ある日、会社に中学生の女の子がお母さんと一緒に来られました。

 

「本が作りたいです!原稿の書き方を教えてください。」

「私は中1から3年間、摂食障害を患いました。」

「いま長いトンネルを抜けた感じです。」

「とても辛い闘病生活で思いだすのもきついのですが…」

「同じ悩みを持つ人に役に立ちたいです。」

 

と一気に話されました。

ポカーンと口を開けるしかない私に、お母さんは

「娘の希望を叶えてあげていただけないでしょうか。」

 

まずは原稿を拝見しました。

びっくりするくらいしっかり書かれてあります。

飾りっ気ない文章ですが、それがかえって現実味を帯びています。

ただ、文字数が少なく、約1万字ほど。

本に置き換えると30ページ弱です。

 

長い間かかるかもしれませんが、

彼女に寄り添って書籍化を実現しましょうと答えました。

先週は一人で来社され、「第1回原稿の打ち合わせ」を行いました。

彼女の中にある、「経験」をホワイトボードに書き出して

どこの章に入れたらいいかを話し合いました。

 

摂食障害は調べてみれば意外と身近ですね。

私も学びながらしっかりと著者に向き合っていきます。

まずは決意表明!

 

 

ひいひい言いながら3点同時進行した最後の1点が完成しました。

今回は文芸書です。

『艶笑 新「いろはカルタ」』

著者は北海道に住む80代の男性です。

カバーの折り返しに「いろいろあるのが人生」と記しました。

会社のこと、家族や奥様のこと、そしてご自身の想いを綴られています。

人生それぞれが偶然の連続で先に何があるのかがわからないもの。

それを評価できるのは、人それぞれですと。

そんな日々の想いを「いろは」順にことわざを並べたエッセイ集です。

私のような若輩者でもわかるよう、

丁寧に描かれていましたので編集はとても楽しいものでした。

 

早速、北海道の新聞でも書評で紹介されました。

よろしければお読みいただければ幸いです。

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ところで、

本書で坂本一亀氏のことが触れられています。故坂本龍一氏の父です。

河出書房の編集者で大江健三郎の生みの親でもあります。

とても似てますね!

『伝説の編集者 坂本一亀とその時代』河出文庫

早速買って今読んでいます。

戦争体験者である一亀氏は生涯、戦争を嫌いました。

その血は龍一氏にもしっかり受け継がれたというわけですね。

「戦争に行ったのですか。いいですね」と言った三島由紀夫氏に

「あんなもの、何がいいんだ」と一蹴したことも書かれてありました。

 

今年生誕150年を迎えた小林一三。

これを記念して年内に間に合い、発行しました。

タカラヅカを創った小林一三と明治人たちのリーダーシップ

 

ページ数は328ページ、厚さ2.5センチの厚い本が完成しました。

著者は大阪府池田市生まれの古川裕倫氏。

一三さんは山梨県生まれですが、終の棲家は池田市でした。

私も生まれが宝塚市でして、子供のころから小林一三氏のことは知っていました。

いや…知ってるつもりでした。原稿を読み、文献を読めば読むほど知らないことばかり。その凄さに圧倒されました。

 

 

小林一三はひと言でいえば、関西の企業家。

銀行を辞め、起業してその後阪急電車・宝塚歌劇団・東宝映画を創った人です。

線路を引いて街をつくって、娯楽で人を楽しませた人です。

全国高校野球を始めたのも小林一三です。

彼は戦争で疲弊した我が国を盛り立てました。

 

関東大震災(1923年)、昭和大恐慌(1929年)そして敗戦(1945年)…これほどの経済の不安定の連鎖は現在の不況とは比較になりません。

 

もちろん、ひとりで活躍したわけではありません。

松下電器の松下幸之助、電力の祖・松永安左エ門、安田財閥の祖安田善次郎、東急電鉄の創業者・五島慶太、サントリーの創業者・鳥井信治郎…

経済人が必死に協力し合って今日の日本を築き上げました。

明治人の底なしのパワーを持っています。

 

ただ、本書を偉人伝という見方で読んで欲しくないのです。

いま、頑張っているビジネスパーソンに元気になって欲しいのです。

仕事人の志に今も昔もありません。

 

「賢そうな馬鹿になるな」

「正しいことを正しいと言える人になれ」

「金がないから何もできないという人間は、金があっても何もできない人間だ」

 

一三氏の言葉ですが、現在でもそのまま通じます。

ビジネス書という観点で読むとやるべきことが見えてきます。

是非お読みいただければ幸いです。

 

全国書店で販売中。

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ついに書店に並び始めました!

