皆さま、こんにちは!
今日は熊本電気鉄道菊池線から、
熊本地震の2カ月前に訪れました堀川(ほりかわ)駅の訪問記です。
堀川駅は大正2年に菊池線が開通した際に開設された駅。
菊池線には歴史が古い駅が数多くありますけど、
堀川駅はトップクラスの魅力を持つ駅なのでした。
その理由はズバリ、古い木造駅舎があるからです。
菊池線のほとんどの駅は無人駅化され、駅舎が消滅してしまいましたが、
堀川駅は数少ない、職員さんが常駐する有人駅なのです。
奥に切符を販売する出札窓口が見えますよね。
若い女性の職員さんが対応に当たられてましたが、
今の時代、こんなん書いたらセクハラ罪に問われるのか?
ここでは現在、定期券のみ取り扱いが取り扱いされてるそうですよ。
こちらは付近にある歩道橋の上から見た堀川駅の駅前風景でした。
手前側に見える「からあげ」屋さんの建物は後から増築されたモノっぽく。
タクシーが頻繁に出入りしていて賑わいを見せてた堀川駅でしたよ。
駅舎内はこんな感じです。
フジカラーのベンチがめっちゃ懐かしぃ!
幼少の頃の旅では、フジカラーには本当にお世話になりました。
あとはサクラカラーにコニカ、AGFA等々も。
パトローネの色が、そのメーカーが発色を得意とする色だと
よく耳にしたことがありましたが、あれって本当だったのでしょうか?
パトローネを知らない?もうそんな時代なのですよね。
続いては駅舎を抜け構内踏切を渡ってホームに入りますが、その前に…
駅舎のホーム側にはこんなイラストが描かれてました。
「フォトプラザ クマデン」の看板が書かれているのですけど。
ひょっとして昔、堀川駅は構内で写真屋さんを営んでいたのです?
ちなみに顔が描かれてる彼がパトローネですからね。
デジカメが普及する以前は、
カメラのシャッターを24回押しただけで
フィルム1本が無くなるのがあたり前の時代。
連写なんて、恐れ多くて出来ませんでしたわ。
堀川駅は列車の行き違いが可能な島式ホーム1面2線構造でした。
こちらが島式ホーム、中央部分に短めの上屋が立ってます。
昭和54年に熊本電鉄の貨物輸送が全廃されるまで、
堀川駅では貨物の取り扱いが行わていたとのこと。
どこに荷役ホームがあったのかが気になり、
国土地理院のサイトで堀川駅の昔の航空写真を探してみると…
ありました!
上は貨物輸送が廃止される直前の昭和50年に撮影された写真ですが、
駅舎側に短めの貨物ホームが写ってました。
よく見ると貨車も写り込んでいるような気が…
駅舎の北側に空地がありますが、
この場所に貨物ホームがあったので間違いないでしょう。
ホームの右側に見える空地ですぜ☆
…ということは「からあげ」屋さんの手前側辺りで
貨物の荷役作業が行われていたのかな?
えっ!? 熊本電鉄では電車が貨車を牽引していたんです?
オッケーグーグル、昔に還る方法おしえて。
最後は梁川駅の駅名標で〆ます。
本社が隣接する北熊本駅には敵いませんけど、
他の駅に比べたら堀川駅の魅力は群を抜いてるのではないでしょうかね?
駅ファンはもちろんのこと、
駅に全く興味が無くてもからあげ好きなら満足出来ちゃう、
古い木造駅舎が残る堀川駅でした。
訪問駅リスト(第三セクター 私鉄線 ほか)
熊本電気鉄道菊池線
上熊本駅
北熊本駅
亀井駅(平成28年2月24日)
堀川駅(平成28年2月24日)
新須屋駅
須屋駅
黒石駅
熊本高専前駅
御代志駅
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