国の機関である中小企業基盤整備機構が運営する「小規模企業共済」制度について、加入されている方、内容がよくわからない方などいらっしゃると思いますのでここで大まかな概要をご紹介します。
この制度は、小規模企業の経営者や役員、個人事業主の方などのための、積み立てによる退職金制度です。現在、全国で約159万人の方が加入されています。掛金は全額を所得控除できるので、高い節税効果があります。
大きな「おトク」ポイントは3つ。
①月々の掛金は1,000~70,000円まで自由に設定が可能で、加入後も増額・減額できます。確定申告の際は、その全額を課税対象所得から控除できるので、高い節税効果があります。
②共済金は、退職・廃業時に受け取り可能で満期や満額はありません。共済金の受け取り方は「一括」「分割」「一括と分割の併用」が可能で、一括受け取りの場合は退職所得扱いに、分割受け取りの場合は、公的年金等の雑所得扱いとなり、税制メリットもあります。
③契約者の方は、掛金の範囲内で事業資金の貸付制度をご利用いただけます。低金利で、即日貸付けも可能です。
その他、詳しい制度の内容については下記のURLをご覧ください。なお、商工会議所も中小機構の業務を取り扱っている委託団体になっておりますのでよろしくお願いいたします。
【独立行政法人 中小機構基盤整備機構 小規模企業共済とは】