毎年この時期は、

役員に当たって、

当たった事よりも、

周りの酷さを嘆くブログが激増する。


専業主婦は暇だろうからやれ、は違うと思うけど、

共稼ぎで忙しいからできない、も違うと思う。

中にはシングルマザーでワンオペで頑張っておられても、

何とかやり繰りされている人もいる。



だが、何故PTAの役員をやりたくないか、と思う人が多いのか、は、

考える必要があるだろう。



役員になっても少しでも仕事を回避しようとして、

他人に押しつける人がいて不公平感が強い。

だらだら無駄に拘束時間が長い。

経験者が経験風を吹かせて、

過去のやり方を押しつけようとする。


その辺りか。


大体建前は子供達の為、なんだから、

それが本当に子供達の為に有益か、

それ以前に必要なのか、も検証すべきだろう。



圧倒的に専業主婦が多かった時代は、

多少無駄があっても、

集まって話すことは意義があったかもしれない。

単なるおしゃべり会であったとしても。


だが今や、殆どが共働きの時代だ。

しかもPTAとなれば、

父親が出てくるケースは少ない。

同じ様に働いていても、

母親への負担が集中するのだ。

昔よりはマシになったとはいえ、

母親がPTAの会合に行かないといけないから、

父親が早く帰って子供の世話や夕食を作っている、

なんて家庭はまだまだ少数だろう。


ならば余程の存在意義が無ければ、

維持し続ける意味も無いように思う。



そういう私も、実は日本の小学校の役員はやった事が無い。

理由は簡単で、ほぼいなかったから。


上の子が入学するタイミングで転勤になり、

誰も知らない学校に入った。

その時点で1歳過ぎの下の子がいたし、

上にお子さんがおられる家庭が多くて、

低学年のうちにやっておこうと思われたのか、

立候補で早々に決まった。


2年になった時は、

阪神淡路大震災の直後て混乱していたし、

そのせいもあって結局年度末まではいたが、

途中で渡米する可能性もあったので、

声はかからなかった。



下の子は小5の夏に帰国したので、

当然ながらその年は決まっていたし、

翌年も学校の事を何も知らない人には無理、と思って下さったのか、

回っては来なかった。


ただ、その学校はベルマークの計算とか、

子供のグループ学習で校外に出る時は、

役員だけがやるのではなく、

ボランティアをしてくれる人を、と呼びかけていたので、

積極的に手を挙げた。

できる事は少しでも手伝おう、と思ったから。

当時は上の子の学校の関係で、

義実家から離れた所に住んでいて、

週2、3回通うだけだったので、

介護もそれ程大変では無かったしね。



長くなりそうなので続く。