皆さま、おばんです!

今回もまたまた、山田線の駅の訪問記を書いちゃいますよ。


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山田線・松草(まつくさ)駅です!

ちょっと前までは、開業当時の木造駅舎が残っていたようですが、

現在はすべて撤去され、小さな待合室だけが建っておりました。

木造駅舎時代の広い構内が物悲しく感じますね。


山田線は盛岡駅を出て上米内駅を過ぎますと、

起伏の激しい山間部を縫うように走ります。


開業当時は線路の施設も難工事だったことから、

全線開業には時間がかかり、

この松草駅もわずか1年ではありますが、

終着駅の時代があったようなのですよ。

今でも残る、その当時の遺構については後ほど書くとして…


自分は自動車で松草駅にお邪魔したんですけど、

本当にわかりにくい場所に駅はありました。
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細い町道に松草駅の入り口があるのですが、

看板の類は一切立っておらず、

ご近所の住民さんから聞いて、

はじめて画像右側にある階段が、

松草駅の入り口であることを知ったのです。


この階段を駆け上がると…
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松草駅の構内に入ることが出来ます。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c01093

こちら、区界・盛岡駅方向を見た松草駅ホームです。


現在の松草駅は単式ホーム1本1線の無人駅になってしまいましたが、

かつては終着駅らしく、

列車の行き違いが可能な相対式ホーム2面2線構造の駅でした。


そして、この当時の遺構が今でも残っているとか。


そんなことを本で読んだものですから、

松草駅では遺構探しに熱が入っちゃいましたっす。


まずは使われなくなった、旧・下り線ホームの状況ですが…
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c01095

完全に藪で覆われてしまい、

その状況すらも確認することが出来ませんでした 

(TωT)

ただですね、相対式ホームがあった時代に建っていた電信柱が、

今でも姿を残していたんですよ。

ということは、この藪の中には今でも当時のホームが、

そのままの姿で残っているのではないかな…?と。

下り線の線路は、平成なった時点で既に、

撤去されてしまっていたようですね。


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かつての貨物線ホームだったんでしょうか?

使われなくなった切欠きホームが、

ホームの区界駅側に今でも残っておりました。


最後にいつものように、

古い航空写真から、行き違いが出来た当時の松草駅を眺めます。
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そして、下り線が撤去される昭和57年以前の松草駅を、

ちょっぴり妄想してみます。
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昭和55年の時刻表を見ますと、

この松草駅を通過した旅客列車は、上下合わせて15本もありました。

急行列車だけでも「リアス」「よねしろ」

盛岡駅発・盛岡駅行のユニークな急行「五葉」「そとやま」などもあり、

山田線はとても賑やかでした。

周遊券で旅したあの頃が、とても懐かしいです。


現在は貨物列車も姿を消し、

旅客列車も上下合わせて、わずか8本を残すのみとか。

列車で自由に好きな駅に下車することが出来た、

国鉄の時代を妙に懐かしんだ、松草駅の訪問記でした。



山田線


↑(盛岡駅方面)

上盛岡駅(平成23年10月9日)

山岸駅(平成23年10月9日)

上米内駅(平成23年10月9日)

大志田駅(平成23年10月9日)

浅岸駅(平成24年6月10日)・接触編発動編

区界駅(平成23年10月10日)

松草駅(平成23年10月10日)

平津戸駅(平成24年6月16日)

川内駅(平成24年6月16日)

箱石駅(平成24年6月16日)

陸中川井駅(平成23年10月10日)

腹帯駅(平成24年6月16日)

茂市駅(平成23年10月10日)

蟇目駅(平成24年6月16日)

花原市駅(平成24年6月16日)

千徳駅(平成24年6月16日)

宮古駅(平成24年6月16日)
↓(釜石駅方面)