皆さま、おはようございます!

 

北上線の起点駅である北上駅から数えて

2つめにある江釣子(えづりこ)駅

北上線・江釣子駅

大正15年に開業した駅で、

当時は江釣子村(現在は北上市内の西部地域)のど真ん中にあったことから、

この駅名が付けられた駅でしたけど…

 

江釣子(えづりこ)って地名、

どこかで聞いたことがありません?

特に東北にお住いの皆さま!

自分はよーく知ってますよ。

潜在意識に刷り込まれるように、毎日毎日聞かされてた地名ですから。

ここは有名なアレがある地域なのです。

 

ヒントは駅前に立ってた、この観光看板に隠されてますよ。

よーく見てくださいね。

北上線・江釣子駅

 

ジャスコ?

北上線・江釣子駅

いえいえ、違います。

ジャスコでしたら仙台にも、近郊に「多賀ジャス」や「利府ジャス」

「富ジャス」など、いろんなジャスコがありますから。

あっ、正しくはジャスコって呼ばないんでしたっけ?

 

答えはこちら、東北自動車道の北上江釣子インターでした。

北上線・江釣子駅

インターチェンジならどこにでもあるじゃんって?

確かにその通りなのですが、

平成6年に秋田自動車道が東北自動車道と接続する以前は

ここ、北上江釣子インターが

東北自動車道から秋田方面に向かう玄関口でして、

ラジオ番組内で日に数回、交通情報が流れるたびに、

必ず「北上江釣子インター周辺の通行状況」が報じられてたのです。

当時、クルマで営業をしていた自分は1日に3回、

毎日毎日聞かされていた地名ですから

今でも覚えているのですよね、江釣子の地名を。

 

だから、今回の江釣子駅は初訪問なのに、

初めてきた気がまったくしませんでしたわ。

北上線・江釣子駅

 

そんな江釣子駅は単式ホームが1本あるだけの駅。

構内には保線車両の留置線もありますが、

こちらはJRに移行してから設けられたモノのようです。

北上線・江釣子駅

北上線・江釣子駅

 

駅舎は無人駅化後の昭和50年代に建て替えされたモノですよ。

北上線・江釣子駅

北上線・江釣子駅

国鉄時代に刊行された書籍を見ると、

「密閉式の近代的な、過ごしやすい駅舎」とか書かれてましたが

少々物足りなさを感じるのは自分だけかしら?

 

こちらは昭和52年に撮影された江釣子駅の航空写真です。

北上線・江釣子駅

国土地理院のサイトより転載。

 

建て替えされる以前の木造駅舎がバッチリ写ってますよね。

以前は貨物ホームや列車を退避させるための側線があったようですけど、

この時点では既に使われておらず雑草で覆われてたみたい。

このような構内配線の縮小が早かったことが、

駅舎が建て替えが早期に行われた理由かもしれません。

 

国鉄時代、駅前に並んでいた倉庫群は大半が解体され、

現在は住宅地に変わってました。

北上線・江釣子駅

ここは、先に書いたインターチェンジの他に、ショッピングセンターも近く、

目の前を県道が延びる便利な場所ですから。

念のため言っておきますけど、

ここのジャスコも「イオン江釣子店」に変ってますからね。

 

こんな街中にある駅なのに、

日中は列車の到着間隔が3時間近く開く時間帯がざらにあります。

…というか、北上線で運行される列車の本数がそもそも少ないというか。

インターチェンジに郊外型店舗に便利な県道…

この辺りの地域交通の主体は、やはりクルマなのかもしれません。

 

 

訪問駅リスト(JR線)

北上線

 

↑(北上駅方面)

柳原駅

江釣子駅(平成29年3月14日)

藤根駅

立川目駅

横川目駅

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ほっとゆだ駅(平成29年3月14日)

ゆだ高原駅

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↓(横手駅方面)


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