14日午前に和歌山市内の知事公舎で、
意識不明の状態で倒れているのが見つかり、
集中治療室で治療のかいなく、
15日に亡くなった岸本和歌山県知事。
倒れていた時の状況から、
てっきり心臓か脳の、
循環器系の突発的な病変が原因かと思ったら、
死因が敗血症性ショック、と知って驚いた。
敗血症(はいけっしょう)というのは、
何らかの細菌やウイルスに感染することで全身に感染が広がり、
さまざまな症状が出る病気で、
重症化すると致死率が高いが、
かなりの発熱を伴うイメージで、
徐々に悪化していくものだと思っていた。
岸本知事の様に、
前日万博のイベントで神輿を担いでいた方が、
これ程急激にショック状態になる程悪化するとは。
実際には前日も体調不良は訴えておられたらしく、
キャンセルしたイベントもあったそうなのだが、
和歌山愛と責任感の強い方だったのだろう、
無理をされていたのか、と思うと残念でならない。
最初の不調を感じた時点で受診していれば、と、
今となっては言っても仕方のない事ではあるが、
思わずにはいられない。
まだ68歳。
衆議院議員から和歌山県知事に転じて、
一期目の途中で、
やりたい事、やろうとしていた事が沢山あったろうに。
忙しいからこそ、
ご自分の体ももっと大切にして頂きたかった、と思う。
と同時に、敗血症というのは誰でもなり得る病気で、
最近では俳優の渡辺徹氏が亡くなっている。
そんなに多いとは知らなかったのだが、
日本全体で年間10万人も命を落としているといい、
世界では1100万人、
およそ5人に1人の死因だそうだ。
ただ、直接死因は敗血症であっても、
死亡診断書には、
それを引き起こす原因になった、
基礎疾患や感染症、ガンなどの病名が書かれることが多いので、
余り表に出てこなかっただけのようだ。
改めて怖い病気であり、
症状だと思う。
岸本知事の御冥福を祈ると共に、
その危険性を教えて下さったことに感謝し、
予兆を見逃さない様に心したい。