皆さま、こんにちは!

 

今日は2年半前に訪れた熊本電鉄菊池線から

須屋(すや)駅の訪問記です。

駅舎はなく、ホームが1本あるだけの無人駅ですが、

菊池線が開通した大正2年に開設された駅だって言うんですから

ビックリです。

長い歴史を持つ須屋駅、ただの無人駅ではなさそうな予感が…

 

須屋駅は熊本市と合志市のほぼ境にある駅で

辺りを住宅地に囲まれた駅でした。

こちらが駅の入口、緩めのスロープが設けられてましたよ。

 

こちらが須屋駅のホームです。

カーブ上に設けられた駅ですけど、

ホームの上屋がカーブに沿ってカットされており、

列車に乗り込むお客さんを雨に濡らせないという配慮を感じました。

熊本電鉄、なかなか粋ですね。

 

須屋駅の駅名標を見る。

勘亭流っぽいフォントがかっちょ良すぎます!!!

「みついし(三ツ石)」駅の箇所が汚れてますが、

三ツ石駅が平成13年に開業する以前に隣接していた

「くろいし(黒石)」駅の部分を上書きしたからだと思います。

今はこの部分、キレイに塗り替えされたみたいですよ。

 

須屋駅にはこんなベンチがあったのですが、

「ベルジュバンス」って何ざんしょ?

ネットで検索してみると

弱酸性美容法を取り入れた商品を扱う美容品メーカーさん?

ベンチに書かれた「電鉄須屋駅前」の文字に

キュンキュンきちゃいましたが、

弱酸性美容法は男性の自分には今イチ理解しずらいモノでしたね。

たぶん一生縁がなさそう。

 

こうして陽だまりの中の須屋駅で過ごしていたのですけど、

ふと気になったことがありまして…

 

須屋駅が開業したのは大正2年のこと。

路面電車(市内電車)の停留所は別として、

この頃は今と違い無人駅は多くなく、

小さな駅でも駅員さんが常駐されてた時代です。

須屋駅のホームを見ると結構大きめですし、

無人駅の須屋駅も実は

かつては有人駅じゃなかったのかと思ってまして。

そこでチェックしたのが昔の須屋駅の航空写真。

国土地理院のサイトから転載した昭和52年に撮影された写真でした。

駅の入口付近に建物が見えるのですが、

これっひょっとして駅舎じゃないですかね?

 

今は自転車置き場になっている空き地、

ここに昔は駅舎があったのではないでしょうか?

自分はこんな跡地を見て周るのが大好きなのですよ。

過去を振り返ってばかりの後ろ向きな趣味で本当に申し訳ない。

 

須屋駅のホームから北側を見ました。

この先のカーブを過ぎた辺りで

菊池線は平成13年に新線への切り替えが行われ、

その新線上に三ツ石駅が開業しております。

合わせて旧線上にあった黒石駅は新線上に移転、

黒石駅の旧駅跡も見てきましたがこちらは後日にブログにUPしますね。

 

最後は駅のすぐそばにあった保育園(保育室)で〆。

この名称って駅が近いから付けられたモノなのでしょうかね?

小鉄養成所のような気がしてなりません。

木製の架線柱やレールで出来た鉄柵等々…

ブログに挙げた以外にも萌え要素が満載の須屋駅でした。

長い歴史を持つ駅は期待を裏切りませんな。

 

 

訪問駅リスト(第三セクター 私鉄線 ほか)
熊本電気鉄道菊池線

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再春荘前駅(平成28年2月24日)

御代志駅

 

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