花粉症でもないのに鼻がムズムズ
ほんの少しですが寒さが緩むを気配をみせてきました。そうすると気になるのは、花粉症ではないでしょうか。
もともと花粉症の方やそうでない方でも、暖かくなると花粉には少なからずナーバスになると思います。
鼻がムズムズしだして花粉症か?と思っても実際には違う場合があります。それが寒暖差アレルギーです。
風邪をひいているわけでもなく、これといったアレルギーがあるわけでもないのに、咳や鼻水が出たりする時は、寒暖差アレルギーを疑いがあるそうです。
寒暖差アレルギーとは、急激な気温の変化が引き金となり、鼻の中にある血管を広げ、粘膜がむくむことで鼻づまりなどを引き起こすそうです。
対策としては、気温に合わせてこまめに服装を調整することが大切なのだそうです。また、冷えがあるとよけいに気温の寒暖差の影響を受けやすくなりますので、ふだんから足つぼなどをして、血流をよくすることをお心がけましょう。
鼻がムズムズする場合は、鼻に関係する反射区を刺激してみましょう。まず、鼻の反射区は、足の親指の爪の付け根のあたりにあります。体の中心側の爪の生え際の横に出っ張った骨の上の部分を刺激してください。そして、鼻炎などに関係する鼻の奥にある副鼻腔の反射区は、各指の第一関節の付け根から先端の部分です。
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頭痛や耳鳴りは首のこりが原因?
以前に肩こりには後頭部のマッサージが効果的であるという内容を書きましたが、後頭部から首にかけのてこりは頭痛や耳鳴りの原因のひとつになっているそうです。
うなじの部分には、目や耳、頭の後ろを広く支配している神経が通っています。そのため、首の後ろがこると、神経が圧迫されて耳鳴りがしたり、目がかすんだり、頭痛がおこることがあるそうです。
首のこりを改善するためには、血流をよくしてあげることが重要です。うなじ周辺をもみほぐしたり、あたためることで血液の流れがよくなると思います。
首の反射区は、足裏の親指の付け根から第1関節の間の部分にあります。首がこっている方は、この部分がゴリゴリしていると思いますので念入りにほぐしましょう。
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そけい部のマッサージでお腹の冷え防止を
冷えは体にさまざま不調をもたらしますが、やっかいなのがお腹の冷えです。お腹の冷えは特に女性の方にとって、お通じが悪くなったり、婦人系にもよくないといわれています。
お腹の冷えの原因のひとつとなるのが、毛細血管の血液の流れが悪くなることです。
足の付け根の部分にあたるそけい部には、お腹につながっている血管が走っているため、この部分をマッサージすることでお腹の中の毛細血管の流れがよくなるそうです。
また、そけい部にはリンパが集まるリンパ節があります。血管だけではなく、リンパも同時にマッサージすることで、下半身のむくみの防止につながると思います。
そけい部の反射区は、内側のくるぶしの2~3cm上のあたりにあります。お腹の冷えが原因と思われる不調がある方は、ぜひこの部分を刺激してみてください。
超濃厚な地鶏スープでお肌つやつや?
知人の方から台湾に行ったらぜひ食べてみてと、紹介されたのが「驥園川菜餐廳」。土鍋に入った地鶏のスープを出すお店です。
ちょっとお高めのお店ですが、ランチタイムは比較的リーズナブルなお値段で食事を楽しめます。
土鍋に地鶏のもも肉がゴロンと入っています。スープはコラーゲンたっぷりで超濃厚。食べているそばから表面にコラーゲンの膜ができていきます。
味は淡白ながらものすごく深みがあり、体のすみずみまで滋養がいきとどく感じです。ジャッキー・チェンさんやアンディ・ラウさんも台湾に訪れた際には必ず立ち寄るというのも納得です。
ここのスープを飲んでて思い出したのが、池袋に「鶏の穴」というラーメン屋さんです。そのお店は、鶏を長時間にわたって煮込んだ濃厚でクリーミーなスープが売りです。こちらもおすすめのお店です。
ランニングは朝がいい?
最近のマラソンブームからランニングをしているという方が非常に増えてきています。足つぼをしていても、今日は皇居を何周したというお話をされる方が多いです。
ランニングをされる方の目的はそれぞれで、東京マラソンに参加するためにみっちり走りこみをされるている方がいる一方で、ダイエットを目的とした方も少なくありません。
早朝の出勤前にランニングをされる方も多いようですが、朝に体を動かすことで、代謝を高め1日の活動で効率よくエネルギーを消費できるようになるそうです。
また、ダイエットという視点では、脂肪が燃焼するまでにある程度の時間をかけなくてはなりません。しかし、朝は血中糖度が低くなっているため、脂肪が燃焼しやすい状態なのだとか。
ランニングの後はストレッチをして、筋肉に疲労を残さないことが大切ですが、時間に余裕があるようでしたら、足つぼをして足裏全体とふくらはぎをほぐしましょう。足のスッキリ感が全然変わってくると思います。
赤ちゃんの動きがメダルを生む?
