皆さま、おばんです!
今朝のブログ記事に引き続き、
ひたちなか海浜鉄道の駅ネタでいかせて頂きます。
ひたちなか海浜鉄道・平磯(ひらいそ)駅です!
大正13年9月に開業した駅です。
自宅に帰ってから、ネットで平磯駅を調べて知ったんですけど、
平磯駅がこんなにキレイになっちゃったのは最近のことで、
1年目前までは、スーパーマーケットを併設した、
複合駅舎だったようですね。
当のスーパーは閉店して久しく、
ここ最近はもぬけの殻になっていたようで。
そんなことで、
敷かれたばかりのアスファルトと、真新しい待合室が、
とても気持ちの良い平磯駅でした。
ホームに出て、ビックリしちゃったんですけど、
終着駅である阿字ヶ浦駅の7両編成分までは及びませんが、
ゆうに5両分くらいはありそうです。
平磯海水浴場も間近ですので、
平磯駅も海水浴場への行楽客輸送のために、
長めのホームを持っていたんでしょうね。
ちなみに平磯駅、
かつては列車の行き違いが出来たそうで、
こちら、昭和50年に撮影された平磯駅の航空写真で、
当時の駅の様子と、海水浴場までの近さがわかります。
現在の姿である棒線駅化に際しては、
海側にあった線路を撤去した場所に、新たにホームを造ったようで、
阿字ヶ浦駅側には、
さて、ひたちなか海浜鉄道の駅名標といえば、
象形文字のようなデザインが有名ですが、
平磯太陽観測センターのレーダーはわかるとして、
クジラですと!?
確かにここ、平磯海水浴場が近いんですけど、
しかもオレンジ色のやつが。
いやいやいや、オレンジ色のクジラなんて見たことがありません。
一応、言っておきますけど、
宮城県にも鮎川という捕鯨で有名な町がありまして、
そこにあった鮎川ホエールランドというクジラの博物館には、
自分、何度も行ったことがあるんです。
クジラにも様々な種類があるのは知ってましたけど、
さすがにオレンジ色のはいなかったような。
オレンジ色のクジラが。
このクジラ、衝撃的過ぎます。
季節は真冬が近づいているというのに、
こんな浅瀬で、笑顔でぷかぷか浮いているんですもん。
道路を挟んで向かい側にあるコンビニに行って、
思わず質問しちゃいましたよ。
「すみません!あのオレンジ色のアレ、なんなんです?」
そしたらコンビニのおねーさんが、親切に教えてくれました。
「あれ、クジラの大ちゃんです。」
大ちゃん!?
そうなんです。
聞くところによると、この大ちゃん、
真夏には子供たちに大人気のクジラで、
背中にある滑り台には、毎年行列が出来るんだとか。
海水浴シーズンが終わっても撤去されることなく、
翌年の海水浴シーズンがやってくるまで、
大ちゃんはここで、笑顔を絶やすことなく佇んでいるそうです。
もうひとつ気になったので、
コンビニのおねーさんに聞いてみましたよ。
「大ちゃんって、地面にくっ付いているんです?」
すると、おねーさん、
「大ちゃんはクジラですから、
もちろん浮いてますよ」
ですって。
話を聞いているうちに、
自分も来年は大ちゃんと遊ぶために、
ここにやって来たくなってしまいました。
大ちゃんのそばには、
産卵のために浜辺にやってきて涙を流しているカメもおりますので、
平磯駅にお越しの際はぜひ、
それにしても、駅名標にもなった大ちゃん、シュールすぎます。
平磯駅(平成24年11月8日)