南東 | あしたうさぎ の 散歩日和 ー と 衣食住、ときどき好きな事。ー

あしたうさぎ の 散歩日和 ー と 衣食住、ときどき好きな事。ー

旧タイトル
あしたうさぎの朝ごはん ー野菜ごはん、ときどき、好きなこと。ー

足りないものを補い身体を整える朝ごはん・・・の事を書いていたけど、2020年から以外の事を書く機会が増えました。写真の著作権は放棄していません。ご使用ご希望の際はご相談下さいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

南東の方角に赤い星を見ました。

 

 

 

 

昨日のようにうだるような蒸し暑い夜に見るには

 

印象的すぎる色。

 

 

 

 

 

 

 

 

赤が ”もっと” 赤に思えてくる。

 

それに、赤はやっぱりドキドキします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は結局のところどんな色も好きです。

 

それは、

 

その色を見る時に湧き上がる感情を全て、

 

その色を好むと言い換えるための

 

ポジティブな理由に変換できるから。

 

 

 

 

 

 

 

 

これはとてもいい能力のようにも思えるけれど、

 

色に限らず自分に降り注いだ全ての事柄に、

 

こういう風にするのはダメなようです。

 

 

 

だって自分以外の人に降り注いだ事柄に関しては

 

そんな事はしないのだから。

 

 

 

 

 

 

昨日の夜は、

 

冷凍してあった分の最後のたけのこご飯を食べたのですが、

 

これは

 

4月、5月に食べたいわゆる孟宗竹のものの時とは違い、

 

 

 

お弁当屋さんで買ったりするほどではないかもしれないけれど

 

それでも、しょうゆやお酒の味をしっかり効かせたもの。

 

私にしてはわりとしっかりとした味のものでした。

 

 

(ここ数年孟宗竹の季節の後のお楽しみとして

 

 気に入って食べている ”たけのこ” です。

 

     ・・・わかりますか?)

 

 

 

 

 

 

だからこの蒸し暑さでも美味しく食べられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

けれど次は、

 

さっぱりとしたその香りを生かして炊く生姜ご飯と一緒に、

 

この写真のようなスパイスを効かせたものも炊いておきましょう。

 

 

 

 

 

 

5月12日(土)。

 

 

ミネラルたっぷりの弓田ごはん

 

たっぷりのスパイスでアレンジしたもので朝ごはんです。

 

 

 

アレンジのひとつ目、

 

「醤油よりではなく塩味より」の味付けにしたこと。

 

 

 

 

 

塩。

 

 

自分の家の台所にある(食卓塩ではない)「海の塩」を使えば

 

ミネラルたっぷりだから、

 

上等の醤油を買っていない場合はむしろその塩を使ったほうが

 

いいだろうと思っています。

 

(ちゃんとすこし意識して買っても醤油より安いしね。無理がないです。)

 

 

 

この日の弓田ご飯は醤油ではなくて塩味で、

 

お味噌も自分で買う塩を使っているからなおさら自信を持って

 

食べられます。

 

 

 

(目の前に出されたものを全力で美味しく食べる心算でいるのも、

 その栄養をうまく自分の体に取り入れるのに大事な方法のひとつと

 思って・・・

 たとえば外の空気の中で食べるご飯はおいしい、

 とか、「おいしい」と声に出して食べるとか、大勢で食べるご飯は

 おいしいとか・・・小さい頃から当たり前に聞いてきた言葉を

 忘れないようにしたいなあ。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高野豆腐、切り干し大根、昆布、アーモンド、煮干し(粉)、

 

ひよこ豆、にんじん、オリーブオイル(多め!)・・・塩、

 

醤油も入れたかもしれないけれど、忘れちゃった。

 

 

 

 

 

 

 

だけどやっぱり外で食べるものよりずっと薄味。

 

この日のは特に。

 

 

これだけでは、実家で両親が夕食なんかで食べるとしたら

 

さびしいだろうから、

 

目玉焼きなんかをのせてそれに塩味をつけることによって

 

調節してもらえるようにしようと思って。

 

 

 

オカン様の手の手術・・からの退院の日持っていくつもりで

 

 炊きました。オトン様は塩分の量にとても敏感。

 

 薄味ならば、とりあえずすこしは食べるだろう・・・との

 

 思いもあります。)

 

 

 

アレンジ2つ目。

 

 

クミンはカレーライスが大好きな日本人には受け入れられやすい

 

いい香りがしますから、入れたかな?