先日、アスリートとして活躍される方を紹介するNHKのスポーツドキュメンタリー番組「アスリートの魂(アスリートのたましい)」で、室伏広治さんが紹介されていました。
室伏さんは、ハンマー投げで北京オリンピックで金メダルを獲得し、昨年の世界選手権でも見事に優勝を果たしました。番組では、今年開催されるロンドンオリンピックに向けての取り組みに焦点をあて、37歳という年齢とともに衰える肉体でいかに世界と戦っていくかを紹介していました。
その中でおもしろかったのが、独特のトレーニング方法。年齢的にこれ以上、早く走ったりする身体的な能力を高めていくことは難しいが、人間本来がもつ機能をひきだすことができれば、さらなるパフォーマンスを発揮できるのではないかということで、赤ちゃんの動きをトレーニングに取り入れていました。
ほとんど筋肉がない赤ちゃんがきちんと寝返りを打てるのは、筋肉の動かし方が最も無理なく効果的だからなのだそうです。その秘密は、背骨の背中の部分の背椎と股関節をいかに使うかという点にあるのだとか。
室伏さんは、スポーツの動きは非日常の動きをするため体に負担をかけやすいということをおっしゃっていましたが、座りっぱなしなど長時間同じ姿勢でいることが多い現代人の生活も本来の体の動きからしたら非日常といえるかもしれません。
特に運動不足や長時間同じ姿勢でいることから、現代人は股関節の柔軟性がなくなっているといわれています。
体本来の機能を取り戻すためにも適度な運動をするとともに、足つぼを続けることで、赤ちゃんのような無理のかからない体の使い方をできるようにしましょう。
股関節の反射区は、両足にある内側と外側のくるぶしの下の部分です。この部分がゴリゴリする方は、股関節がかたくなっているかもしれません。
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腰をあたためてお通じがよくなる?
あいかわらず寒い日が続いていますが、カイロを手放せないという声を女性の方からよくお聞きします。
そして、体のどの部位でカイロを使っているかたずねると一番多いのが”腰”というお答えです。
便秘にお悩みの方を対象に、腰に蒸気の出る温熱シートを1日5時間貼る実験をしたところ、お通じが改善する効果がみられたそうです。
骨盤付近は、内臓に血液を送る血管の分かれ道になっていて、この部分をあたためることで内臓にあたたかい血液を送ることができるようになるため、お通じに関係の深い大腸や直腸の活性化をはかっているのではないかと思います。
また、骨盤の中にある仙骨は、背骨につながっていて内臓の動きをコントロールする自律神経に影響を与えています。この部分をあたためることで腸の動きもよくなると考えられます。
お通じのよくない方は、まずはお腹をあたためることから始めましょう。そして、足つぼをすることで自律神経の乱れを整え、消化器系の器官の活性化をはかりましょう。
消化器系の反射区は、土踏まず全体にありますのでまんべんなく刺激しましょう。特にかかと周辺は、大腸などお通じに関係の深い器官の反射区になりますので念入りにしましょう。
裸足の芸者さんの乾燥対策
先日、芸者さんの肩こりのお話を紹介しましたが、その後芸者さんの血を引く友人からメールがありました。メールによると、当時の芸者さんは真冬でも足袋をはかずに素足でいることが多かったそうです。
特に深川の芸者さんは、男性の羽織をはおり、足袋をはかずに素足でいることを粋としたようです。お座敷にあがる芸者さんですので、素足だと足裏を人に見せることになります。私が気になるのは、足裏のお手入れをどうしていたのかという点です。
いろいろ探してみると当時の方々は、お風呂に行く際に米ぬかの入った袋を持っていて石鹸のかわりにそれを使っていたそうです。
米ぬかには保湿効果の高いセラミドが豊富で、さらに米ぬかに含まれる脂肪分が保湿の効果を高めているそうです。また、米ぬか自体にスクラブ効果があるため、よけいな角質をきれいにする効果もあるのだとか。
当時の芸者さんは、米ぬかで足の乾燥を防ぎ、冬でも素足で颯爽とお座敷にあがって粋をうっていたのではないかと思います。
現代でも足裏の乾燥対策にはお手入れが重要です。特に空気が乾燥するこの時期はお風呂上りなど、クリームなどをしっかり塗って乾燥対策をしましょう。
そして、皮膚の新陳代謝を促して、いつでもつるつるの足でいられるように足つぼをしましょう。
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