魔性のトーキック。

みなさん、こんにちは、ブログ担当の大嶋です。
さて今回はメンバー紹介です。紹介するのはＦＷ秋谷貴之選手です。

彼の武器は、とにかく縦横無尽に動き回る無尽蔵のスタミナが持ち味です。細身に見えて、フィジカルの強さもあるＤＦが一番嫌がるタイプです。それに加え、ミドルレンジからでも、飄々とゴールを狙ってくる姿勢は、まさに「沈黙のスナイパー」です。実際、僕の現役時代、ミニゲームで戦った中で、手こずった記憶があります。
またトーキックから繰り出されるシュートは、不規則な変化をするため、キーパーが一番、嫌がるボールとも言われています。中村代表が人がいない時にキーパーに着く時がありますが、秋谷選手がボールを持つと「球も速いし、重いから、貴之は怖い」と、言っているほどです。
　ピッチではクールさが目立つ秋谷選手ですが、ピッチを離れれば、茶目っ気たっぷりの青年です。またチームのサポートをしてくださっているお父様の影響からか、埼玉西武ライオンズのファンでもあり、しばしば、僕と西武ドーム（メットライフドーム）で遭遇することもあります。

　僕が一番思い出に残っているのは2チームに分けて全日本選手権に出た時、秋谷選手は今までなかなか試合に出られなかった人を中心にした「ＦＣレオーネ」の一員として出場。彼も何度もシュートを打ってきた中、やっとの思いで初ゴールを奪った瞬間、関わっていた人全員がその場で「やったぁ！！！！！」と、大絶叫。
見ると、サポートしてくれていたスタッフの眼に涙が。。
他人のために、こうして涙を流せるなんて。。
こんな素晴らしい光景が、他にありますか？
スポーツの素晴らしさ、人の優しさに、チームみんなが触れた瞬間だったと記憶しています。

これからもチームのために、ピッチ内を走りまくり、強烈なシュートを決めてほしいと思います。
　そして、この場を借り、日頃チームを支えていただいているお父様に感謝申し上げたいと思います。
　最後にコロナとの戦いは、一旦は終結しそうではありますが、あくまで「休戦」と思っていた方がいいでしょう。出来る範囲で命を守る行動を。
Ｆｏｒｚａ　Ｇｉａｐｐｏｎｅ！（がんばろう日本）