『脱・自律神経難民‼

  あなたに100%向き合ってくれる本』

 

 

自律神経失調症って普通意識しないですよね。

原稿を読むまでは私もよくわかりませんでした。

めまい・不眠・頭痛・肩こりという症状が続き、整体院や病院を巡っていわゆる、「自律神経難民」となってさ迷ってしまうことが多いようです。

著者の首藤さんもそんな一人でした。

独学で病気と向き合い、ほとんど症状がないところまで改善しました。

そんな経験をもとに整体院を開きました。

 

「患者ととことん向き合う」

患者ってもちろん、身体を治すために通院するわけですが、

肝心なことは、患者が本気で治そうと思わなければ病って治らないんですよね。

そのためにはどうすればいいのか。

病院ではできないこと。

それは、患者の話を徹底して聞くということです。

精神的なフォローと不調個所がどうなっているかの解説。

併せて施術も行うというハイブリッドな施術が必要なのです。

本書には自律神経の仕組み、不調になる原因。そして改善方法を説明しています。


手に取って読んでみてくださいね!

書店でもただいま展開中いただいています!

 

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久しぶりのブログとなりました。

 

前回ブログを書いてから4か月あまり。

ようやく書籍が完成します。長い道のりでした…

前回ご紹介したイラストレーターさんに絵を描いてもらいました。

プロのデザイナーが指導しながらの作業でした。

著者の方のご理解もあり、アマチュアのデザイナー「なこ」さんは、

無事、デザイナーデビューしました。

本当に一生懸命に仕事をしてくれました。

著者の意向にあわせてイラストを何度も描きなおしてくれました。

その真面目な姿勢に著者も感心されていました。

描いてくれたイラストは約40個。

 

 
イラストを趣味で描くのと仕事では仕上げ方法が違います。
パソコン上での色と印刷(インク)では違いも生じるため、
そこを見極めないといけません。
しかも書籍の内容に沿わないイラストは使ってもらえません。

 

イラストの納品が終わった後、私は不安でした。

「しんどかった…デザイナーはあきらめます」と言わないだろうか。

でも、違いました。

「楽しかったし、勉強になりました。またお仕事が欲しいです」

と言ってくれました。心底ほっとしました。

彼女はきっとデザイナーとしての道を歩むんだろうな。

そんな嬉しい気持ちが湧き出ました。

 

書籍は11月24日から店頭にならびます。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

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職場のアルバイトさんが書いた画です。
いま大学生ですが、イラストレーターになる夢を持っています。
画って天性のものだと思うんです。
技術は習えば手に入ります。
でも発想は才能だと思います。
 
真っ白い所に自由に書いていいと言われたらどうでしょう。
自由に描くって、意外と難しいんです。
 
絵のモデルをどんな視点で書き、
その人物にはどんな生き様や背景があって何を今思っているのか。
そんな情景が伝わってくる構図です。
彼女は才能があると思いました。
いつかうちの本で描いてもらいます!!
 
 
弊社のサイトをリニューアルしました!
実は3月に完成していましたが、調整修正もろもろあり、ようやく人様に公開できる状態になりましたのでお知らせいたします。
今後ともどうぞよろしくお願いします!
 
 
そしてこの度、お世話になったヘノブファクトリー様、ありがとうございました。おかげさまでストーリー性を持った素敵なサイトに仕上げてくださいました。
「SEOとかいう前にサイト自体に魅力がないとダメなんです。そのためにも御社のことをもっと教えてください。それをもとにストーリー性のあるサイトに仕上げますから!」と舩田社長のお言葉通りでした。最後まで私たちのわがままを丁寧に受けて、寄り添ってくださった宮様、本当にお疲れ様でした。
ヘノブファクトリーさんはお奨めの会社です。

 

 

手描き動画って言うと鉄拳さんが有名ですね。

思わず涙腺爆発とか。

良かった…( ;∀;)、と次の動画が見たくなります。

 

 

今回は最近知り合いになったかしのさき様の手描き動画をご紹介します。

お絵かきムービークリエイターの彼女が期間限定企画を実施されています!