 

 

 

あとはこの日もきっとしじみ汁を飲んだと思うけれど、

 

「大きな人」がのみすぎた時のためにも・・・とターメリック。

 

 

そして私とオカン様の ” 女性 ” 2人に・・・と

 

ジンジャーパウダーを気持ち多めに、

 

 

 

 

そしてこのスパイスを使ったアレンジで一番重要なのは、

 

 

ベランダで昨年収穫したコリアンダーシードと

 

フェンネルシードも一緒に炊き込んだことです。

 

 

 

 

 

 

(大雑把なところも多いけれど、

 

 アレンジの仕方はやみくもではないですよ。

 

 新しく出会おうとする、生み出そうとする・・・味の中で、

 

 自分が何を美味しいと思うかをイメージしながら、

 

 これとこれを合わせたら合うだろうとバランスを考えながら

 

 すすむのが楽しみです。

 

 どうせなら自分が今まで関わった人たちにとっても、

 

 無理のない方法であったらいい、と単純化するのも

 

 楽しみです。

 

 自分の役割となった事を楽しもう、味わい尽くそうと決めたから。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山陰地方の方が「記録として」とブログに書いてくださるのを

 

昨日1週間ぶりくらいに一気に読みました。

 

それで夜には、明るく光る火星を見たくなりました。

 

 

 

 

 

私にもすこしだけ悲しい事があったあとでしたし、

 

昨日都会の暗い空の中に見た赤い色は

 

胸が明るく高揚するようなものではなかった。

 

 

若い人が胸の中に・・・誰しもが抱え得るような

 

そういうドキドキを呼んだわけではなかった。

 

 

 

 

 

 

「やっぱり(先日私に起きた事は)悲しいなあ。」

 

 

目で見るものに自分の心の中身を投影しているようでした。

 

その悲しみをただ「前向きに」と頭から追いやろうとするのではなく

 

ひとまずはしっかり味わえる昔の自分に今は戻れています。

 

 

(色の持つ意味も、絶対ではなくて、見る人の状況によってによって

 

 変わるんですね。色の持つ力は本来私なんかにとっては

 

 すごく強いはずだけれどね。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思いが一度沈んだ胸の底のほうから

 

再び浮かび上がってくるような感じでした。

 

 

でももう痛みや怒りでなくなってはいて

 

ただ何か感情が相変わらず動くのは抑えられないといった

 

ドキドキ。

 

 

(ああ。赤が何かしらドキドキを運ぶことだけは

 

 変わらない。明るい気持ちにはいたらなくても

 

 この色が人にもたらす高揚はやっぱり普遍的なことみたい。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でもそれくらいが本当はちょうどいいのだって。

 

 

 

 

あまりにも全ての事を「大丈夫。」「大丈夫。」で

 

乗り切ろうとしたり、

 

その場では乗り切ってしまうと

 

上手に燃やして灰にできない?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すこし陽性に傾かせたいがための

 

はっきりと味付けしたのを食べた昨夜のたけのこご飯。

 

その後南東の方角に探した火星を見ながら

 

「うまく真っ赤に燃やして、焼き尽くすには」と考えていたら、

 

宮沢賢治の書いた物語の登場人物(ピース)たち

 

蠍、蟹・・・が、

 

次々と思い出されました。

 

 

賢治が夜空に見た赤い色はこういう色だったのだろうな。

 

 

 

でもその後すぐに、

 

おまつりで一緒にお仕事した方が言ってくれた

 

いくつかの言葉だって繰り返し思い出されます。

 

 

(ね。強いでしょ?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先週のことを思い出して

 

ふたたびほんの少し悲しい気持ちに染まった昨日の星空の赤に、

 

 

汗だくでその人と2人で歩いて帰って来て別れる間際に聞いた

 

日曜日の夜遅くののシンプルな言葉が覆いかぶさるように

 

思い出されて、

 

それはたぶんいつもよりずっと嬉しくて

 

 

 

 

「明日はその言葉を書くために目を覚ます事が出来たらいいな。」

 

と、久しぶりに図書館でのんびりしてから

 

楽しく夕飯の食材を買って帰ってきた今もまだ、

 

 

余韻に浸っています。

 

 

 

 

今日はいい日なんです。