太陽望遠鏡PSTファーストライト | 今夜も快晴!★koheiの天体写真★

今夜も快晴!★koheiの天体写真★

自分の撮った天体写真をメインに日記代わりに載せていきたいと思います。まだまだ経験不足ですが、あまり目立たない画像処理で、自然かつ精細な美しい写真を撮ることが目標です。コメント、いいね大歓迎です。

...ということで、PSTが一昨日やってきました。このHα太陽望遠鏡も随分歴史が長く、2005年に発売されたロングセラー製品のようです。元々米国コロナド社で発売されたのですが、その後買収され、今はMEADEから販売されています(ということでVIXENが現在輸入元・サービス)。口径40mm(f400mm)で接眼鏡(18mm)もついていて、すぐに使える仕様になっており、架台は底部に1/4インチネジで止める仕様です。(重量は1.3kg)太陽望遠鏡の中では一番安価で、入門機の位置づけです。(太陽も沼は深いらしい?

 

 

とりあえずは、不安定ですがカメラ雲台に載せています。詳細(使い勝手・メンテナンスなど)はまた別途報告します。カメラの取り付けは中々難しく、とりあえずガイド用のモノクロカメラ(ASI120MMmini)でファーストライトが撮れましたので載せておきます。(このセンサーでは小さく太陽全体が入らない(^^;))

 

【PST画像】左下にプロミネンス

【通常望遠鏡画像】

 

昨日(5/13)は夕方雨上がりに1時間ほど見れ、かろうじて低緯度オーロラをもたらした(?)巨大な黒点・フレアと大きなプロミネンスが見え、結構感動しましたが、今日は太陽の自転(※)で、残念ながらその部分は裏側に回ってしまい、大きなプロミネンスはアーチ状の一つしか見えませんでした。それでもやはり黒点の数は多いです。(※地球の公転を加味した地球から見た太陽の自転周期は27.2743日)

 

ベランダ撮影にまたジャンルが一つ増えて楽しみです。(太陽光・紫外線には注意します)

 

【データ(1)フレア・プロミネンス】

鏡筒:     コロナドPST(400mm F10)直焦点

日時:    5/14 11:37~ 91秒610FR(30%採用)

      露出時間0.26ms Bin1 Gain0

【データ(2)黒点】

鏡筒:      FSQ-85ED(450mm F5.3)直焦点

フィルター:Baader ASTRO SOLARフィルター ND5

日時:    5/14 11:58~ 61秒300FR(50%採用)

      露出時間0.10ms Bin1 Gain0

【共通】

カメラ:  ASI 120MM Mini(1280x960)

赤道儀:  EXOS2(ONSTEP仕様)

画像処理: ASI VideoStackにてスタック(強調処理はしていません)

撮影地:  自宅(吹田市)