皆さま、おばんです!
一昨日のことですが、
昨年10月に続き、山田線の駅を再訪してきました。
震災で不通になっている宮古‐釜石駅間の駅を除くと、
山田線で稼働中の駅は全部で17駅。
そのうち、盛岡駅を除くと有人駅は3駅だけなのです。
しかも生まれながらの無人駅は、わずか2駅だけという…
ようは、ほとんどの駅が開業時は駅員配置駅だったのに、
現在は無人駅になってしまった駅なのです。
有人駅時代の遺構探しが止められない山田線。
山田線・蟇目(ひきめ)駅です!
広い敷地にポツンとある小さな駅舎。
一目見て、ここ最近に建て替えされた駅だとわかります。
蟇目駅は昭和9年11月に開業しました。
開業当初から駅員配置駅でしたが、昭和57年に委託化、
同時に駅構内の行き違い設備も撤去され、
平成15年には開業当初から使用されていた駅舎も
撤去されてしまいました。
そんな蟇目駅でしたが、
国鉄時代の遺構である行き違い設備は、
現在は単式ホーム1本だけの蟇目駅ですが、
奥に見えるY字分岐が示す通り、
ここにはかつて、行き違いが出来る配線があったのです。
ホームの向かい側には、草木で埋もれてしまっておりますが、
昭和57年から使用休止となった上り線ホームが、
現在でも残されておりました。
草木の隙間から、わずかにホームが顔を出しております。
こんな感じで、
貨物輸送で賑わった国鉄時代を偲ぶことが出来る駅が、
国鉄時代を色濃く残す山田線。
来月から始まる「18きっぷシーズン」には、
是非とも多くの皆さんに、訪れてほしいですね。
↑(盛岡駅方面)
蟇目駅(平成24年6月16日)
宮古駅(平成24年6月16日)
↓(釜石駅方面)