「グループホームで毎朝食事を作ってから公務等をやっていて身体が持たないのでは?」との優しいお言葉を何度かいただいていますが、私は、以下のような理由で大丈夫ですのでご安心くださいね。
まず、私は適度に力を抜きつつ、その日やるべきことを翌日に持ち越さないようにしていますので、適度の疲れを感じながら布団へ入る時には、「今日もいい1日だった。すべてが上手くいっている」と思いながら眠りにつくことが出来ています。
そう考えるようになった理由のひとつには・・・、高校時代の体育大会でスウェーデンリレーのアンカーを走り切ったのちに死ぬかと思った経験があるからかもしれません。
スウェーデンリレーは、4人の走者が100m、200m、300m、400mの各距離をこの順序で1人ずつ継走する競技ですので、アンカーということは400mの距離を走ったことになります。
私の前に300mを走った陸上部の辻井くんはペース配分をしていたと思うのですが、それでも走り終えて倒れてしまっていましたので、ペース配分を知らない私が全速力で400mを走ったのですから、死ぬかと思ったのも当然かもしれません。
走っている途中で、「これ無理かも・・・」と考えたと思うのですが、みんなが応援してくれていた手前ペースを落とすことが出来なかったのでしょうね。
また、このリレーを走った時はボクシングに打ち込んでいて、毎朝ロードワークをしていましたので体力には自信があったのでしょうが・・・、さすがに400mを全速力で走るのはきついですよね。
実は、私のボクシングの指導者からも同じようなことかどうか分かりませんが・・・、当時の指導法で似たようなことを言われていました。
それは、ボクシングの試合で1ラウンドから倒しにいかないということでした。1ラウンドで倒しにいくと倒されるリスクもあるが・・・、1ラウンドは様子を見て、2ラウンドと3ラウンドで確実に相手を弱らせて、4ラウンド目に倒しにいく・・・、というものでした。
400mを全力で走れないのと同様、ボクシングも4ラウンドであっても全力で戦えないので、適度に力を抜きながらということなのかもしれません。
これは人生も同じなのだと、その当時から考えるようになりました。長い人生を常に全速力で走り抜けることは出来ないので・・・適度に力を抜きながら走り続ればいいと考えたのでしょう。
上記のようなことを、スポーツとは全く関係のないグループホームで考えていましたが・・・、そんなことを考えながら仕事をしていること自体が気楽にやらせていただいている証拠なのかもしれません。