画が可愛いです。

鉄拳さんの作品は強い感動を生みますが、感動が強すぎて何のサイトに来ているのか分からなくなることがあります。これってビジネス書でも同じで、書籍の中に出てくるイラストは本文を邪魔しないことが大切なのです。

 

サイト主のあなたの気持ちを見る人にきちんと伝えるオリジナルアニメーション動画を彼女が製作してくれます。

お客さんの心を動かすようなサイトにしてみませんか?

 

 

小社の親会社、明日香出版社のチャレンジ出版です。

著者は兵庫県西宮市の進学塾で長年教壇に立たれた、溝越先生。

古文に詳しい方、コメントをいただけましたら著者へ届けます。

受験生向きのように見えますが、大人が読めば感じ方が違います。

暗号を解読するつもりで歴史に思いを馳せてみましょう。

 

 

かぐや姫と古文を学んでみる

かぐや姫と覚える古文単語473明日香出版社より4月発売

 

本書は暗記が苦手な方々を救いたいという著者の想いを形にしました。

平安時代生まれのかぐや姫がガイド役となって古文の世界を案内します。

 

 

    
【手】
文字・筆跡・書道/演奏法

 

手によって生じるものへと意味が広がりました。

 

「その花びらに、いとをかしげなる女のにて、かく書けり」(大和物語)

  その花びらに、とても趣のある女の筆跡で、このように書いてある

 

女手心に入れて習ひし盛りに、事もなき手本多く集へたりし中に、」(源氏物語)

  ひらがな熱心に習っていた頃に、無難な手本を多く集めていた中に、

 

 

 

    
【しのぶ】
忍ぶ/偲ぶ

 

人目につかないようにすることや、心の中で思うことを表します。

 

しのぶれど 色に出でにけり 我が恋は ものや思ふと 人の問ふまで」

                         (拾遺和歌集)

  がまんしていたが、(ついに)顔色に表れてしまったなあ、私の恋心は。

  もの思いをしているのかと人がたずねるほどに。

 

「しめやかにうち薫りて、しのびたるけはひ、いとものあはれなり。」                                                      

                (徒然草)

 ( 香こ うのかおりが)しんみりとかおって、人目を避けて暮らしている様子が、とても

  しみじみした趣がある。

 

 

 

    
【ところせし 】
窮屈だ/大げさだ/威厳がある

 

場所が狭いということから窮屈さを表すようになりました。精神的な窮屈さとして、

プラスの意味で「威厳がある」、マイナスの意味で「大げさだ」となります。

 

「ただ近き所なれば、車はところせし。(堤中納言物語)

  ほんの近い所だから、牛車では大げさだ。

 

「下襲の裾長く引き、ところせくてさぶらひたまふ。」                                                      

                (徒然草)

 (藤原伊周は)下襲の裾すそを長く引き、堂々とお仕え申し上げていらっしゃる。

 

 

 

2月の新刊。もう1点は

リーダーが6か月で人財育成の達人となる101のセオリー』です。

 

人にとって社会とはすべて「人」だ

企業は利益が目的です。だからお金は重要。それは間違いありません。

ただ、お金は無くなっても稼げばまた元に戻ります。

しかしひとたび失くすと、なかなか戻ってこないもの。

それは心です。心とは信用です。

心が育めない会社は人間関係がうまく行っていないことが多いのです。

 

世界とは足元半径5メートル以内

「わかっているけど、それが難しいんんだよ」という声が聞こえます。

目線を上げて周りを見渡してください。

あなたの近くに人がいませんか?

あなたの5メートル内にいる人をまず笑顔にしましょう。

その人を輝かせること。その照り返しであなたも輝きます。

これが本書で語られる「ヒト☆ピカ世界」の作り方です。

 

本 社長は悪いことは自分の責任。成果は社員の実績と認識せよ

本 正しい人間観を持つ会社では奇跡が起きる

本 アクセル全開のカメになろう

本 18か月バディ制度でリーダーも新入社員も成長できる

  

 など新たな気づきの視点が満載です。

 

成功事例が満載

本書には活き活きした社員さんが集う会社を紹介しています。

「ぬくもりの創造」を実践する長坂養蜂所(浜松市)

「人本主義経営」を実践するAPRA(台湾)

「組織」より「個」の尊厳を上に置く物語コーポレーション(愛知県)

「あいさつ日本一企業」を目指す酒井商會(長野県)

 

就活の方々にはお奨めの企業ばかりです。