小学3年生以下の児童の留守番などを

虐待に含めようとした

埼玉県の虐待禁止条例の改正案。


現実離れした改正案に、多くの署名が集まった。

改正案自体は様々に論議されている。



私の経験から感じたことを書きます。


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  本当の虐待児の救出が優先


留守番を虐待に含めるか?

 

そんな次元の議論ができる政治家は、

実際に虐待された児に会ったことがないんだな。

 

そんな印象を受けた。

 

 

保育所を整備するときもそうだが、

預ける側の大人の都合が優先されがち。

 

どんな育ちが子どもを幸せにするのか?


どんな保育が子どもの豊かな情操を育むのか?


せっかくならそういう議論をしてほしいと願う。

 

 

 

学校や施設を訪問すれば、

養育が行き届いていない家庭は

間違いなく把握できる。


ボランティアの募集だったらどこにでもある。


どうぞその子の声に、耳を傾けてほしい。


自分からは話さないことも多いけれど、

どうぞ聞こうとしてほしい。



児童相談所は人手が足りない。

まずは、本当に虐待されている児の支援が先。

命の危険がある児を救いきれていないのだから。


日本は多くの自治体において

保護された一次保護所からは学校にも通えない。


優先的に支援する児へのリソースが

圧倒的に足りないのに

虐待の定義を拡大すべきではない。




  赤ではなく、青

 

虐待児から聞いた声を少しだけ書こうと思う。

 

私はブログでは

特定の誰かのことは書かない

複数を総じて書く と決めている。

 

次のことは

特定の誰か1人に当てはまることではない。


残念だが、それだけ虐待は多い。

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ちょっとしたケガをした場合、

ヒトの生体反応として皮膚は赤くなる。

 

 

低年齢児の絵もそう。

一般的なケガは赤で表されることが多い。

 

(血が出るからというのも大きいが)

 

 

だが虐待児は知っている。

ひどく殴られると青になるのだ。

 

そして、暴力によるあざはなかなか消えない。

 

 

全体的な学力が低く、語彙が乏しくても

体験から知った事実には強い。

 

 

 

〈比較的軽い〉ものから例を挙げれば、

「つねる」という行為を知らなければ

その単語はわからないはずなのだ。

 

望まれない語彙が多く存在する。

 

理解する語彙や知識は

年齢相当に順を追って習得させてあげたい。


それが子どもの幸せというものではないか?

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  幸福な家庭はどこも似通っているが…

 

 

虐待の「真理」だと感じる言葉がある。

 

それがこちら。

 

幸福な家庭はどこも似通っている。


だが、不幸な家庭は

その家庭の数だけ不幸の形がある。

 

 

慶應大学医学部を出て医者にならなかった

男性(母親からの壮絶な教育虐待を受けた)

の手記を読む過程で知った言葉だ。

 

親が暴力を振るうのと

食事を作らないのとでは、不幸の形は違う。


さらに

山のようにケース事例があるのが心理的虐待。


簡単に総括できないのが虐待だと捉えている。

 

 


不幸の数の、ほんの一例にでも触れてみれば

救うべき児の一部は見えるのではないか?



 

長くなったのでこちらへ続きます。

右矢印埼玉の虐待禁止条例② 虐待児の親が作れないもの





 

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