＃３のコントですが、独立しているので、
＃１、＃２を読んでいなくても楽しめます。
ちなみに、＃１はこちら。
＃２はこちら。
視聴者
（テレビを見ている）
奥さま１（テレビの出演者）
「どうしたの？
元気ないわね。」
奥さま２（テレビの出演者）
「最近、なんだか体がだるくて・・・。」
奥さま１
「大変ね・・・。」
奥さま２
「あなたは元気そうね。」
奥さま１
「うん。
あたしの元気には秘密があるの！」
奥さま２
「秘密？」
奥さま１
「実は青汁を・・・。」
視聴者
「あぁ、青汁のテレビショッピングか・・・。」
奥さま１
「・・・注射してるの！」
視聴者
「え、何？え、何？え、何？」
業者の販売マン
「そう！
元気なこの奥さま。元気の秘密はこの青汁！」
視聴者
「うん。青汁はいいの！
青汁を何て？」
業者の販売マン
「こちらの野菜の成分がすべて、
この一杯にぎゅーっと詰まってます！」
視聴者
「それはいいの！
青汁はそういうものだから！
問題はその先よ！」
業者の販売マン
「この青汁を食後に摂取するだけ！」
視聴者
「その摂取の方法なのよ、問題は！」
業者の販売マン
「こちらのグラフをご覧ください！」
視聴者
「見たくない！
そんなグラフ見たくない！
摂取方法を見せろ！」
業者の販売マン
「２割の人が続けやすいと答えています！」
視聴者
「８割やめてんじゃねぇか！
・・・その８割の人も一度はやったんだなって思うと怖いけど。」
業者の販売マン
「今回はお試しキャンペーンとして、
１ヶ月分購入の方にさらにもう１ヶ月分どどーんとプレゼント！」
視聴者
「２ヶ月分もいらないよ！
８割の人がリタイヤしてんだから！」
業者の販売マン
「さて、気になるお値段は？！」
視聴者
「気にならない！
申し訳ないけど気にならない！
摂取方法の方が気になる！」
業者の販売マン
「なんと１０円！」
視聴者
「じゃあ気になるわ！
どうやって商売を成立させてるのか！！」
業者の販売マン
「ちょっと待ってください！！」
視聴者
「え、さらに安くする気？！」
業者の販売マン
「・・・。」
視聴者
「・・・。」
業者の販売マン
「・・・。」
視聴者
「・・・？」
業者の販売マン
「・・・あ、ごめんなさい。
くしゃみが出そうだったんですけど、出ませんでした。」
視聴者
「あ、くしゃみが出そうだったから
『ちょっと待って』って言ったの？
絶対に言っちゃダメなやつだよ？」
奥さま２
「ところで、青汁なんか注射して大丈夫なの？」
視聴者
「ようやく触れてくれたね！
よかった・・・。
青汁を注射するのが日常の世界線かと思ったわ。」
奥さま１
「献血断られたわ。」
視聴者
「でしょうね！」
奥さま１
「あと、ヒザをすりむいた時に緑の血が出たけど、
まぁそれくらい？」
視聴者
「十分な悪影響だよ！
家族が血を見たら引くわ！」
業者の販売マン
「そんな血が緑になる青汁２ヶ月分を赤字覚悟の１０円で！」
視聴者
「あー・・・もう、緑やら青やら赤やら・・・！」
歓声
「キャー！」
業者の販売マン
「黄色い声援も止まりません！」
視聴者
「うるさいよ。」
業者の販売マン
「目の色変わる大特価！」
視聴者
「もういいよ！」
業者の販売マン
「ただいま、オペレーター数を増員してお待ちしています！」
（オペレーター室の映像）
（部屋中のオペレーターが全員、無言で一向に鳴る気配のない電話機を凝視している）
視聴者
「うん。
一本もかかって来ないんだね！
オペレーターの数増やすまでもなかったね！」
業者の販売マン
「わかりました！
さらに色をつけましょう！」
視聴者
「ややこしい！
もうセリフがややこしい！」
業者の販売マン
「さらにもう１ヶ月分プレゼント！
これでどうですか？！」
（部屋中のオペレーターが全員、無言で一向に鳴る気配のない電話機を凝視している）
業者の販売マン
「どうしよう・・・。
あたま真っ白です・・・。」
視聴者
「まだ色を言うか。」
業者の販売マン
「なんで売れないかな。」
視聴者
「・・・垣間見えるからね、腹黒さが。」
一方的にツッコミ役がテレビにつっこんでいくスタイル。
言葉巧みにいろんな言い回しで突っ込んでいくコントなので、
ツッコミの言葉のバリエーションはいろいろアレンジできそうです。
【コント】被害届
【コント】勇者の冒険
【コント】天使と悪魔の２択の話＃３
【コント】話は全部聞かせていただきました
【コント】物置
今後のコント作りの励みになるので、ぜひ、感想をお聞かせください。
本ブログのコントは自由に演じていただいて構いません。
アレンジや改変も自由です。
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