今年生誕150年を迎えた小林一三。

これを記念して年内に間に合い、発行しました。

タカラヅカを創った小林一三と明治人たちのリーダーシップ

 

ページ数は328ページ、厚さ2.5センチの厚い本が完成しました。

著者は大阪府池田市生まれの古川裕倫氏。

一三さんは山梨県生まれですが、終の棲家は池田市でした。

私も生まれが宝塚市でして、子供のころから小林一三氏のことは知っていました。

いや…知ってるつもりでした。原稿を読み、文献を読めば読むほど知らないことばかり。その凄さに圧倒されました。

 

 

小林一三はひと言でいえば、関西の企業家。

銀行を辞め、起業してその後阪急電車・宝塚歌劇団・東宝映画を創った人です。

線路を引いて街をつくって、娯楽で人を楽しませた人です。

全国高校野球を始めたのも小林一三です。

彼は戦争で疲弊した我が国を盛り立てました。

 

関東大震災(1923年)、昭和大恐慌(1929年)そして敗戦(1945年)…これほどの経済の不安定の連鎖は現在の不況とは比較になりません。

 

もちろん、ひとりで活躍したわけではありません。

松下電器の松下幸之助、電力の祖・松永安左エ門、安田財閥の祖安田善次郎、東急電鉄の創業者・五島慶太、サントリーの創業者・鳥井信治郎…

経済人が必死に協力し合って今日の日本を築き上げました。

明治人の底なしのパワーを持っています。

 

ただ、本書を偉人伝という見方で読んで欲しくないのです。

いま、頑張っているビジネスパーソンに元気になって欲しいのです。

仕事人の志に今も昔もありません。

 

「賢そうな馬鹿になるな」

「正しいことを正しいと言える人になれ」

「金がないから何もできないという人間は、金があっても何もできない人間だ」

 

一三氏の言葉ですが、現在でもそのまま通じます。

ビジネス書という観点で読むとやるべきことが見えてきます。

是非お読みいただければ幸いです。

 

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