いやぁ、驚いた。
まさか自動車関税が、
追加関税を25%の半分の12.5%に抑え、
既存の2.5%と合わせて15%になり、
米の輸入についても、
ミニマムアクセス米の枠内で、
アメリカ産米を増やす、に留まるとは。
これでトランプが納得したのは不思議だが、
やはり巨額投資が効いたのか。
これまで日本が余り乗り気で無かった、
アラスカでのLPG共同開発、も後押ししたのかな。
後、言われているのは、
先月イーロン・マスクとのいざこざの時に書いた、
エプスタイン・ファイル問題から目を逸らす為に、
早目の関税交渉妥結が必要だった説。
今後本当にその通り履行されるか、
他に隠れた条件が無いか、
見守る必要はあるけれど、
ひとまず自動車関連企業の人達は、
ホッとしているだろう。
株式市場は正直で、
今日は一時1500円以上値上がりしたらしいし。
それにしても石破さんは本当に愚直、というか要領が悪い、と言うか(笑)
19日の万博のアメリカのナショナル・デーにあたり、
その為に来日したと見せて、
ベッセント財務長官が来ていた事も、
そこに赤澤経済再生担当大臣が同席していた事も、
意味があったんだね。
この合意を選挙前に発表できていれば、
過半数まで後3議席だったのだから、
結果は変わっていたかもしれない。
とはいえ、相手はあのトランプ。
内容を少しでも事前に漏らしたりすれば、
その時点で激怒して、
ちゃぶ台返し、をやりかねない。
「トランプの成果」として本人に発表させることが必要、という判断もあったろうし、
実際、最後に赤澤経済再生担当大臣と、
70分も会談しての合意なので、
事前に発表どころか、おくびにも出せなかったのは理解できる。
目先の選挙結果よりも、
国益を優先させたのだとすれば、
それはそれで一定の評価はできるとは思う。
さて、これを受けて石破さんはどうするか。
一番の懸案であった関税交渉が、
専門家が驚く様な形で決着した事を受け、
心置きなく辞任できる、と言うか、
これを成果として居座るか(笑)
石破降ろしに躍起になっていた地方の自民党連も、
これまで自民支持だったが、
農業を守ってくれない、と反旗を翻したJA等も、
振り上げた拳の下ろし所が難しくなったのは確か。
少なくとも矛先が鈍るのは間違いないだろう。
個人的には、これで辞めるのが一番いい、とは思うけどね。
続投の意味が分からない、と言って、
辞めろ!と騒いでいた人達には、
この交渉の決着が間近だったので、
今辞める訳にはいかなかった、
国益を考えた結果だった、と言えば、
それ以上反論できなくなるだろうし、
反論すれば総理としての責任より、
自民党総裁としての責任を重視するのか、と言われるからね。
かといって、このまま続投すれば、
選挙の責任!と騒ぐ人は多いだろうし、
特に今回落選した前議員達は、
腹の虫が治まらないだろうしね(笑)
ともあれ、選挙後の世論調査でさえ、
3割5分から5割近くの人が、
石破さんは辞めなくていい、と答えていて、
その理由の中には、
次にやる人が石破さんより良いとは限らない、と言うのもあったそうだ。
つまり、今回の自民敗北の理由は、
石破さん以外が主張する、
石破首相にNoをつきつけたのではなく、
自公政権そのもの、
つまりは自民党全体と公明党全体に、 Noと言われているのだ、ということを、
自公両党の議員達は、
自覚した方がいいのではないか。
ま、今後の世論がどう動くかも、
興味深いね。
とりあえず、石破さんの決断を待ちたいかな。
そうそう、今回関税交渉を見ていて、
1つだけ思った事がある。
そもそも相互関税25%、というのは、
トランプが本気でやろうとしていたのか、
ブラフだったのか、という事。
いきなり25%とぶち上げておけば、
12.5%と半減させて、
元々の関税と合わせて15%なら、
良かった良かった、と簡単に飲むんじゃないか、と思って仕掛けた!? と。
だとしたら、トランプ、
短絡的に見えてなかなか策士だわ。
その方が手強い気がする。
今後の推移に注目しよう。

