皆さま、おはようございます!
昨年の2月、熊本地震が起きる2か月前に熊本県を旅しました。
目的は熊本電鉄の駅巡りです。
停留所タイプの駅ばかりの路線ですけど、
面白いロケーションにある駅が多いのですよ。
今朝はその中から菊池線・三ツ石(みついし)駅の訪問記です。
三ツ石駅、どんな場所にあるかというと…
ずん!
ずずん!
ホームの半分が、
高速道路(九州自動車道)の真下にある駅でしたの!
橋の下にホームがある駅は全国各地で見れますけど、
道路の築堤の真下にホームがある駅は珍しいと思いますよ(歩王調べ)。
三ツ石駅が開業したのは平成13年のこと。
熊本電鉄では新規開業駅としては一番新しい駅だそうです。
駅の移転も含めると、平成20年に移転した新須屋駅がもっとも新しい駅でした。
三ツ石駅は無人駅で、駅舎がなく単式ホームがあるだけ。
こちらがその単式ホームで、見ての通り、
半分が高速道路の真下にあるため日中でも真っ暗でしたの。
雨風から身を守ることが出来るし、夏場はヒンヤリしてそうだし、一石二鳥!
菊池渓谷や白川水源に行かなくても避暑は三ツ石駅で出来ますぜ。
…夏場の三ツ石駅に行ったことはありませんけど。
ではなぜ、こんな場所に駅が開業したかというと、
菊池線の須屋駅-電波高専前間は
元々は国道387号線沿いにあったのですが、
国道の拡幅工事の際に菊池線の用地の転用が必要だったために移転、
その際に、須屋駅‐黒石駅の中間地点に設けられたのが三ツ石駅でしたのよ。
こちらは昭和51年に撮影された航空写真でした。
赤線は当時の菊池線で緑線が新線区間ですが…
線で塗りつぶしてしまって見づらいですけど、
この時点で既に新線区間の用地が確保されていたようですね。
九州自動車道はこの年(昭和51年)に開通しております。
新線への移転は平成13年と、つい最近の出来事ですけど、
計画自体は相当昔からあったみたいで。
現在は最大で4両編成の電車が運行されてますので、
ホームの長さを確保するために、
このような形態になったのではないでしょうかね?
なお、新旧線の分岐点は三ツ石駅のすぐそばにあります。
赤線が旧線跡でした。
廃線跡は国道に転用されたために面白味はありませんが、
駅から歩いてすぐの場所ですので、訪れた際はぜひチェックを。
三ツ石駅を眺めていたら、くまモン電車がやって来ました。
三ツ石駅は踏切のすぐそばにありますので、
くまモンのドアップも撮影出来ちゃいますよ。
くまモンのラッピング車両は電車もクルマも大人気です。
もちろん自分も大好きですよ。
でも…
この痛レンタカーを借りる勇気だけは
ありませんでしたわ。
訪問駅リスト(第三セクター 私鉄線 ほか)
熊本電気鉄道菊池線
上熊本駅
韓々坂駅
打越駅
坪井川公園駅
北熊本駅
亀井駅
八景水谷駅
堀川駅
新須屋駅
須屋駅
三ツ石駅(平成28年2月24日)
黒石駅
熊本高専前駅
再春荘前駅