皆さま、おばんです!
今回もまたまた、山田線の駅の訪問記を書いちゃいますよ。
山田線・松草(まつくさ)駅です!
ちょっと前までは、開業当時の木造駅舎が残っていたようですが、
現在はすべて撤去され、小さな待合室だけが建っておりました。
木造駅舎時代の広い構内が物悲しく感じますね。
山田線は盛岡駅を出て上米内駅を過ぎますと、
起伏の激しい山間部を縫うように走ります。
開業当時は線路の施設も難工事だったことから、
全線開業には時間がかかり、
この松草駅もわずか1年ではありますが、
終着駅の時代があったようなのですよ。
今でも残る、その当時の遺構については後ほど書くとして…
自分は自動車で松草駅にお邪魔したんですけど、
細い町道に松草駅の入り口があるのですが、
看板の類は一切立っておらず、
ご近所の住民さんから聞いて、
はじめて画像右側にある階段が、
松草駅の入り口であることを知ったのです。
松草駅の構内に入ることが出来ます。
こちら、区界・盛岡駅方向を見た松草駅ホームです。
現在の松草駅は単式ホーム1本1線の無人駅になってしまいましたが、
かつては終着駅らしく、
列車の行き違いが可能な相対式ホーム2面2線構造の駅でした。
そして、この当時の遺構が今でも残っているとか。
そんなことを本で読んだものですから、
松草駅では遺構探しに熱が入っちゃいましたっす。
完全に藪で覆われてしまい、
その状況すらも確認することが出来ませんでした
(TωT)
ただですね、相対式ホームがあった時代に建っていた電信柱が、
今でも姿を残していたんですよ。
ということは、この藪の中には今でも当時のホームが、
そのままの姿で残っているのではないかな…?と。
下り線の線路は、平成なった時点で既に、
撤去されてしまっていたようですね。
かつての貨物線ホームだったんでしょうか?
使われなくなった切欠きホームが、
ホームの区界駅側に今でも残っておりました。
最後にいつものように、
そして、下り線が撤去される昭和57年以前の松草駅を、
昭和55年の時刻表を見ますと、
この松草駅を通過した旅客列車は、上下合わせて15本もありました。
急行列車だけでも「リアス」や「よねしろ」、
盛岡駅発・盛岡駅行のユニークな急行「五葉」「そとやま」などもあり、
山田線はとても賑やかでした。
周遊券で旅したあの頃が、とても懐かしいです。
現在は貨物列車も姿を消し、
旅客列車も上下合わせて、わずか8本を残すのみとか。
列車で自由に好きな駅に下車することが出来た、
国鉄の時代を妙に懐かしんだ、松草駅の訪問記でした。
↑(盛岡駅方面)
松草駅(平成23年10月10日)
宮古駅(平成24年6月16日)
↓(釜石駅方面)