朝食後はビーチをお散歩。
 
 
泊まっていた2階の部屋からビーチが見えたので、
海のそばにあるホテルなんだってことを、
朝になって初めて気づいた。
 
 
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ひろーーーい砂浜がずっと続いてる。
 
ここムンバイは、海のそばの都市。
 
 
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映画の撮影もよくここで行われるらしい。
 
 
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暑くもなく、寒くもなく、
朝のビーチは気持ちいい。
 

 

 
 
ムンバイは、インドの、
日本で言えば、東京。
 
 
経済がここにある。
 
俳優さんなど、セレブたちが住んでる。
 
 
ド派手なボリウッド(アメリカでいうハリウッド)も、
ここにある。
 
 
疲れてたので、
昼過ぎまでダラダラさせてもらい、
それからキソジーの友達の俳優さんと合流。

 

 

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映画に出てるガチの俳優さんだが、
薬局も経営している。
 
 
俳優さんでも他のビジネスを持つのは、
インドでも全く珍しく内容だ。
 
 
彼の顔パスを使って、
撮影所の見学へ!
 
 
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なんだかわちゃわちゃ男たちが楽しそうに盛り上がってる。

 

 

 

インドはすぐ人だかりだできちゃうので、

街中の撮影なんて出来やしない。

 

 

だから、撮影所の中に、

チャイの屋台までセットとしてあった。

 

 

チャイタイム。

 

 

 

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ここでも・・・
 
 
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めっちゃ犬が寄ってくる。
(インドあるある)
 
 
 
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俳優さんにお別れを言い、

次はスラム街に行くという。

 

 

車が停めたと思ったら、

カメラマンと、

また違う俳優さんが合流した。

 

 
よく見ると街の中は、
結構すごい。
 
 
なんというか、
外国人一人じゃ絶対歩いちゃいけない感じというのかな。
 
 
ここでは、子供をさらい、
目を見えなくしたり、
手足を不自由にして、
物乞いをさせ、
それで生計を立ててる人たちもいるという。
 
 
マフィアもいっぱいいるし、
麻薬の密売も盛んに行われている。

 

 

 
 
だから街の中に入る時、
子供達3人は運転手さんのいる車の中に残した。
 
 
合流したカメラマンさん。

 

 

 
彼は、コーディネーターでもあるらしかった。
 
私はまだ見たことがないけれど、
スラムドッグミリオネアという、
有名なインドの映画のコーディーネートも、
彼がやってるのだそうだ。
 

 

 

というか、
 
どんな映画もテレビも、
彼なしには、
危な過ぎてこのムンバイのスラムには入れないらしい。
 
彼はムスリム(イスラム教)のモスクに私たちを連れていった。
 

 

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あっという間に男の子たちが駆け寄ってきて、
お水をくれた。
 
歓迎してもらってるようだけど、
私には、
全く空気が読めなかった。
 
 
なに?
 
何が始まるの?
 
あれよあれよという間にマイクを渡され、
カメラを向けられた。
 
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ここにきた感動を述べよと。
 
 
え??
 
感動??
 
なに??
 
 
てか、全く状況がわかってないんだけど、
なんの目的の、
なんの撮影??
 
 
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困ってる私。
 
 
結局最後まで意味がわからなかったけど、
このモスクの一番偉い人、
政治家であり、グル(精神的指導者)まで登場した。
 
 
あわわわわ。
 
 
普通の旅行客がまず絶対には入れないスラム街の奥の、
これまた絶対に縁のないモスクの中で、
なんか偉い人出て来ちゃったよ。
 
 
「とにかく、私たちをここへ入れてくれてありがとうございます。」
 
私はお礼を言った。
 
 
 
旦那に握手しろと言われて手を差し出したが、
イスラム教の人は、
女の人に触っちゃいけないようで、
手を合わせて、挨拶してくれた。
 
 
キメ顔がキマりすぎてる、
白い服を着てる方がグル。
 
青い服着たサングラスの方が、
俳優さん。
 
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なんか色々勘弁してくれよ!と思ったが、
こんなに意味がわからない経験をしたことがなかったので、
 
 
キツネにつつまれた?ような気分だったけど、
これはこれで、楽しかった。
 
 
 
そして結局、
このマッチョな俳優さんがなぜ来てくれたのかは最後まで謎だったが、
どうやらキソジーの友達らしい。
 
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このスラムでなんかやるときは、
いつでも言って!と、
コーディネーターさん。
 
 
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いや、やらないよ。
 
 
 
みんなで記念写真。
 
 
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記念撮影してる最中なのに、
自撮りを欠かさないキソジー。
 
 
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彼を観察してたら、
1日に100枚は自撮りしてた。
 
なんともお茶目なキソジー。
ブッダガヤ出身。
 
 
この後は、
インド最後の夜に、
インドで一番最高級のホテル、
 
ザ タージマハル へ。
 
このサイトを見ていただければわかるが、
とにかくすごいホテル。
 
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宿泊した各国の大統領や、
ムービースター、スポーツ選手など、
物凄いVIPの写真が沢山貼られている。
 
ジョンレノンも泊まっていたみたいだ。
 
 
私たちは泊まらないけど、
この旅最後のディナーをここで。
 
 
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実は、
悲しいことに、
 
この素晴らしいホテルでは、
テロがあった。
 
 
海から入って来たパキスタンのテロリストたちは、
1週間ホテルに立てこもり、
何百人もの人が亡くなったり負傷したりしたらしい。
 
 
 
驚くべきことにそれは、
私たちがこのホテルにきた、
この日の、
ちょうど10年前。
 
 
 
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2008年11月26日 メモリアル
 
 
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2ヶ月前に書いた、
私の価値観がガラガラと崩れてしまった、
トラウマレベルの恐怖と絶望に包まれた、
この映画そのまんまのことが、
このホテルで、
実際に起きたんだ。
 
人生において「大切なもの」が変わってしまった映画。
 
そんな日に、ここにいることが、
なんか不思議だった。
 
 
つづく♡
 
 
 

その1 出発〜デリー☆さっそくアメ

https://ameblo.jp/at-last/entry-12423582074.html

 

その2 やっぱこっちの意図伝わってねぇ。inブッダガヤ

https://ameblo.jp/at-last/entry-12423585375.html

 

その3 いつも想定外が想定内

https://ameblo.jp/at-last/entry-12423838343.html

 

その4 人生何が起こるかわかったもんじゃない

https://ameblo.jp/at-last/entry-12424045909.html

 

その5 ガンジス河へ

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その6 ガンジス河で朝日とラクダと

https://ameblo.jp/at-last/entry-12423845336.html

 

その7 ライフ イズ フェスティバル

https://ameblo.jp/at-last/entry-12423846120.html