皆さま、おはようございます!

 

ホームからオーシャンビューが楽しめることから鉄道ファンに人気の

紀勢本線・湯川(ゆかわ)駅に行ってきました!

すみません、2年半前の話です。

が、その前に…

 

見るからに近代的な駅舎を持つ湯川駅。

昭和10年に開設された駅で、

現在の駅舎は昭和43年に建て替えされたモノだそうですよ。

こんなに大きな駅舎があるのに、

湯川駅の利用者(乗車客数)は1日にわずか10人前後らしく。

駅の様子と実情のギャップにすごい違和感を感じましたの。

 

駅前を見てください。

大きな駅舎に相応しく、こんな広大な広場があるのですよ。

宮脇俊三先生の著書の記述によれば、

この辺りは万葉の時代から続く古道(熊野大辺路)の通過点だそうで、

湯川駅は、熊野詣の際に「湯ごりの地」として賑わっていた

湯川温泉の最寄り駅とのこと。

昭和34年に紀勢本線が全線開通、その後に国道42号線が整備されると

観光の拠点は紀伊勝浦に集約されますが、

広い駅前や大きな駅舎はそれ以前に

この地が観光で賑わっていた名残りなのかもしれませんね。

 

とはいうものの、あまりにも人の気配が無さすぎる湯川駅…

昭和60年に無人駅化され、出札窓口はシャッターで閉ざされてましたわ。

 

自分が湯川駅に訪れたのは(今から2年半前の)7月15日で、

開業80周年を向かえる日の3日前だったようです。

駅舎のあちらこちらに、それを祝うポスターが貼られてましたよ。

上は湯川温泉が描かれていた昔の絵葉書。

観光バスがズラリと並んで随分と賑わっていたみたいですね。

昔は湯川駅にも一部の特急くろしお号が停車していたらしいですよ。

 

こちらは一緒に貼られていた湯川駅の初代駅舎の写真でした。

あらま!昔の湯川駅はこんなに小さかったんだ。

ホームをよく見りゃ、この頃は単式ホームの駅じゃないの。

 

ここですかさず昔の航空写真をチェック。

旧駅舎時代の昭和41年に撮影された航空写真が

国土地理院のサイトにありましたよ。

うむ、確かにこの頃は棒線駅だったようです。

駅舎の屋根と上屋が連なってV字を描く

なんともユニークな形状の駅舎だったみたいですね。

 

そして現在の湯川駅はというと…

駅舎の奥に繋がる通路を通り、地下道を抜けてホームにイン。

列車の行き違いが可能な島式ホームを持つ駅構造に変わってました。

 

さぁてさて、ここからいよいよお楽しみのオーシャンビューです。

心して見てくださいね。

ひゃっほ~う!

 

く~っ、潮風が心地よく最高の気分ですって!

目に前に広がるのは湯川海水浴場。

自分がここを訪れたのは海開きの直前でこの日は誰もいませんでしたが、

シーズン中は大勢の海水浴客でごった返すみたいです。

水着ギャル、もとい賑わっていた湯川駅を見てみたかった…。

 

こちらは構内に貼られていた昔のホームの写真です。

ホームが島式化された以外、景色は大きく変わっていないようですね。

 

それにしても、こんだけ広いホームがあって、

大人数が座れるベンチまであるのに利用者がこれほど少ないとは…

全国各地の絶景駅に大勢の観光客が押し寄せてる昨今、

湯川駅が人で埋め尽くされる日も近い…のかな?

 

 

訪問駅リスト(JR線)

紀勢本線(きのくに線)

↑(亀山駅方面)

新宮駅

三輪崎駅(平成27年7月15日)

紀伊佐野駅

宇久井駅

那智駅

紀伊天満駅(平成27年7月15日)

紀伊勝浦駅

湯川駅(平成27年7月15日)

太地駅(平成27年7月15日)

下里駅

紀伊浦神駅

紀伊田原駅

古座駅

紀伊姫駅(平成27年7月15日)

串本駅

紀伊有田駅

田並駅

田子駅(平成27年7月15日)

和深駅(平成27年7月15日)

江住駅

見老津駅(平成27年7月15日)

周参見駅

紀伊日置駅

椿駅(平成27年7月15日)

紀伊富田駅

白浜駅

朝来駅

紀伊新庄駅

紀伊田辺駅

芳養駅

南部駅

岩代駅

切目駅

印南駅

稲原駅

和佐駅

道成寺駅

御坊駅

紀伊内原駅

紀伊由良駅

広川ビーチ駅(平成27年7月16日)

湯浅駅

藤並駅

紀伊宮原駅

箕島駅

初島駅

下津駅

加茂郷駅

冷水浦駅

海南駅

黒江駅

紀伊井寺駅

宮前駅

和歌山駅

紀和駅

和歌山市駅

 

駅探訪記、旅情報を不定期に更新中。

新着情報がすぐ受け取れる読者登録をお願いします!