皆さま、こんにちは！
前回のショートムービーに続き、
「破牙神ライザー龍」メイキングムービーの
撮影と編集を担当させて頂きました。
公式YoutubeにUPされましたので
チェック頂けると嬉しいです。
話はガラリと変わりまして…
今月いっぱいで
北上線・黒沢駅の駅便（駅の便所）が廃止されることが
JRから公表されました。
便所が廃止されてもどうってことないって？
いえいえ、黒沢駅の駅便は
駅ファンの間では有名な代物なのですよ。
そんな黒沢駅には今から４年前、
地元の友達と一緒に訪れました。
コロナ禍に突入してから飲み会すら出来てませんが、
また集いたいですね。
今日は北上線・黒沢（くろさわ）駅の訪問記です。
黒沢駅は北上線（当時は全線開通前の横黒線）が開通した
大正10年に開業。
わずか一年ですが、終着駅だった時代がある駅です。
木造駅舎が目を引きますけど、
建物財産標によると開業当時からあるモノとのこと。
藤根駅の駅舎が平成31年に改築されたことから、
北上線内では唯一、開業当時からの駅舎が残る駅でした。
それでは件の駅便を覗きます。
駅舎内ではなく別棟の建物としてありました。
この駅便の何がすごいのか？
建物財産標をよ～くご覧くださいませ。
なんと！
黒沢駅が開業した当時から使われてたモノなのです。
こちらの財産標は開業当時から貼られているモノかな？
財産標に「第九号（号は旧漢字）」が附番されてますが、
それよりも若い番号はどこに振られてたのでしょう？
昔は駅舎の脇に貨物倉庫があったそうですので、
それらに振られていたのかしら？
便器は新しめのモノに交換されてますが、
建物はまさに大正時代そのもの。
開業当時から姿を変えてなさそうですね。
片隅にレトロな手洗い場も残されてました。
ここは岩手県内にあるJR駅の中で
もっとも雪が積もる駅らしく。
４月だって言うのに雪がどっさり積もってましたっけ。
駅前にあるコレ、
元々は蒸気機関車の時代に使われていた
洗面台ではないでしょうか？
駅ファンを唸らせる施設は構内にもあるらしい。
まずは駅舎内から覗いてみました。
Wikipediaによれば
黒沢駅が無人化されたのは平成６年だそうです。
出札窓口が塞がれてますが、
駅舎内は大きく変わってなさそうですね。
雪国の駅舎らしく、
ホームには駅舎の雪除室を抜けて進入します。
駅舎とホームは構内踏切で結ばれてます。
黒沢駅は列車の行き違いが可能な
島式ホーム１面２線構造。
そこそこに規模が大きな駅ですけど、
国鉄時代の優等列車（急行きたかみ等々）は
通過していたみたいですよ。
島式ホームの中央に待合室がありますけど、
こちらも実は開業当時からあるモノなのです。
（建物財産標で確認済）
JR東日本のエリア内にある駅で、
これだけ姿を変えていない駅って珍しくありません？
ドラえもんがいなくたって、
ここなら100年前にタイムスリップできる…かな？
本当に、黒沢駅は昔から
姿が変わっていないのかを確認すべく、
国土地理院のサイトに掲載されてた
昭和23年撮影の航空写真をチェックしてみました。
駅舎とホームの位置はもちろん変わってませんが…
駅舎寄りに単式ホームが写ってる？
当時は２面３線構造だったのかもしれませんね。
駅舎の隣に巨大な倉庫が写っているので
貨物ホームかもしれません。
そのホームがあった場所の現在はどんな姿なのか、
丹念に覗き込んでみたのですが…
訪れた時期が悪かったです。
積雪で何も見えませんでしたわ。
今年の11月で開業百周年を迎える黒沢駅。
駅舎やホームの待合室は来月で竣工から百年を迎えますが、
まさかその月に駅便が廃止されることになるとは…
黒沢駅は無人駅ですので、
木造駅舎はいつ消えてもおかしくありません。
駅便の廃止が
駅舎が建て替えられる伏線でないことを願ってます。
↑（北上駅方面）
岩沢駅
和賀仙人駅
ゆだ錦秋湖駅
ゆだ高原駅
黒沢駅（平成29年４月１日）
小松川駅
平石駅
相野々駅
矢美津駅
↓（横手駅方面）
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