皆さま、おばんです!


一昨日のことですが、

昨年10月に続き、山田線の駅を再訪してきました。


震災で不通になっている宮古‐釜石駅間の駅を除くと、

山田線で稼働中の駅は全部で17駅。

そのうち、盛岡駅を除くと有人駅は3駅だけなのです。

しかも生まれながらの無人駅は、わずか2駅だけという…

ようは、ほとんどの駅が開業時は駅員配置駅だったのに、

現在は無人駅になってしまった駅なのです。


有人駅時代の遺構探しが止められない山田線。

その中から、今回はこちらの駅をご紹介いたします。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c06164

山田線・蟇目(ひきめ)駅です!

広い敷地にポツンとある小さな駅舎。

一目見て、ここ最近に建て替えされた駅だとわかります。


蟇目駅は昭和9年11月に開業しました。

開業当初から駅員配置駅でしたが、昭和57年に委託化、

同時に駅構内の行き違い設備も撤去され、

平成15年には開業当初から使用されていた駅舎も

撤去されてしまいました。


そんな蟇目駅でしたが、

国鉄時代の遺構である行き違い設備は、

なんと、今でもそのまま残っているんですよ。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c06165

現在は単式ホーム1本だけの蟇目駅ですが、

奥に見えるY字分岐が示す通り、

ここにはかつて、行き違いが出来る配線があったのです。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c06168

ホームの向かい側には、草木で埋もれてしまっておりますが、

昭和57年から使用休止となった上り線ホームが、

現在でも残されておりました。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c06167

草木の隙間から、わずかにホームが顔を出しております。


こんな感じで、

貨物輸送で賑わった国鉄時代を偲ぶことが出来る駅が、

山田線にはいっぱいあるんですよ。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c06169

国鉄時代を色濃く残す山田線。

来月から始まる「18きっぷシーズン」には、

是非とも多くの皆さんに、訪れてほしいですね。



山田線  


↑(盛岡駅方面)

上盛岡駅(平成23年10月9日)  

山岸駅(平成23年10月9日)  

上米内駅(平成23年10月9日)

大志田駅(平成23年10月9日)  

浅岸駅(平成24年6月10日)・接触編 発動編  

区界駅(平成23年10月10日)  

松草駅(平成23年10月10日)  

平津戸駅(平成24年6月16日)  

川内駅(平成24年6月16日)  

箱石駅(平成24年6月16日)  

陸中川井駅(平成23年10月10日)  

腹帯駅(平成24年6月16日)  

茂市駅(平成23年10月10日)  

蟇目駅(平成24年6月16日)

花原市駅(平成24年6月16日)  

千徳駅(平成24年6月16日)  

宮古駅(平成24年6月16日)
↓(釜石駅方面)