ」と呼びます。

昔は庭など身近に植えておいて、丸くて大きな葉をトイレットペーパーの代わりに使ったそうです。


畦を歩きながらふと足元を見れば、リュウキュウトロロアオイの花が。

花は大きさも形もよく似ていますが、こちらは木にならず、せいぜい高さ1mほどの草?です。