7日、渋谷で映画『ザ・コーポレーション』 を観た。
このブログを立ち上げる少し前に『映画 日本国憲法』のジャン・ユンカーマン監督 にインタビューしたんだけど、
そのとき彼に紹介してもらったのだ。
カナダの凄腕ドキュメンタリー監督が撮ったそうで、オススメとのこと。
で、公式サイト
を見ると、
あらら、
7日の上映後にユンカーマン監督がゲストとして登場するっていうじゃないか。
題目は「ドキュメンタリー映画が社会に対抗する力について」。
こりゃ面白そうだ!
と、
思った人が多かったようで、
満席につきツジウチ入館できず!
立ち見なら入れたんだが、何せ本編が2時間以上もあるとゆーんで挫けた。。。
ううむ、整理券が出る前に来るべきだった。
すみません。ナメてましたね自分。
ま、別のフロアでも30分遅れで上映するっていうから、
トークショーは断念して映画だけ鑑賞。
グローバル化が進む資本主義社会における企業倫理を問う……いや、
「問う」ってゆーよりもっと過激だな。
労働搾取とか公害問題とか何だとか、
ちょっと情報過多かな?とも思ったけど、
ボリビアの水道民営化を民衆が阻止した話は印象的だった。
水がバカ高くなりゃ普通に怒るわなー。
民間のノウハウで効率化ってのが公共事業の肝だと思うんだけど、
そこで利益追求されちゃタマランって実際。
あと商品取引業者の告白(?)も凄かったなぁ。
9.11の大惨事を見て「金が上がるぞ」 だって。
ゾッとしながらも、正直、「なるほどね」とも思った。
生業について、いろいろ考えさせられる映画です。
雑誌ライターである自分も思いっっっきり資本主義社会の一部だから、
こういったドキュメンタリー作家から批判されうるんだろうな。
「国内二輪市場が盛り上がりますよーに」なんて頑張ってたりもするんでね。
「この公害野郎」とかマイケル・ムーアあたりにやられたら泣いちゃいますって(苦笑)。
そうそう。
本作にはマイケル・ムーアが出てくるんだけど、やっぱあの人、面白い。
あと、ノーム・チョムスキーも出演する。
僕が尊敬する人物のひとりだけど、
今回の発言には「そんなもんッスかねえ?」という部分もあり複雑。
いやぁ、ユンカーマン監督の講演を聴けなかったのは残念だったけど、
幾つか知っておくべきことを見せてもらったんで良しとするか。
いまんとこグローバル経済は上手く回っているようで日本も株価イイ感じだけど、
その裏でも何かマズイことが起きてるかもしれないって視点は必要でしょう。たぶん。
ただ、ですね。
こんな小っちゃいパンフレットが500円っつーのはどうなの?
なんて(笑)。
中身が面白そうだから結局買ったんだけど。ちなみに全40ページ。
さて『憲法9条の逆襲』の執筆は今日から3章目に突入だ。
イラク取材など経験されている映像ジャーナリスト氏から話お聞きしてるんで、
そのあたりも熱く、濃く。