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今夜も快晴!★koheiの天体写真★

自分の撮った天体写真をメインに日記代わりに載せていきたいと思います。まだまだ経験不足ですが、あまり目立たない画像処理で、自然かつ精細な美しい写真を撮ることが目標です。コメント、いいね大歓迎です。

お月様も太ってきましたので、昨夜はガイド鏡見直しを行いました。現在のSVbonyのガイドスコープ SV165(焦点距離120mm F4)は安価・軽量でデザインも気に入っているのですが、長焦点で撮る機会も増え、ガイド鏡ももう少し長焦点の方がガイド精度がよくなるかなとの目論見です。 ネットを見ると、ガイド鏡の焦点距離については、細かい計算式を根拠に主鏡の1/5説(大昔は2/3)...はたまた1/10でいいとも書いてありますが、総括するとMT-160の1000mmの主鏡ならガイド鏡200mmくらいあれば充分...ということはもう少し伸ばすだけでよさそうです。

 

50~60mmのガイド鏡やバローで伸ばすことも考えましたが、ふとスターベースで手元のタカハシの7X50ファインダーをガイド鏡に転用できるアダプターを発見し、以前出張時に衝動買いしてきました...長い間放っていましたが(^^;)最近プレートソルビングのおかげでファインダーはあまり使わなくなったから全部で5個くらい遊んでおり不用品活用になります。

 

 
費用をできるだけ抑えるためファインダー(ガイド鏡)脚amazon(直輸)で購入。激安でしたが全く使用には問題ありません。(小物類は最近100%中華製です、これとか...以前紹介のAliExpressよりは安心感があります)
 
昨夜テスト撮影をして、ASIAIRのメインカメラとして作動させ、バーティノフを使ったピント合わせと焦点距離確認、それにテスト撮影を行いました。ASIAIR計測値で焦点距離は208mmでした。現在の1.7倍ですので、まず1000mmまでのガイドは全く問題ないでしょう。
 
PS:それにしても最近モノクロCMOSカメラ120MMmini君は...昼(PSTによる太陽撮影)も夜も大活躍で、稼働率抜群、敢闘賞モノです。(下記は5/16 17:30くらいの太陽です)
 
 
 

 

...ということで、PSTが一昨日やってきました。このHα太陽望遠鏡も随分歴史が長く、2005年に発売されたロングセラー製品のようです。元々米国コロナド社で発売されたのですが、その後買収され、今はMEADEから販売されています(ということでVIXENが現在輸入元・サービス)。口径40mm(f400mm)で接眼鏡(18mm)もついていて、すぐに使える仕様になっており、架台は底部に1/4インチネジで止める仕様です。(重量は1.3kg)太陽望遠鏡の中では一番安価で、入門機の位置づけです。(太陽も沼は深いらしい?

 

 

とりあえずは、不安定ですがカメラ雲台に載せています。詳細(使い勝手・メンテナンスなど)はまた別途報告します。カメラの取り付けは中々難しく、とりあえずガイド用のモノクロカメラ(ASI120MMmini)でファーストライトが撮れましたので載せておきます。(このセンサーでは小さく太陽全体が入らない(^^;))

 

【PST画像】左下にプロミネンス

【通常望遠鏡画像】

 

昨日(5/13)は夕方雨上がりに1時間ほど見れ、かろうじて低緯度オーロラをもたらした(?)巨大な黒点・フレアと大きなプロミネンスが見え、結構感動しましたが、今日は太陽の自転(※)で、残念ながらその部分は裏側に回ってしまい、大きなプロミネンスはアーチ状の一つしか見えませんでした。それでもやはり黒点の数は多いです。(※地球の公転を加味した地球から見た太陽の自転周期は27.2743日)

 

ベランダ撮影にまたジャンルが一つ増えて楽しみです。(太陽光・紫外線には注意します)

 

【データ(1)フレア・プロミネンス】

鏡筒:     コロナドPST(400mm F10)直焦点

日時:    5/14 11:37~ 91秒610FR(30%採用)

      露出時間0.26ms Bin1 Gain0

【データ(2)黒点】

鏡筒:      FSQ-85ED(450mm F5.3)直焦点

フィルター:Baader ASTRO SOLARフィルター ND5

日時:    5/14 11:58~ 61秒300FR(50%採用)

      露出時間0.10ms Bin1 Gain0

【共通】

カメラ:  ASI 120MM Mini(1280x960)

赤道儀:  EXOS2(ONSTEP仕様)

画像処理: ASI VideoStackにてスタック(強調処理はしていません)

撮影地:  自宅(吹田市)

前回西はりまで「棒渦巻」型銀河NGC4725周辺の銀河を撮りましたが、コントラストも悪く、特徴的な巻きつくような腕の部分もあまり表現できなかったので、今回取り直し&画像処理し直しました。前回分と統合(スタック)はしていません。

 

そろそろ見ていただいている方も似たような銀河ばかりで飽きてきましたよね。かなりの種類の銀河を撮影しました。ブログは撮影記録も兼ねているのでご容赦いただくとして...次回遠征は機材も夏の(天の川や散光星雲)仕様に衣替えします。

 

【NGC4725 かみのけ座】

(拡大)左がNGC4747(尾っぽみたいなのが美しいです)、右がNGC4712

(前回作)

(オリジナル(今回))

 

データ

鏡筒:     タカハシMT-130 レデューサー(618mm f4.8)

カメラ:  ZWO ASI 1600MM Cool

フィルター:ZWO LRGBフィルター

赤道儀:  EXOS2(ONSTEP仕様)

ガイド鏡: SVBony SV165 ASIAIRによるオートガイド

日時:    5/3 23:34~ 95分(L:5分x10FR、RGB:5分x各3FR)

撮影地:  丹波篠山市

【独り言】13cmでも結構撮れるもんや。上級者の作品とは比較にならないけど。