与那国フィールドノート -504ページ目

ウルシゴキブリ

大きなサキシマヒラタクワガタはいないかな。

散歩がてらにショウロウクサギの枝を見回るのが楽しみです。







クワガタムシといえば夜行性のイメージがありますが、ヒラタクワガタは昼夜関係なく活動しているようです。


日当たり、風通しなどの立地、樹勢、いろいろな条件があるようで、たくさんあるショウロウクサギの

特定の木だけにたくさん集まってきます。



むむ、何か変なのがまざっているぞ。
一瞬、サキシマヒラタの♀のように見えたのはウルシゴキブリでした。
いかにも台所を這い回っていそうなゴキブリですが、屋内にはいることはない種です。

夜間に森を歩くとよく見かけるのですが、日中見られることはほとんどありません。

木漏れ日であっても今の季節、太陽の日差しは強く感じられます。

どうしたのかな。

タテハモドキ

アオタテハモドキが地上に止まっています。
はじめは翅を開いたり閉じたりしていたのですが、こちらが姿勢を低くして距離を詰めていくと、身の危険を感じたのかピタリと閉じてしまいました。

なかなかの保護色です。目を離すと見失ってしまいそうです。


雄の翅表は鮮やかな青色ですが、雌は褐色で目立たない色をしています。

トゲアシアメンボ

暑い~。


涼を求めて放牧場に接した森の中に入ると、小さな沢が流れているのを見つけました。

もう残っている水はごく僅か。

深くえぐれた場所に僅かに溜まっているだけの状態です。


そこにたくさんの数のトゲアシアメンボが集まっていました。

日本ではオオアメンボに次ぐ大きさのアメンボで、雄の方が雌よりも大型。中脚の腿節に内側に伸びる棘があるのが和名の由来です。


与那国島が分布の北限で、国外では台湾東岸の蘭嶼、緑島、フィリピン、ボルネオ、マレーシアなどに分布するフィリピン系の昆虫です。



成虫はよく飛び、驚かすと赤色の後翅を広げて水面から直接飛び立ちます。

不安定な水域に生息するトゲアシアメンボは、水が枯れてしまうと新たな生息地を求めて移動することもあるのでしょうか。


数十頭の群れでしたが、半数近くは翅のない幼虫で、ふ化したばかりの体長1~2mmのたくさんいました。

成虫はともかく彼らの先行きが心配です。