盲点になっている観点。 | 徒然に。

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 私は少年サッカーの現場で、実は盲点になっているのではないかと思っていることがあります。

 それは「足を速くする練習をやっているかどうか」です。

 私は、技術を生かしたサッカーが好きなので、技術を徹底的に練習するようにしています。

 ですが、じゃあサッカー選手として根本的に何が最も長所になるかといえば、私は技術ではなくて「スピード」だと考えています。

 もちろん最低限の技術があることは前提ですが、その上でスピードがあれば、必ずどのポジションでも重宝されるのです。

 さらに、世界で最も技術に特化しているスタイルといえるFCバルセロナのスカウトは、意外な観点を見ているのです。

 

一方で興味深かったのは、現場のスカウトに話を聞いた時だ。

「他のチームはどうか分かりませんが、バルサが選手に求めるのはスピードです」

 2021年までバルサのチームスカウトを務めたジョゼップ・ボアダは、明確に基準を語っていた。

「バルサのトップチームで活躍する選手は、スピードが断然優れています。状況判断、走力、俊敏性を合わせた“プレーの速さ”というんですかね。もちろん、技術があることは前提での話です。蹴って走るだけのプレーヤーはバルサで通用しません。現代サッカーでは、上手いだけでも強いだけでもダメで、スピードが求められ、そこでの技術の高さがバルサでは欠かせないのです」

 バルサのスカウトがこう言うので、深読みして「走る速さというより判断の速さを見ているんだよ」という人が以前にいました。

 ですが私はもっと言葉通りに受け取ればいいと思います。

 判断の速さも見ているのでしょうけど、もっとシンプルに、走る速さや俊敏性を最も評価しているのだと思います。

 

 では、走る速さは生まれつきなのでしょうか。

 私は「最大限に努力した先は遺伝」だと思います。つまりその人の最大値は遺伝的に決まっていると私は考えています。

 ですが、ほとんどの人はその人の最大限の努力をしていないのだと思います。

 勉強と同じでしょう。

 勉強が苦手な人が1日10時間10年間勉強しても、東大に入れないと私は思っています。

 ですが東大に入れる素質がある人が、まったく勉強しなかったら東大に絶対に入れません。

 それと足の速さは同じだと思うのです。

 本当は素質があっても、練習をしてないから足が遅い可能性があります。

 そして素質は平均的でも、しっかり走りの練習をすれば、素質だけで走っている人よりも速くなれる可能性はあると私は考えています。

 

 それでは、具体的にどういう観点で走りの練習すればいいか、私なりに今実践していることを含めて書いてみたいと思います。

 『アスリートのための解剖学』(筑波大学准教授 大山圭吾)アスリートのための解剖学 - 検索 (bing.com)によると、疾走中に使う主な筋肉は、大殿筋、ハムストリングス、大内転筋、腸腰筋です。

 そして、筋肉というのは「意識すると発達する」という法則があります。

 ということで、私としてはまずこの4種の筋肉のストレッチを毎回やることによって、筋肉を意識できるようにしています。

 ストレッチ方法はYoutubeで見ればいくらでも見つかると思います。

 次に実際のトレーニングです。

 私は、上記した解剖学的見地から、以下の練習を実践しています。

 

 

 ↑ウサインボルトの、1分52秒~、2分9秒~、2分23秒~。

 

 

 ↑4分27秒からの「サイクリング」。

 それと、「膝を曲げない状態での縄跳び」。

 

 毎回のフォーミングアップに入れても、10分くらいでできます。

 そしてこれを数年続けたら、効果があると私は確信しています。