マヤ暦の越川宗亮さんの作られた、日記についての講座
「Face up to講座 -自分と向き合う-」
を受講して、レオナルド・ダ・ヴィンチに興味を持ちました。
ダ・ヴィンチは常にノートを持ち歩き、膨大なメモを残したそうで、講座のテキストの中に名前が挙がっています。
でも私、ダ・ヴィンチのことは
「モナ・リザを書いたすごい人」
ぐらいのイメージしかないので、知りたいと思い、
桜川Daヴィんち著
『超訳 ダ・ヴィンチ・ノート』(飛鳥新社)
を読みました。
ダ・ヴィンチのノートから、ダ・ヴィンチ像が見えてきます。
現代の私たちにも通じるメッセージとして桜川さんが読みやすくまとめてくれています。
ダ・ヴィンチの言葉や態度から面白いと思ったところはいろいろあるのですが、ひとつあげてご紹介します。
それはこんなダ・ヴィンチの言葉です。
あなたが親交を望むときは、その人の学習態度を見て選択するといい。あなたにいろいろなことを考えさせる関係は実りが多い。その他の親交はどれも有害となろう。
(アシュバーナム手稿)
これについて桜川さんは次のように解説されています。
孤独を奨励し、孤高の天才のように見えるダ・ヴィンチですが、社交的な一面もありました。とはいえ、誰彼かまわず交流していたのではなく、接する人は選んでいます。ダ・ヴィンチの人選基準は、その人の「学習態度」にありました。
「誠実」とか「やさしい」とかではなく、「学習態度」って面白い視点だなと思いました。
この「学習態度」は「学校の教室で姿勢よく先生の話を聞いている」とかそういうことではないですよね。
例えば
・どんなことに好奇心を持つか
・知りたいと思ったことに対してどんな行動をして学びにつなげているのか
・自分が学んだ情報を、どのように日々の行動に結び付けているのか
といったことかなと思います。
案外私たちも、どんな人と付き合いたいかに、無意識に反映しているようにも思います。
「あの人、面白いな。会いたいな。」
と思う人って、自分と似たような、とか、自分が尊敬する学習態度の人かもしれません。