皆さま、こんにちは！
ちょい前のブログで、
毎年12月～３月まで営業を冬季休止する
２駅は利用者が少ないことから
JRが地元に対して廃止の意向を伝えたというウワサが流れまして…
もし来春の廃止が決定事項だとすると、
明日より冬季休止期間に突入するために
営業期間は実質今日がラストとなるわけです。
２駅の運命は如何に!?
横手市内の北上線にはもうひと駅、
２駅と同様の停留所タイプの駅が存在してました。
廃止が検討されてる２駅と合わせて
ここを訪れた同志の皆さん、
きっと多いのではないでしょうかね？
横手市東部にあるこちらでしたよ。
北上線・小松川（こまつかわ）駅です！
矢美津駅、平石駅は国道107号線沿いにありますが、
こちらは国道から外れた山間にありました。
昭和25年に設けた仮乗降場を昇格させて出来たという
謎めいた歴史を持ちましたが、
その辺りは後ほど検証することにしまして…
先にも書きましたが、
小松川駅は国道から外れた場所にあるために
辺りはとても静か。
国道は、写真に写る民家さんの裏を流れる
黒沢川の対岸に伸びてました。
滅多にクルマが通過しない小松川踏切のすぐ脇に
小松川駅がありましたよ。
踏切を渡った先の景色はこんな感じ。
平石駅よりも民家は多い印象です。
駅前には自転車置き場があったようですけど
ご覧のような状態でして…
屋根が抜け落ちてますが、
フレームが曲がってますので
積雪に耐えられなかったのでしょうね。
その下に置かれたチャリンコも
グンニャリと曲がってましたよ。
スロープを伝いホームに進入します。
こちらが小松川駅の単式ホームなり～
ホームの中央の待合室が設けられてました。
小松川駅の正式な開業年は昭和26年。
その前年に仮乗降場として設けられましたが、
待合室自体は仮乗降場時代の昭和25年に設けられたモノ。
それを示す建物財産標が貼られてましたよ。
それでは待合室の内部に注目！
この壁面、出札窓口があったように見えません？
最初に言っておくと
小松川駅は開業当時から無人駅なのです。
それなのに、仮乗降場時代から
出札窓口を備える待合室を持ってた小松川駅。
そんな小松川駅が開業に至った経緯とは一体…？
ここからはあくまでも個人的な憶測ですが、
藩政時代に関所があった白木峠の遊歩道の入口が
小松川駅のすぐそばにあります。
国道107号線やさらに昔の平和街道が開通する以前は
白木峠が交通の要所だったとか。
現在はハイキングコースとなった白木峠の
ハイキング客を導くために
小松川駅は開業したのではないでしょうか？
こちらは国土地理院のサイトから転載した
昭和23年撮影の航空写真ですが、
仮乗降場が開業する２年前にも関わらず
場所が確保されてます。
よく見るとホームらしき施設の姿も。
仮乗降場が設けられる以前から
何らかの客扱いが行われていたのではないでしょうかね？
実のことろ出札窓口は行楽シーズンの多客期も使用されず、
列車の車掌さんと運転士さんが手分けをして
切符の集札を行ってたようで。
国鉄時代の小松川駅の様子がめっちゃ気になってましたわ。
現在は矢美津駅、平石駅と同様に
快速列車が通過するに変わりました。
目の前をキハ100の単行列車が通過していきましたよ。
廃止が検討されてる２駅よりも
こちらの方が利用者数が少ないように思いましたが、
実態はどうなのでしょう？
まずは矢美津駅、平石駅が廃止されぬことを願ってます！
↑（北上駅方面）
岩沢駅
和賀仙人駅
ゆだ錦秋湖駅
ゆだ高原駅
小松川駅（令和３年11月14日）
相野々駅
↓（横手駅方面）
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